W&H(エンジェルのオフィス)(D)
エンジェルの姿を認め、突如襲い掛かるスパイク。
サニーデールで自分が消滅する感覚に襲われた直後に高層ビルの一室で見知らぬ面々に囲まれたらパニックに陥るのも当然ですよねぇ。
それなのに、エンジェルのことだけは目にした途端に認識して、しかも襲い掛かろうとする辺り、相当根深い恨みつらみが…(^^;)。
物体をすり抜けてしまい、「ありゃ?」という感じのスパイクが笑えます。
どうやら彼の実体は滅んでいるようですね。
スパイクとバフィーは恋人という甘い関係ではなかったように思いますが、お互いに惹かれ合う部分があったことは否めません。
エンジェルは認めたくないでしょうが(笑)。
だって…ねぇ。ヴァンパイアが恋人ではバフィーが幸せになれないと思って身を引いたのに、別のヴァンパイアがちゃっかり彼女の隣にいるなんて面白いはずないですよねぇ。
私だって面白くないです。
バフィーのお相手が誰であれ、ヴァンパイアだけは選んでほしくなかった。
サニーデール滅亡後、バフィーはヨーロッパに居たことが判明。
「最後に話したときは」ということは、エンジェルはバフィーに会いにヨーロッパへ行ったのですね! やっぱり彼女が心配だった、と。しかし、そこでもすげなく追い返されていそうです(苦笑)。
移動にはW&H社専用機を使ってたりして(笑)。
エンジェルはスパイクが以前からバフィーに手を貸していたことも知っていたようですし…ロスでの仕事の合間にバフィーチェックをしていたのでしょうか。
私の中では今でもエンジェルとバフィーこそが“運命の恋人”です。
エンジェルにとってはバフィーが、バフィーにとってはエンジェルが、たった一人の運命の相手だと思っています。
たとえこの先、二人が一生結ばれることはないとしても、です。
スパイクとバフィーのことを知ったハーモニーのリアクションが面白かったです(笑)。
「やけにあの子にこだわってるとは思ってたけど…。もう…。そんなのって…。もう…っ。(部屋から出て行こうとするハーモニー)(突然、立ち止まって振り返る)私…っ。…もうっ!(結局そのまま部屋から出て行く)」
そんなハーモニーを側で見ていたローンのリアクションも面白かったです(^^)。
(スパイクはドゥルーシラと別れた後、一時期ハーモニーと一緒に暮らしていました)W&H(研究室)(D)
フレッドによって、スパイクは幽霊ではないと定義付けられます。
つまり、正体不明。
スパイクに魂があることをバフィーから告げられたときのエンジェルは…
B:「前とは違う。彼は変わったのよ。魂があるの」
A:「ああ。…そう」
B:「何よ」
A:「そりゃいい。今や皆魂を持ってる」
B:「彼は変わった」
A:「けど、俺が1番に魂を手に入れたんだ。それこそ…流行り出す前からね」
…と、子供っぽい反応を示していましたが、どうやら相当気に食わないようですね(苦笑)。
W&H(ロビー)(D)
派手な覆面を着用した郵便係とすれ違うエンジェル。
よく目立つのですが、あの覆面には何かイミがあるのでしょうか…。
エンジェルにまとわりつくスパイク。エンジェルは心底鬱陶しそうです(笑)。
時々「スパイクって本当はエンジェルのこと好きなんじゃないの?」と思うことがあります。
ずっとくっついて嫌がらせしているわけですが、構ってほしくて仕方がないという感じもします。
ロビーを平然と歩くグロックスラーを発見して驚くエンジェル。
いい加減、事務所内にいる悪魔はクライアントだと気付いても良さそうなものですが、悪魔退治が長いため、「グロックスラー=敵」という図式が出来上がっているエンジェルは闘って倒してしまいます。
H:「エンジェル。こちらが3時の方」
A:「こいつが!? グロックスラーが客だってのか!? 赤ん坊を食うんだぞ!?」
H:「頭だけね。一族と交渉することになってたの」
A:「何を交渉するんだ?」
G:「赤ん坊を食わないように」
A:「…ああ。そりゃあ、いい」
誤解から(笑)「3時の方」をやっつけてしまって交渉決裂かと思いきや、強いものに従うグロックスラーの習性を利用すれば大丈夫だ、これで交渉はうまくいくだろうと颯爽と言ってのけるガン。
今までだとここでこういうことを言うのはウェスリーの役目だったでしょうに。
ガンがW&Hによって詰め込まれた知識は人間の法律だけでなく、あらゆる次元のフォームなのだとか。
便利な設定(苦笑)。
そういえば、ハーモニーのキャラクターは「エンジェル」初期の頃のコーデリアをイメージしているのでしょうか。何となく彼女とダブります。
W&H(ガンのオフィス)(D)
エンジェルに呪いの人形を見せるガン。結構可愛いのですが…(笑)。
A:「よく似てるな」
何て適当な返事(^^;)。
単に黒い人形がスーツを着ているだけですが、スーツの柄がガンと同じなので似てるといえば似てるかも(笑)。
そこへ現れる不満分子1。
古株で大口の顧客であるヘインズリーに死体を提供するために、取得物保管課(=墓荒らし)の存在は必要だと訴えます。
彼にしてみれば、「やれやれ。今度のボスは何も分かってないな。取得物保管課をなくすとどんなに大変なことになるのか教えてやらないと」ぐらいの気持ちでいたと思うのですよ。
