日本海縦貫線のロングランナー
白 鳥 
〜憧れから旅立ちまでの記録〜


2001年3月2日(金)
特急「白鳥」の最終日、何とか指定券を取る事が出来たので、大阪と富山の間を往復しました。
平日というのに朝から大阪駅は異様な空気に包まれていました。
伝統ある列車の最後の日を記録しましたのでご紹介します。


朝の8時前、大阪駅の11番線に着くと、既に出発式の準備がされていました。













11番線には、早くも自由席の列が出来ています。














「さよなら白鳥」弁当も発売。主要駅での販売ですが、各駅で販売会社が違うので、当然ながらメニューも各駅オリジナルです。
個人的には京都駅のがおいしかったです。






















                           
着々と出発式の準備が進んでいます。























電光掲示の下部には今日限りの案内文が…。
「大阪〜青森間(1040km)を日本海に沿って40年間走り続けた特急「白鳥」。
そこには喜びや悲しみそして星の数ほどの出会いがありました。そして今日最後の
お別れです。春の訪れを前にありがとうそしてさようなら…」

この写真を撮りながらじ〜んとくる私…。










弁当の立ち売りのおっちゃん。粋な演出です。























                                         
                                         
 定刻より早い10時前に入線。物凄い人の為、思うように撮れず…(汗)。

















やっと撮れたと思ったら、何と特製ヘッドマーク!!















もういっちょ!11番線はえらい事になってます。





















以前はあちこちで見られた縦書きの時刻表です。
大阪駅ではまだ健在でした。この頃と比べると今は列車名も行先もシンプルになってしまいました。

この日を最後に「スーパー雷鳥」と「雷鳥」の新潟行きも廃止されました。




















もう見る事が出来ない伝統の行先表示。
大阪でみる485系の「青森」という表示は永遠に過去になってしまいました。


















                                         
乗車して、湖西線走行中にもう弁当を食べてます。
かなり早飯??














富山で下車後、ダッシュで跨線橋に駆け上がり、何とか押さえた編成撮り?です。
前にケーブルが入ったりかなり無理がありますが、大切な1枚です。
上りの「白鳥」まで2時間程待ち時間があったので、駅前を散策しました。





















                                         
少し見づらいですが、2番目に特急「白鳥」と表示されています。















今度は上り「白鳥」に乗車です。
この列車が本当に最後の「白鳥」です。















                           
主のいない席…。
切符のコレクションの為に、指定券を購入するも乗車しない方が多いのか、切符自体はすぐ売り切れたにも
関わらず、空席が意外と目立っていました。
個人的には本気で乗りたい方もいるのだから、切符を買って乗車しないのはあまり好ましくない行為だと思います。


















                                         
                                         
最終の上り「白鳥」、無事終点大阪着。
仕事帰りの方など大勢のファンに見守られての最後のシーンです。
一部のファンが万歳三唱をしていたのが謎でしたが…。












特急「白鳥」大阪止…歴史が終わった瞬間です。
















大勢のファンを掻き分けて(長身を生かして?)何とか撮れたカットです。
停車時間も短かったので、あまり思うように撮れませんでした。





















特急「白鳥」、長い間お疲れ様でした。


最終日の翌日(3月3日)、下り青森行き最終列車の編成が返却回送されました。
勿論ヘッドマークは無地で、どことなく魂を抜かれた様な雰囲気でした。













国鉄時代
JR化以降
はばたきを前に

Top