第3話「人気DJのスキャンダル」
「THE NEXT MURDER YOU HEAR」
ビデオ版タイトル「ラジオDJ殺人事件」(第1巻第2話・CICビクタービデオ)
ある夜。突然ラジオから流れてきた銃声に驚く人々。 深夜のラジオ番組の人気DJポール・マッケインが、その番組の放送中に殺害されたのだ。翌朝の新聞ではこのショッキングな事件を第一面に掲載。 これに目を付けたのがブルームーン探偵社のデーヴィッド。 ポール殺害の犯人を捕まえ名を売ろうと目論むデーヴィッドは、早速マディを引き連れ事件の起こったラジオ局へ。そこで編成局長のソニーに会った2人は、ハンサムなポールがラジオ局のオーナーであるアーサー・ボイドの妻ローラと会うために昼間の仕事を断り深夜のDJに徹していたことを知らされる。 不倫をしていた男なんて…!と最初は憤っていたマディだが、渡された番組の録音テープを聞くうちに、優しくてセクシーで少し陰のあるDJポールのファンになってしまう。 何としてもポールを殺した犯人を突き止めたいマディが手掛かりを求めて彼の家に行くと、何とそこには殺されたはずのポールの姿が…!
雨降りの深夜。死んだはずのポールの家で、マディは他ならぬポール自身の口から今度の事件の真相を聞くはめに。 不倫とはいえ、アーサー・ボイドと愛のない結婚をしたローラにとって、愛しているのはポール一人。しかし、嫉妬深いボイドがそれを知れば、怒ってポールを殺してしまうかもしれない。それなら先手を打って死んでしまえば殺される心配はない…そう考えたポールとローラ。この先ずっとローラといるために、ポールは仕事も人生も捨ててみせたのだった。 ところが事件は新たな展開を見せる。何とアーサー・ボイドが何者かに殺害されたのだ。 自分が生きていることが分かれば真っ先に疑われるだろうと考えたポールは、ブルームーン探偵社を訪れ、自分が犯人でないことを立証してほしいと依頼する。入れ替わるように訪ねてきたローラもまた自分は犯人ではない、それを証明してほしいとマディたちに依頼。更にその後を追って現れたソニーはローラの無実を証明してほしいと依頼する。 マディはローラ犯人説、デーヴィッドはポール犯人説を唱える中、死んだと思っていたポールの姿に動揺して口を滑らせたソニーが真犯人だと判明する。 以前からローラに好意を抱いていたソニーは、ポールが死んだ今がローラを手に入れるチャンスとボイドを殺害したのだった。 こうして事件は解決。 マディとデーヴィッドは仲良く夜のお食事へ…。
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