第54話「父」(2003/11/2 放送)
DAD

案の定、親バカぶりを発揮するエンジェル(笑)。
今回、最も印象的だったのは可愛いテディ・ベアでした(^^)。
しかし、テディの行く手には悲しい結末が…。
エンジェル、コーデリア、ウェスリー、ガン、フレッド、ローン(=ホスト)、ホルツ、ライラ、ギャビン登場。

エンジェル探偵事務所(NIGHT、以下N)
ライラの指示で突入部隊は跡形も無く消えていました。どうせなら檻も片付ければいいのに(苦笑)。

カバンに荷物を詰め込んで事務所に現われるホストことローン。
「君たちには店を2回も木っ端微塵にされたんだから、置いてくれと言っても厚かましくはないだろう?」
店は大破。寝室にも大穴ではねぇ…。気の毒に(涙)。
エンジェルたちが壊したわけではないですが、彼らの知り合いだという理由で襲撃を受けたわけですから、ある意味エンジェルたちがカリタスを破壊したと言っても過言ではないでしょう。

絶対に赤ん坊を譲ろうとしないエンジェル。
早くも親バカぶりを披露しています(苦笑)。
これから毎回毎回この調子なのでしょうか(^^;)。

ウェスリーの机で赤ん坊のおむつを替えるエンジェル(苦笑)。
ちょっぴり気分を害したウェスリーから、その机に女性を押し倒したことよりはましだと皮肉を言われたエンジェルは、「あれは俺じゃない。俺と体を入れ替えたじいさんだ」と答えていました。ということは、一応ここで何があったか聞かされたわけですね。相手がライラだとは知らないでしょうが。知らない…ですよねぇ? ライラとフレッドはまだ面識がないはずですし。

地下寺院(N)
やっぱりサージャンはダーラの妊娠を知っていたのにホルツには黙っていたのですね。
突然、苦しみ出したモンスターたちに応急処置をするようホルツに命じるサージャン。
「この世界では俺の手は奴等を通り抜けてしまう」
サージャンは自分の意志で煙状になれるのかどうか疑問だったのですが、煙状でしかこの世に存在できないことが判明しました。
ところで。疑問といえば、ホルツがモンスターに飲ませた毒をどうやって入手したのかも疑問です(苦笑)。

エンジェル探偵事務所(N)
暴力を無効化する女神様の魔法をホテル全体に掛けてもらったようですが、これは別料金なのでしょうねぇ…。というか、やっぱり装置なんかなくてもいいんじゃないですか! カリタスでローンが配線に四苦八苦していたあの装置と女神様の魔法の関係が知りたい…。

L:「下水道に非常口を作っておいた。パスワードを言えば出入り口が開くようになってる。パエリア語でハリネズミ」
F:「あ…(笑)」
G:「随分奥のふか〜い単語らしいぜ」
本当にね(笑)。フレッドのあの表情は一体何を物語っていたのでしょうか。

別世界の住人であるローンには色々と不思議な力があるようですね。
L:「ここ蛍光燈を使ってる? 嫌な音がしてね」
異様に耳がいいのでしょうか。
しかし、まさかこの台詞が今回のキーポイントだったとは。

ウルフラム&ハート(N)
子供好きをアピールするリンウッド。
でも、何か裏がありそうです。
「子供は好きだ。私の子はうちの上役に奪われたが」
どういう意味なんでしょうか? 養子? それとも儀式の生け贄に…。

エンジェルの部屋(N)
テディ、かわいい〜(^^)。
ベッドの上にひょっこり現われたテディ。このちょっととぼけたような表情がたまりません(笑)。
「テディは泣いてるか? テディは泣いてない。テディは泣いてるか? いや、テディは泣いてない。…ああ(嘆息)。お願いだから泣き止んでくれ」
テディを持って赤ん坊をあやすエンジェルが妙にハンサムでした(笑)。

エンジェルが「最後の手段だ」なんて言うから、ヴァンパイア・フェイスに変身するのかと思いました(笑)。←結局、後で変身
最後の手段とは子守唄でしたか。なるほど(笑)。
ローンの歌に合わせてエンジェルが動かしていたテディがかわいかったです(^^)。結構、動きが歌に合っていて、テディが歌っているみたいでした(笑)。

ローンの歌も効果ナシ。泣き止まない赤ん坊にお手上げ状態のエンジェルは、テディをぽいっと床に落としてしまいます。酷い(笑)

「酷い父親だ。子供をあやすこともできない」
「あんたが張り詰めてるから。子供にも伝わる」
「俺が、張り詰めてる?」
「生まれたときから父親が心配の余りピリピリし通しなのが分かるんだ。親子は深く繋がってる。父親が張り詰めてたらどう感じる?」
「この子には生まれた瞬間からリストいっぱいの敵がいるんだ。ピリピリもするさ」
「確かに。畏怖すらを感じる。(でも…という調子で)ほら見て。その子は使命なんか超えている。ほら見て。よく見るんだ」
黙ったまま赤ん坊をじっと見つめるエンジェル。
エンジェルと赤ん坊を残し、部屋からそっと出て行くローン。

