えんまさんのお寺 長寳寺

歴史・文化財

歴史

当山の開基は坂上田村麻呂の娘で桓武天皇の妃“春子姫”です。
延暦25年(806)桓武天皇崩御により、春子姫は弘法大師に帰依し剃髪し慈心大姉となられ、坂上田村麻呂が大同年間に(806〜810)に創建した長寳寺の開基となったのです。
後醍醐天皇が吉野に皇居を移されるとき、当山を仮の皇居とされ『王舎山』の山号を賜りました。
後に広い堂宇も元弘の乱・建武元和の兵火にあい、ことごとく焼失しました。
現在の本堂と庫裡は、天保年間(1830〜44)第33代慈源大姉の代に再建されました。
坂上春子姫の墓所

文化財

長寳寺には数多くの寺宝があります。

鎌倉時代(建久3年)作と伝わる重要文化財の銅鐘 建武2年 坂上利増が寄進した重要文化財の佛涅槃図

重要文化財のこの2点以外にも数多くの寺宝があります。