ルーブル美術館の続き

もう、そこらじゅうすごい絵画や彫刻がわんさかある中。
この天使様だけは格別に気に入っちゃいました。
恋月姫を思わせるインタリオアイのおめめです。
ムッチリ具合も好みだな〜。
こんな男の子また作ってみたいです♪
これがパパに抱かれる天使様の
全景。近くに犬もいますね。
ただのお散歩だったら大笑い。
フランス語なのでタイトルは
読めませんでしたから。
『(ルーブル)宮殿の端っこまで
行ってみたい。』という娘を
ひっぱって次はシテ島まで
また地下鉄で移動です
シテ島はパリを流れるセーヌ川の中州にある小さい島なんですが
ここにパリ市庁舎があります。←なんてルネッサ〜ンス

ここでは娘が有名な『パリの署名詐欺』に追いかけられてちょっと
怖い思いをしました。
ユニセフなどの署名を装って、お金やカードを巻き上げられるとネットで
読んでいたので毅然と断って追い払いました。けっこうしつこかったです。

ここには有名なコンシェルジェリー牢獄のあとがあってマリー・アントワネットの独房とか
見学できるのですが、華やかなるロココに君臨したアントワネットをベルサイユで見てきた
あとだったのでとてもそんな 哀しく暗いところに行く気にはなれませんでした。

私の目的はそう、ノートルダムのガーゴイルたち  →
シテ島は本当に小さい島だったので橋を渡って知らない間に向こう岸についてしまっていたりと
大変な思いをしました。場所がわからず道に迷いましたが、小さい男の子と遊んでいる
金髪のステキなパパさんに地図を持って聞いてみたらやさしく教えてくれました。
フランス人も優しかったですよ。
店員さんなども、娘に、『あなたのコート、とってもステキね』などと英語で話しかけてくれたりでした。
まぁどこの世界でもいい人はいますね。
やっとの思いでたどり着いたノートルダム。
有名なバラ窓を見たあと
本当は上のキマイラ美術館(ガーゴイルが
いっぱいいる)に行きたかったんですが。
300段の石段をあがる元気がなく
やむなく断念しました。
そういえばガーゴイルペンダントを作ろうと
思っていたんだ!
思い出したので今年中に作ることにします!

その後、シテ島を出て左岸に渡りピエールエルメのお店に『マカロン・イスパハン』
を買いに行きました。これは数年前に東京のディズニーランドの近くで
初めて食べてとっても美味しかったのでパリにきたら是非と思っていました。

パリの観光本についているマップを頼りに行きましたが
実はこのマップが間違えていたらしく、さんざん苦労しました。
パリの街角は角に道の名前や番地が書いてあるので
パリに着いたときにちゃんとしたマップを買ったほうが
わかりやすいと思います。
ここでも長い行列のあと、順番を待って店員に
あれを下さいと言ってお金を払い、受けるという
システムです。もうすっかり慣れました。
そのあとは行きたかった
『奇跡のメダイ教会』これは
密やかな入り口をやっと見つけて
行こうとしたところ、その日はもう
扉が閉じられてしまい、中から出てきた
シスターが『ごめんなさい、今日はもう
終わりの時間なの、また来てね』という
感じでがっかりした私の手を握ってくれました。
ここで幸せになるメダルを
欲しかったのですが残念です。
ボン・マルシェも近くなので行きました。ここは日本のスーパーと同じで
自分でカートにいれてレジに持っていけます。普通よりもちょっと上等のスーパーって感じです。
ありとあらゆるものが売っていますが、日本より物価は高めな気がしました。
バターやチーズは安いのかな。
でもバターもそんなに日持ちしなかったです。ガンガン食べるのかしら?
中にはエスカルゴの瓶詰めやら見たこともないような食材がたくさんあり
さすがフランスだな〜と感心しました。
ここからメトロに乗ってまたまた移動です。目指すは15区のアンドレ・シトロエン公園
うっそうとした木立を歩くと
    ほら、木の間から見えてきた!


