韓国旅行、または香港旅行を企画していたのが企画倒れになり、旅気分が高まる私

舞い降りてきたのはElenaさんが送ってくれたユーロとたまたまテレビでやっていた
サモトラケのニケの特集。『パリに行きたい!』突然気分はパリになだれ込みました


それからは弾丸で予約をとり、飛行機とホテルのみ。
こだわったのは直行便エールフランスとオペラ地区のホテル。
すごく安くで取れました。しかし、燃料サーチャージがなかったら
4万ほど安いのか?!この旅は。悔しい〜

これが私をパリに連れて行ってくれたビスクベア
とりあえずお供の犬ならぬ頼りない娘をアシスタントに連れて約12時間?
着いたらそれは夕方のパリ,CDG(シャルルドゴール)空港でした。
添乗員もなにもないという事は全部自分でやる事。
とりあえずは日本人ツアーに紛れていたらちゃんと入国できます!
空港を出たらホテルまで現地の人と同じようにロワシーバスでオペラ座まで向かいます。

夕方はパリもラッシュ時なのでロワシーバスが着いたらもう結構暗い感じでした。
でもパリの街中は明るいです。突然見えるオペラ座の荘厳な感じ。
ここからはグーグルアースでホテルまでの道のりをアシに何度もシュミレーションさせていました。
ネットってすごいですね。知らない町でもマドレーヌ寺院の横をすりぬけ途中、目印のエディアールのショップで美味しそうな果物をゲット。(これがこの日の晩御飯になった)
そしてこの道の角を曲がると・・・もうホテルに到着!
使える!Google !

★★★クラスのホテルでは英語も話してくれるのでチェックインも
バウチャーやらパスポートやら帰りの飛行機のチケットを出して
名前を書くとキーをくれました。

パリで最初のお買物はホテル近くのエディアールというお店でイチゴと黒すぐりを買いました。
フランスのお買物は近くの店員さんに『ボンジュール(またはボンソワール)、マダム』とかと
挨拶をしてからこれを下さいと(私の場合いは サ、シルヴプレと適当に)
お願いをしてから伝票を書いてもらいます。
その後その伝票を持ってお支払いに行ってからレシートを持って元の店員さんから商品を頂く
というパターンが多いです。
以前、パリでいきなり日本と同じようにパンを掴んでレジに並ぼうとしたらパン屋のマダムに
怒られました。(汗商品は触らないようにして、お金は先。というのがほとんどです。
この日はこのフルーツが晩御飯になって早々に寝てしまいました。
物価は高いですがフルーツは美味しかったです。

《木曜日》
朝から起きてホテルで朝食。クロワッサン、フランスパン、カンパーニュパン取り放題。
ヨーグルトも、チーズも色んな種類があってダノンヨーグルトのフルーツ美味しくて2個食べてしまった。
ポットいっぱいのカフェでお腹いっぱい。

地下鉄の駅で切符のところを苦心して見ながら回数券を買う。(買い方はちゃんと調べたほうがいいです。)
10枚綴りですごくお得。ちなみに切符が10枚出てくる。1枚の切符で色んな線をのりついで行けるので
メトロ(地下鉄)はすごく便利で今回の旅でガンガン乗り回しましt。
自分が行きたい方向の最終駅を見たらあとは切符を通して電車を待つだけ。
電車のドアは自分で開けるので中から降りる人がいたら自動で開きますが自分でボタンを押したり
ハンドルを上げたりして開けないといけないときがあります。ここは日本と違ってドキドキ。

シャイヨー宮からエッフェル塔を見に行きました。エッフェル塔を見たらやっぱりパリに来たな〜って
感じで感動します!
ちなみに、オーストラリアから来ているANAちゃんが、『エッフェルタワーと東京タワーはどうちがう?』

と聞いてきましたが、私が思うにエッフェル塔の周りには高いビルとかなくって広いところに優美に建つ
その存在感とオレンジ色(赤)に塗っていないので宮殿とか歴史的な建築物にも溶け合ってオシャレな
感じがするんですよね。まあパリでもこれが建った時には賛否両論だったみたいですが。

今ではすっかり人気の観光名所。ネットの情報などで、エッフェル塔に登るには切符買いで何時間待ち
エレベーターに乗るのに何時間待ちとあったので実際のぼるのは諦めていましたが
なんとこの日はとても少ない感じだったのでガッツリ上まで上がりました。
昔来たときと違って警備員がバッグをチェックします。(空港みたいに機械に通す)
トロア・メタージュ(3階)まで切符を買っていたのでのぼりました。見晴らしは・・・ちょっと曇った感じでした。
でもエッフェル塔から一望する景色はなんとなくいいです。パリの11月はすごく寒かったので上で売っている
ショコラ・ショー(ホットチョコレート)を飲みましたが甘党の私がうなるくらいの甘さでした。