ところが、逆にエンジェルから「お前がヘインズリーに取引停止を言ってこい」と言われて顔色を変えます。ヤブヘビどころの騒ぎじゃありません。
このとき彼の運命は決まってしまったといっても過言ではないでしょう。
余計なこと言うから…。
W&H(エンジェルのオフィス)(NIGHT、以下N)
窓辺に座って月を見上げるエンジェル。話をしようと部屋へやってきたウェスリーは、そんなエンジェルの様子を見て、黙って部屋から出て行こうとします。その気配を察知して、背後のウェスリーに声を掛けるエンジェル。
二人がお互いを気遣っているこのシーンがとても好きです。
アミュレットがスパイクに渡されたことで、「魂を持ったヴァンパイア」の宿命までもがエンジェルからスパイクに移行したのではないかと考えるエンジェル。
W:「王国への鍵を渡すと思うか?」
所詮、アミュレットの出所はW&Hですからね。裏があってもおかしくありません。
純粋に世界を救うためにアイテムを貸してくれた…とは考えにくいです。
それにしても、宿命について静かに語り合うエンジェルとウェスリーの姿にしみじみしてしまいました。コナー誘拐事件以来、久しくこういう場面がなかったですから。
そこへ不満分子1:ノヴァック帰還。案の定、ヘインズリーに殺されてしまいました。
ハーモニーは結構平気そうです。ここで大騒ぎするキャラではないのですね。なるほど。ある意味クール。
社員が殺されて初めてエンジェルはこうなる可能性に気付いたようでしたが、自分が命令を下した時点で気付くべきでした。遅すぎです、ボス。
W&H(ロビー)(N)
G:「マグナス・ヘインズリーのファイルを持ってきたぜ。どうやらかなり大物の魔術師だ。巨万の富と魔力を持っていて、うちの株を相当所有してる。それと、方々にコネがあって、各界の著名人に幅をきかせてる。ショービジネス界やら政界…」
A:「降霊術師じゃないか!」
W:「死体を操れる。だからうちは彼に死体を提供してたんだな」
ガンから渡されたファイルを熱心に見ていたエンジェル。エンジェル的に最大のポイントは「大物魔術師」でも「大株主」でもなく、「降霊術師」だったようです。
うんざりした顔で吐き捨てるように「降霊術師じゃないか!」と言っていましたが、降霊術師と過去に何かあったのでしょうか。…あったのでしょうね(^^;)。
W&H(エンジェルのオフィス)(N)
部屋に戻るとスパイクが椅子に座っています。…座れるんですね。机はすり抜けるのに。
A:「そこをどきやがれ!」
スパイクと話すときはアンジェラス口調ですよね(笑)。
W:「君じゃ降霊術師を相手にできない」
つまり、死体であるヴァンパイアは操られ放題だと。
部屋に備え付けの専用エレベーターは開閉ボタンがないようですね。
ボタンを探すエンジェルが可愛かったです(^^)。
G:「いい方法を思いついたぜ。仕留められる。マジで」
口調は以前のガンと変わっていませんが、態度は変わったかも。食えない男って感じです。これはこれで似合ってますけどね〜。
エンジェル・チームはエンジェルを中心にしてよくまとまっているようですね。
いうなれば、皆がエンジェルに忠誠を誓っているような感じ。
今後、どうなることやら…。
W&H(駐車場)(N)
S:「これを選ぶと思ったよ」
さすがに長い付き合いです(笑)。
「W&Hから出られない」というスパイクですが、エンジェルと一緒ならOKなのでしょうか?
エンジェルと一緒に車に乗ってヘインズリー邸へ向かいます。
ヘインズリー邸(N)
衣服を着てポーズを取っている、まるで人形のような幾つもの死体を見て、エンジェルはすぐにこの部屋がショールームであることに気付きます。さすがというか何というか…。敏感に察知するときと鈍感なときの差が激しいですよね、エンジェルって。
ヘインズリー邸(儀式部屋)(N)
今回の敵のヘインズリーは自分の体を媒介に使って悪魔の体を人間の体に移し変える商売を行っているようです。
でも、新しい器は死体なんですけど…いいのでしょうか(^^;)。
悪魔が乗り移ったときに息を吹き返すとか?
…あまり深く追求しない方がいいのかも(苦笑)。
ヘインズリー邸(N)
ノヴァック殺害の実行犯は執事その人だったようですね。
ヘインズリーが執事に命じて、執事が別の誰かに命じたのかと思っていました。
執事が巨大な肉切り包丁を振り回して恐怖を煽りますが、エンジェルは全く動じません。
ちょうど手元にあったスプーンを執事目掛けて…。
S:「スプーンだと!? それはちょっと…」
スパイクが驚く気持ちも分かります(笑)。
執事の見かけは人間ですが、彼もまたヘインズリーによって人間の体を得た悪魔なのでしょうね。額にスプーンをつき立てたまま動く執事を見て、「へぇ…。そうか、こいつは(正体は悪魔だから)…」と納得しかけるスパイクでしたが、次の瞬間執事はバッタリ倒れ、「しょべぇヤツだ…」と悪態をつきます。
この一連のシーンが面白かったです。
残酷といえば残酷なシーンですが、流れが良くてユーモアのあるシーンになっていました。
|