*このパートはH8/300/TinyにMidiを導入するためのノウハウを蓄積するための場所です*
関連項目:

  
H8/3664
  
AKI-H8
  
PallarellPort増設
  
VHDL coding

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MIDI工作環境の紹介
ここでは、MIDI工作に於ける仕込みの部分のウチ、ハード側の作業を紹介する。今回は解り易いように、少し大きめの画像を貼り付けてみた。



これはAKI-8Hの3664ヴァージョンを裏側から見たところだ。IC2と表示されているところにRS232C用のレベルコンバーターICが実装されていた。取り外し方はカッターで足を押し切るという方法を使ったが、基板のパターンが細かいのでこの手法はあまりお勧めではない。現に書き込みイネーブル用の配線をぶった切ってしまった。本来は、ピンヘッダを装着する前の段階で鏝をアテながらピンセットで足を一本一本浮かせるようにしてIC取り外すと良いだろう。気長な作業だが、この方法が一番安全だ



これは出力がオープンコレクタタイプのコンパレーターを使用したMIDI用の出力バッファーである。今回はジャンクのMAX951というICを使っているがMAXではコレをディスコンとしているので、動作は結構怪しいモノがある。信号を3番ピンに入力しているが、インピーダンスの関係でノイズが乗ってしまい動作が不安定なので、抵抗によって+5V側にプルアップしている。現行モデルの推奨品はMAX981で、こちらの動作は安定しているようだ。



左が出力系のフォトカップラーIC、HCPL2400、右がRS232CコンバーターICだ。フォトカップラーは超高速動作なのでMIDIレベルの通信速度での使用は楽勝であったが、値段が高いのでこれを量産品に使うのはマヌケだろう。今回は単に10年寝ていたストックがあったから使っているだけである。残念ながら代替品の発掘は行っていない。SP3232はコンパチ品が大量に存在するので、選択肢はかなり広い。店頭で調べて安いモノを買ったらよいだろう。コンデンサーの値は全て 0.1uF だ。こちらも、受信系の動作が不安定な場合は抵抗でプルアップすればよいだろう。原因は多分死にかけていた電源にあるような気もするが、、、、。



これが、フラッシュ書き込み/開発システムのほぼ全景である。右上の6pトグルスイッチで、MIDIとFlash書き込みの信号選択を行っている。ADを使用する場合は、クリーンなアナログ電源を使用した方がよいのかも知れない、、、、。

つづく→