そしてフランスのカフェはいわいる エスプレッソに相当する濃いヤツです。
胃がやられるかと思いました。ご注意を。
(だけど飲み物持って上へ上がれません。パッグチェックで没収されるみたいです。難しいところですな。)
自由な旅の良いところで、特に計画してなかったのですがエッフェル塔からサクレクール寺院が見える。
そんなに遠くなさそうな気がする。これはモンマルトルまで行って、是非に布を見たい!!!
またまた地下鉄に飛び乗って今度はモンマルトルまで行きます。
有名な場所なので治安も悪く、メトロの駅は落書きでいっぱいでしたが真昼間だったので危なくもなくいけました。
ネットで調べていた布の店はサクレクール寺院から向かって右手にすぐ見えます。
オペラ付近から15分〜20分くらいで行けるでしょうか。結構近かったです。
美しい白亜のサクレクール寺院。下では怪しげな方々が観光客を狙って話しかけてくるので
写真もそんなに撮らずにさっさと離れます。この前の道に沿ってパリのユザワヤ(そんな感じ!)がありますよ〜♪店は撮影禁止なので撮れませんでしたが3階くらいまで手芸品がたくさんありました。
お目当てのシルク(ソワ)は1階にあり、値段はかなりするのですがこんなの見たことないよ。
というシルクに一面の刺繍が入った素晴らしいお品…。花柄もたくさん、色もたくさん、玉虫もたくさん・・・

貧乏旅行だったので1メートルしか買えなかったけどワクワクするような状態です。
ゆっくりと見て回りたかったのですが『時間に限りがあります』とアシスタントに急かされて…
あと自分の中でブームになってるタッセルだけ買いました。
ここにはブロードの目新しい感じのものがなかったのですがとりあえず向かいの店にも入りました。
←私の買ってきたソワ(絹)。カッティングを待っていたら
横のマダムが『あら、ステキね』(想像)と触ってきました。
どこでも手芸好きは同じようでパリのユザワヤもどきも
混みこみでした。私はよく見ていないのですが、ファブリックに
適しているような分厚い布や、見たかったジャガード織のもの
も安くで充実しているようです。
前の店にブレードがたくさんあったのでベア用にたんまり買いました。
マダムに1,2mずつカットしてもらうんですが
途中でため息つかれました(汗
ここでも先に伝票書いてもらってお支払いだったのでレジ前で
ステキなハサミを見たけど買えなかったよ〜
混んでるし、たくさん見るものがあるのでここ目当ての方はたっぷり時間を
とりましょう!ちなみにうっかりしてると100ユーロ札が飛んでいきます。

パリにもコンビニっぽいところはあります。
スーパーやコンビニでは自分で商品をカゴにいれてレジに持っていくので買物もしやすいです。
物価が高いパリでしたが生活に密着したものは安いようでした。
『エビアン』とか飲むヨーグルトとか…
夕方はエレーナさんと待ち合わせていたのでつもる人形話をしながら
シャンゼリゼの方まで連れて行ってもらいました。パリで友達に会うなんてなんだか不思議な感じ。
途中Grand Palais↑で開催しているシャネルのデザイナーなどを
勤めた カール・ラガーフェルドの「The Little Black Jacket」
という写真の展示に連れて行ってもらいました。
こんな歴史的な趣のあるパレスで斬新な展示というギャップが
パリっぽくて凄かったです。夜のここを写真撮っておけばよかった。
すごい迫力だったのです!
警備の黒服もMIBの方々のようでした(笑
観光でこんなところに行ったりしないのでとってもラッキーでした。
帰りにポスターもらいました。

《金曜日》
この日は朝からベルサイユ宮殿へ観光です。
行き方は何種類かありますが中できっと歩くだろうと思い、メトロとバスで宮殿の門の前まで行く方法にしました。
バスの車窓からベルサイユへ近づく1本道の
両脇に建つ豪華な建物を見る。
きっとこれは昔の貴族様のお邸だったのだろうね〜
ベルサイユで部屋を持つ事はかなりの名誉だった
らしいけど、この近くに邸を持てるのも
かなりの貴族様だったんだろう…

