■股関節の痛み
股関節の痛みの場合、来院された方で多かったのは歩くときに痛い、体重がかかると痛い、曲げたときに痛い、というものです。
どこが痛いのかも大切ですが、それよりもどういったときに痛いのかが痛みの原因を知る上で重要と考えてます。そして骨盤の位置、歪みも重要です。股関節は骨盤と脚の骨で形成されてるからです。骨盤の位置が悪いと左右に捩れていたり、前傾、後傾します。ただ脚の骨はそれにかまわず重力に従い真っ直ぐに立ちますので、歩いたり、体重をかけると股関節の位置が正しくないと違和感、股関節の痛みを感じます。まずは姿勢をチェックして歪みをみてみます。骨盤のゆがみも首など他の部位が原因であることも多いので全身の歪みをみてみる必要があります。歪みを矯正すれば姿勢、骨盤の位置が正しくなりますので動かしたときの不要な摩擦、ひっかかりがなくなりますので股関節の痛みはなくなります。
脚の骨が過度に内に回ってるか、外にまわってるかも股関節の痛みの原因になります。いわゆる内股か外股（ガニ股）かということです。女性は内股が多く、男性は外股が多いです。いずれの場合も本来の骨の位置ではないため動作の際に股関節が痛くなることがあります。骨盤を中心に骨の歪みをチェックしてみる必要があります。ただ女性のO脚につながる話ですが筋肉のアンバランス、弱化によってこういった内股、外股になるケースもあります。筋力検査や筋肉の硬さ、関節の柔軟性も同時に確認し、場合によっては筋肉の揉みほぐしが重要なこともあります。
曲げたときに痛い場合はどういう曲げ方をして、どの箇所が痛むのかが重要です。その検査によって上記のように歪みが原因である場合もあります。それとは別に筋肉の張りが原因であることも多いです。股関節を動かすために太ももの前面、後面、側面と臀部に筋肉がついてます。普段の私生活、姿勢でそれらのある筋肉が疲労しやすい、硬くなりやすい状態にあるのかもしれません。その場合は筋肉の緊張を和らげるために揉みほぐしたり、緊張の原因となる歪みを矯正すると骨の位置が正常になり筋肉の緊張がなくなりますので股関節の痛みがなくなります。
いずれの場合も当院での施術は有効ですのでぜひ一度当院の施術をお試しください。ただし先天的に股関節が亜脱臼していたり、老化や怪我などで股関節自体が損傷して外科的手術が必要な場合は対処できません。それはお話や検査で判断できると思います。
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