案の定、エンジェルはヴァンパイア・フェイスに変身。
そんな顔を見せたって泣き止むわけないじゃないかと思ったのに、予想に反して赤ん坊がぴたっと泣き止んだので驚きました(^^;)。
人間の男の子とはいえ、ヴァンパイアの子供だということでしょうか。

ウルフラム&ハート(N)
「ホルツ」を探すために資料室を訪れたライラ。
エンジェルに関する資料を探すために渡された分厚いファイルが目次だと知って愕然(笑)。
「ここにあるの全部エンジェルの資料なの?」
「35番のキャビネットまでです(にっこり)」
何となく、この資料室の責任者らしき女性が気になります。あの張り付いた笑みが食えない女って感じで(^^;)。
それにしても、彼女はこの窓のない薄暗い資料室で毎日を過ごしているわけですよねぇ…。

裏通り(DAY、以下D)
ホルツはパソコンを使って何を調べるのかと思ったら、ヴァンパイアに肉親を殺され、復讐を誓った人間を調べていたのですねぇ。
しかし、悪魔、地下寺院、…パソコン? 似合いませんねぇ(苦笑)。

エンジェル探偵事務所(D)
エンジェルが赤ん坊を一人で抱えて離さない様子を見兼ね、エンジェルを諭すコーデリア。

「いつか外で遊ぶって言い出すわ。昼間に具合が悪くなって病院へ連れて行かなきゃならないかも。でも、あなたは昼間、他の親と同じようには外へは出られない。だって…ヴァンパイアだから。ヴァンパイアでなくったって全部一人で出来るわけない」
日の当たる場所に腕を差し出すエンジェル。
「真っ昼間でも息子を病院へ連れて行かねばならないなら、俺が連れて行く。塵と化そうとも」
覚悟を決めたような真剣な眼差しでコーデリアを見るエンジェル。
「エンジェル…」
腕が焼け、煙が立ち昇る。
「やめて、エンジェル!」
エンジェルの腕を掴み、日陰に戻すコーデリア。

まぁ、多分エンジェルも心の底では分かっていると思うのですが…。
そんなエンジェルとコーデリアの深刻なシーンの後、のん気な様子で階段を降りてくるローン(笑)。
「いい匂い。ベーコン? 誰かさんが焦げちゃった? あんたみたいな体質だと安全な所は掃除用具用のスペースしかないねぇ」
後半は意味不明です(笑)。
でも、この台詞も、台詞を言いながらエンジェルのポケットに入れていたメモも、この後の伏線だったのですねぇ。「あれ? 何だろう?」とは思ったのですが、直後のシーンに登場する資料記録係の女性が強烈だったので、彼女に気を取られてメモのことはすっかり忘れてしまいました(汗)。

ウルフラム&ハート(D)
ライラは本当に中華を食べながら頑張ったのでしょうか(笑)。
「エンジェルがリーアムなんて名前だったとはね…」
それは知ってる。私も知ってるのよ、ライラ。もっと別のことを教えて欲しかった(笑)。
でも、ライラが「リーアム」の名前を今まで知らなかったなんて意外でした。エンジェルが商人の息子だと知っていたリンゼー同様、ライラもエンジェルの人間時代のことを知っているものだと思っていたので。
「あのホテルで会った、エンジェルを拷問してた男。エンジェルはあの男を何て呼んでた? ホース? ホープ?」
あれ? と思って確認したところ、エンジェルは日本語吹替え版ではライラの前でホルツの名前を呼んでいないのですが、オリジナル版の方では呼んでいました。
しかし、この場合、問題はそれよりもライラです!(苦笑)
14時間も資料を探す前に、真っ先に名前を思い出そうと努力すべきだったのでは!?(^^;) というか、思い出せなければ録画ビデオかその記録ファイルで確認すれば良かったのでは!?(^^;;)。
ところで。今回、ツボにはまったのがこの台詞。
「資料記録係です。仕事ですから(にっこり)」←張り付いた笑み
最初は単純に凄〜い! さすがプロフェッショナル! と思っていたのですが、何か仕掛けがあるみたいですね。
あの目はひょっとしたら人間ではないのかも(^^;)。

墓地(N)
ヴァンパイアと戦うジャスティンを見学しているホルツ。
「私ならお前を復讐のための道具に仕立ててやれる」
とはまた随分な台詞だと思いましたが、その言葉に付いて行くジャスティンもどうかって感じです。

エンジェル探偵事務所(N)
ウェスリーたちが事務所で敵を食い止めている間に赤ん坊を連れて逃げると言うエンジェル。「皆で闘おう!」というチームの和を乱します(苦笑)。ヒーローらしくありません。
フレッドの「エンジェル、置いてかないで」が何だかとても悲痛でした。
第2シーズンで仲間を切り捨てた前科のあるエンジェルだけに、今回もまた同じ過ちを繰り返す…かのような演出ですね。