そうこう思い巡らすうちに霧もやの向こうから
太陽王ルイ14世の銅像が…

ベルサイユ宮殿の素晴らしさは私がわざわざ言う必要もないでしょう。
今回ここでは観光ルートには入っていないプチ・トリアノン宮に行くのが
目的でした。中を走る乗り物に乗ってマリー・アントワネットが愛した
プチ・トリアノンとその周りのお庭を存分に満喫することが出来ました。

またここに入っているカフェ、アンジェリーナはモンブラン発祥の店と言われ
頼んだモンブランは大変美味しかったです。中はスポンジでなく甘くない
生クリーム?の中になんだかカシュっとしたメレンゲのお菓子のようなものが
はいっておりました。
お昼ごはんに食べたサラダは栗、くるみなどが入っており、ドレッシングは
ビネガー風味なのにハチミツも入っているというなんともいえない美味しさで
お気に入りになり家でも作っています。
秋のベルサイユを寒い中枯葉を踏みしめて散歩する感覚は私の言葉で文章に出来ません。
その雰囲気がいつまでも頭に残っています。
しかし、この日のベルサイユはすごく寒かったです。お庭ももっとみたいアポロンの噴水まで
行く元気がなくなってしまいました。パリへ帰ってあったかいスープを飲んで
少し元気になってから会社の友達に頼まれていた手芸店を目指してレアルまで
メトロを乗り継いで行きました。
パリのメトロはエレベーター修理中やエスカレーターが
止まっていることなどしょっちゅうでした。
このときも長い階段を使って歩いてくたくたでした。
早い夕暮れですっかり夜みたいになって(6時くらい)
大きな荘厳なサン・シュタッシュ教会を曲がると
そこに小さいラ・ドログリーがありました。
教会は美しい外観をしていてパイプオルガンが有名だった
ようですがこのときはただただ走っていたのでよくわかりま
せんでした。

ドログリーのお店は心斎橋にもあります。置いているものはそんなに変わらないと思いますが7時閉店にもかかわらず中は人でいっぱいでした。なんだか世界中に手芸好きがいますね♪(お値段はもちろん日本より安かったです。)
ここもパリのお買物システムで順番を待って注文をしてお金を払ってから商品をもらうのでかなり時間がかかりました。
ほかに買いたいものもあったけど、時間がかかりすぎて挫折しました。
だけどドログリーにいるマドモアゼルたちがおフランスのセンスでいろんなアクセサリーを作っているのを見れてステキでした。
のあと、またホテルのロビーでエレーナさんに会って
コンコルド広場からルーブルの方まで散歩しました。
途中『焼き栗いりますか?パリに来たらみんな買います』という彼女の言葉で
道に売っている焼き栗を買いました。小さい新聞でコーンを作ってその中に
10個くらい?栗がはいって5ユーロくらいでした。
その時は特になんとも思わなかったけど今は焼き栗が食べたくて
たまに甘栗を買っていますがこの味じゃないな〜

その後、ギリシャ料理の店でご飯を食べてお別れしました。
エレーナさんは春に日本に来るそうなのでまた再会できそうです。

あ〜パリ観光もあと一日になってしまいました。


《土曜日》
朝、またホテルで朝食をたっぷり食べてから一番最初にルーブル美術館を目指します。実は私はルーブルはもう3度目。
だけど初めての娘には名画中の名画を一目でも見せなければパリに行ったと人にも言えないのでは?
と思い、ルーブル美術館早周りの本を買ってその通りにまず 『モナリザ』を目指しました。
←この本はおすすめです。
あの扉から入ってあの角をまがったエレベータに乗った裏側が
・・・と天下のルーブル美術館も我家のように紹介していて
本当に時間のないとき、または説明するときに役立ちました。
はやまわりの本のおかげで、モナリザの前はまだガラガラで
じっくりとその名画を堪能できました。
そして、ありがたくもルーブルは写真OKなので
撮影もさせてもらいました。
さすがにモナリザの前には警備員がいましたがたいていの
名画は、さぁご自由にご覧下さいとばかりに近くで堪能できます。
小学生らしいパリっ子たちがスケッチブックを持って好きな名画
を模写しています。こんな環境ならパリの人たちは芸術的になるよね。
と納得しました。
そして、私をパリにいざなったあの美しい姿が
サモトラケのニケは光が降り注ぐドームのようになった
階段の上にあらわれました。
船首についていた守り神とも言われています。
雄雄しく広げた羽根。風をうけて舞う衣服の裾。
なんとも神々しい未来を暗示するかのごとく
有難いお姿でした。
やっぱり来て良かったよ〜

とにかく、ルーブル美術館は美術品の宝庫。
さすがのミロのビーナスの周りは人がいっぱい。

とてもページが足りないので残念
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