「新・こちらブルームーン探偵社」

「男の言い分、女の言い分」(放送なし)

「SHIRTS AND SKINS」

ビデオ版タイトル「男の言い分、女の言い分」
(第2巻第2話・マクザム)

[今回の依頼者] ニール・ファス(男性)
[ 今回の依頼 ] 裁判に有利な証拠を集める
[ 今回の報酬 ] なし(途中でクビになったため)
   
[ あらすじ ]

その朝、ファス広告会社の会議室に、女性重役ロビン・フラーの姿はなかった。事情を知っているのは社長のニール・ファスのみ。
不可解な顔付きで席に座るその他の面々。
そこへ当のロビンが銃を片手に現れる。
ニールと寝るのを断ったために解雇されたことに逆上し、慣れない手付きで銃口をニールに突き付けるロビン。
結局、ロビンはニールの足を撃ち、警察に逮捕される。
事件のことを新聞で知ったマディは、同じ女性としてロビンを放っておくことはできないと、ニールから訴えられたロビンの無罪を勝ち取るための証拠集めに無料で協力したいと申し出る。
ところが、事務所に戻ったマディを待っていたのは、ニールに有利な証拠を集めてほしいという依頼だった。
ファス広告会社の社員であり、デーヴィッドの兄・リッチーの友人でもある男性を通じての依頼にデーヴィッドは大乗り気。
当然、無報酬でロビンの弁護を引受けたいマディとは意見が決裂。
かくして、ブルームーン探偵社の社員全員を巻き込んでの熱い戦いの火蓋が切って落とされた。

 

[ 結末まで分かるストーリー紹介 ]

マディとデーヴィッドを旗頭に、ブルームーン探偵社内は女性陣と男性陣に分かれて、それぞれの調査活動を行っていた。
マディたちはニール・ファスのセクハラの事実を実証しようと、ロビン・フラーの他にもニールからセクハラを受けていた女性社員の存在を調査するが、有力な手掛かりは得られずじまい。
一方、コンピューターでハッケンサック相互保険の支払いシステムに侵入を試みたデーヴィッドたちは、その支払い記録からロビンがハーバーハーストの精神病院に通っていた事実を突き止める。
これが明るみに出れば今回の事件もロビンの誇大妄想による逆恨みとみなされる可能性は高い。
マディと反対の立場でお互いに凌ぎを削った調査合戦に充実感を覚えていたデーヴィッドは、決定的ともいえる証拠を掴んだこともあり、この数日間は楽しかったと余裕の発言をマディに残して、意気揚々と引き上げる。
後に残されたマディは、デーヴィッドの自信の根拠を探るべく、彼のオフィスに忍び込み、極秘のはずのロビンの診断書を発見する。
そこへひょっこり戻って来たデーヴィッドからオフィスに忍び込んだことを非難されたマディは、デーヴィッドの行いこそ人道的ではないと非難し、解雇を宣告してしまう。
解雇されたデーヴィッドが一人でオフィスの荷物をまとめていると、アン・パインズと名乗る女性が現れる。
彼女はニールと寝るのを断ったために解雇され、その後任としてロビンが雇われたのだという。
裁判当日。敗色濃厚なロビンたちに余裕たっぷりな笑みを見せるニール。
しかし、デーヴィッドからアン・パインズの宣誓供述書を見せられたニールは立場が一転したことを悟り、デーヴィッドを解雇すると共に、ロビンへの訴えを棄却する。
デーヴィッドのお陰でロビンが勝利したことを知ったマディは、デーヴィッドに対等なパートナーとしてブルームーン探偵社に復帰してほしいと懇願する。
これにより、ブルームーン探偵社はマディとデーヴィッドの合名会社となり、会社の株の半分を所持することになったデーヴィッドは締まりのない笑みを浮かべるのだった。





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