ウルフラム&ハート(N)
ここでも互いに牽制しあうギャビンとライラ。
G:「子供を傷付けるのは道徳に反するか?」
L:「いいえ。息のある内に喉を切り裂いて苦しむ様子を楽しみもせず、あなたが子供を殺してしまうんじゃないかと思って」
残酷なライラの台詞に意味ありげな笑みを見せるリンウッド。子供好きというのは信用できませんねぇ。

下水道、エンジェル探偵事務所(N)
赤ん坊を狙う3つの集団。それぞれ先を争ってぶつかり、潰し合います。エンジェル・チームは大助かり(笑)。
それにしても、あれはガンが調達してきた武器なのでしょうか。火炎放射器?(^^;)
凄いものを調達してきましたねぇ…。一体どこからどうやって?
一方、その間にエンジェルは下水道を通って表に出ると、停めてあった車に乗り込みます。当然車にはチェックが入っているので、あっさり敵に発見されてしまいます。
大勢の敵に一人で追いかけられる事になったエンジェル。
G:「平気さ。エンジェルは逃げんの得意だろ」
うっ。すっごい嫌味(苦笑)。…と思ってしまいました。
最後のオチを知ってから見ると、「ガンはエンジェルを信頼してるのね(^^)」って感じですが。

L.A.→モハーベ砂漠(N)
車を運転しながら赤ん坊に話し掛けるエンジェル。
「切り抜けてみせる。約束するよ。ヴァンパイアにデーモン、ギャング。大したことない。怖いのはその内、飛んでくる質問だ。何故お空は青いの? 何故病気になるの? 何故いつも冷蔵庫にブタさんの血があるの? 全部には答えられない」
そうですよねぇ…。
「いや、最後のは答えられるが」
答えるんですか!? 幼少時代に真実を!?

廃坑(N)
追手に赤ん坊を放り投げて素早く逃走するエンジェル。
ええっ!?と思う間もなくネタが明かされます。白いタオルにくるまれていたのは時限爆弾を抱えたテディでした。テディ爆発。ああ…(泣)。

病院(N)
新生児の検査のために赤ん坊はここに。
そういえば、エンジェルが車に乗ってから一度も赤ん坊の顔が映りませんでしたね。エンジェルは赤ん坊を事務所に残して、一人で敵を引き付けつつ計画的に廃坑へ向かったのですね。

ウルフラム&ハート(N)
過去のビデオをチェックするリンウッドたち。
『安全な所は掃除用具用のスペースしかないねぇ』
ローンの意味不明な台詞を聞いてズバリ指摘するリンウッド。
「読む場所の指示だ。我々がモニターできない掃除用部位で」
そうだったんですか!!
「あの泊り客にはカメラの送信電波が聞こえてたのよ。やられたわね」
今度はライラが指摘。
ローンがエンジェルにこっそり渡したあのメモは、監視カメラについて書かれてあったというわけですか。なるほどねぇ。
ローンは送信電波が聞こえない場所を求めてホテル中を歩き回ったのでしょうか?(笑)
悔しがるリンウッドたち。そこへ警報が鳴り、エンジェルが現われます。
警報が鳴ってから数秒しか経っていませんが(^^;)。瞬間移動?(笑)
いきなりやって来てリンウッドに脅しを掛けるエンジェル。ライラやギャビンはまるで無視(苦笑)。リンウッドとは初対面のはずですが、「はじめまして」もナシでしたねぇ(苦笑)。

突如、部屋に押し入りナイフでリンウッドの左頬を切り裂くエンジェル。
叫び声を上げたリンウッドの頭を机に押し付ける。
「俺の息子の頬に切り傷を作った。奇遇だな。貴様の頬にも切り傷が。貴様の指図であろうとなかろうと、息子に起こる災いは全て貴様の責任だ。風邪、日焼け、膝の擦り傷。息子に何かあれば貴様も無事では済まさない」
乱暴にリンウッドの体を引き起こすエンジェル。
「息子を追い回すのは止めて、代わりに健康を祈れ。分かったか。…俺の息子の後見人になるんだ」
「ああ。そうしよう」
「それとあと1つ。進学資金を積み立てろ。名門大学に行かせる」

どこまで本気なんだか(^^;)

病院(N)
パパさんのフルネームがいるということで、仮名が付けられました。
ジェラルド・エンジェル。
ペットの精神科医。不正と闘う男(笑)。
そういえば、第1シーズンでエンジェルがケイトに自己紹介する際、自分のことを獣医だと言っていたのを思い出しました。

赤ん坊はコナーと命名されました。
随分すんなりエンジェルの口から「コナー」と出てきましたが、何か「コナー」にまつわるエピソードがあるのでしょうか。
G:「俺たちに買える一番良いヤツを買ってきたぜ」
ニッコリ笑ってエンジェルにベビーカーを手渡すガンが微笑ましかったです(^^)。


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