ジャジャーン。気球です〜!
この場所からマンション10階分くらいまで上がって
降りてくるだけの気球ですがとてもとても乗りたかったのです。
ですがこの日は雲が多くて気球をあげてもらえませんでした。
こ、ここまできたのにーーーーーー
すごく残念。
ですがまた次回のお楽しみにすることにしましょう。
疲れた足をひきずりながらとりあえずホテルに戻りました。
帰りにマドレーヌ寺院近くのFAUCIONでサラダとサンドイッチを買いました。
ここは美味しいんだけど本当にお高くて、このセットでも2000円超えです。
でもグーグルアースでこのお店の前まで来たらちょっとだけ中(店内)に
入ることが出来るのです。私達の泊っていたホテルとかも。
パリから帰ったあと何度となく懐かしくてグーグルアースで遊んでいました。
バジルかほうれん草で色づけされた緑のパンにオレンジのサーモン
サラダもいろんな種類の野菜やナッツ、鶏やハムが入っていて
美味しかったです。さすがフランス。
特にサラダにナッツ、栗とかがはいっているというのは新鮮な感じがして
家でも美味しかったのでやってみましたが
やっぱりどこかが違う〜

マカロン愛好家の娘はFAUCIONのが一番美味しいかもと言ってました
ぎりぎり時間があったので急ぎ足でオルセー美術館に行く事にしました。
弾丸の旅ならではの強行突破です。
閉館一時間前にダッシュで見て回ることをよぎなくされましたが
私の好きなルノワールの『都会のダンスと田舎のダンス』や
カバネルの『ビーナスの誕生』も見れましたし、今回はリニューアルで
オルセーの壁とかも替えているのも見れました。ちょっと美術館というより
豪華なお邸に招かれているような雰囲気でした。まったくお城〜なルーブルとは
また違った感じで楽しいです。

企画展ではどうも絵画の中の衣装を実物を作って展示するというのをやっていたのですが
とてもとても時間がなく、ささーっと見ただけでした。
クリノリンのはいった華やかなドレスもルノワールなどの画家たちの描く絵画と同じで
すごくおもしろそうな企画でした。あー、きっと逆なんだ、絵は見て描かれているから
その当時の衣装って感じですよね。
だけど、当時のパリの布がステキ。細かい地模様やローンの生地に飛ばされた
柔らかい水玉も繊細なレースも現代では手に入れるのは厳しいですよね。


閉館前に絵ハガキを買おうと思っていたのですが
早々と布をかけられてしまってろくに見れませんでした。ミュージアムショップも
大好きなんですが残念です。
閉館時間までに追い出されるように出てきましたが
パリは夕暮れになっていました。まだ青い空が少し残っているのに
電灯がともされて不思議な色合いです。
オルセーの時計を撮ったのですが下のポスターもいい雰囲気です。
今回、メトロなどで何度もオルセーのポスターを見かけたせいか
このマネの『女とオウム』という絵がとても印象的で好きになりました。
この絵を見るたびに夕暮れのパリに浮かび上がったオルセーも
思い出すと思います。
さてさて、1日歩きまわった足をひきずりながら
ここだけは押さえておかなきゃとギャラリー・ラファイエットを目指しました。
もちろん、一流百貨店であるこの店ですが
ヴィトンもプラダもディオールもシャネルも縁がなくてもこの美しいアールヌーボーの
ガラスドームとバルコニー。こんなキレイな百貨店ってあるでしょうか?

クリスマス準備でおなじみのツリーは今年はスワロフスキーでした。
色変わりするキラキラのツリーがキューポラ(丸天井)の真ん中にそびえる様に
美しく飾ってありました。圧巻!

こうして弾丸のパリツアーは終わり、翌日は雨の降る中
パリで一番キレイなアレクサンドラ三世橋を通ってシャルルドゴール空港に
向かいました。
実は帰りはまた飛行場で大変だったのですよ!切符の替え方とか解らなかったり
出国手続きがわからなかったり。
でも人間、やればなんとか出来るもんですね。
フランス語の簡単な会話どころか英語もまともに話せない私が
よくもこんな旅できたと今でも思います。
ですが自分で歩き回った旅はツアーで楽チンに行った時よりも
心に残ることが深いような気がします。
きっとまたいつかお金貯めて行こうと思っています。
今度はもう少し余裕もったスケジュールで(反省)


長々とお付き合いくださいましてありがとうございます。
私でも行けたんですから皆様も自信もって行って下さいね!

Au reboir