第46話「幻覚」(2003/9/7 放送)
THAT VISION THING

第3シーズン第2回目にしてウルフラム&ハートがシーズン初登場。
でも、リンゼーはいません(涙)。
ゲスト出演とか…ムリでしょうか? でも、オズだってレギュラー降板後に「バフィー」にゲスト出演していたし、リンゼーだって。
今回のエピソードは生理的にキツかったです。あんなビジョン、絶対に嫌。
エンジェル、コーデリア、ウェスリー、ガン、フレッド、ホスト、ダーラ、ライラ、ギャビン、スキップ登場。

エンジェル探偵事務所(NIGHT、以下N)
アメリカの映画やドラマに出てくる中華のテイクアウトっていつも凄くおいしそうに見えるのは私だけでしょうか。あれ見ると食べたくなるんですよね。あのテイクアウトの白いBOXに入った中華を(笑)。

「いや、そうじゃないって。だから…接し方を変えろとは言ってない。優しくしたら逆に白々しい」
話題の中心はフレッドかな? と思ったら、ウェスリーがガンに話していたのはコーデリアのことでした。
W:「お疲れ、コーデリア」 G:「ハ〜イ、コーデリア!」
と声を掛けたウェスリーとガンに対してフレッドの評価は「BプラスにCマイナス」(笑)。
自己評価とは裏腹に全然自然じゃない対応でしたものね〜。

ずっと部屋に引きこもっていたフレッドですが、漸く自発的に部屋から出る気になったようです。テーブルの下に隠れていましたけど(^^;)。
フレッドに対するガンの目が優しい感じがしました。

そこへ現れるW&Hの弁護士ギャビン・パーク。
前回、彼がエンジェル探偵事務所へやって来たのは第42話「虹の彼方に」でコーデリアがパイリアへ迷い込んだ後でしたから、コーデリアとギャビンはこれが初対面なのですね。
「こちらのホテルは57ヶ所ほど市の条例に違反しています」
違反箇所をレポートにして市議会に提出すると脅しをかけるギャビンに
「57か。意外と少ないな」
と返すエンジェル。余裕です(^^)。
しかし、条例違反とは頭痛の種が増えましたね。どうするのでしょう? はったりだけでは渡っていけないと思いますが(苦笑)。

一難去ってまた一難。
コーデリアにビジョンが訪れ、その酷い苦しみ方に尋常ならざるものを感じるエンジェル。それもそのはず、何とコーデリアの身体にはビジョンで見た悪魔による傷跡が…。これまでにも匂いつきのビジョンはありましたが(笑)、それ以外に身体に影響が出るようなものはなかったのに。「見る」から「ビジョン」なのですよね。それを体感するなんて…。一体何が起きたのでしょうか。

F:「Hの行って素敵だわぁ。ヘリコプター、ヘリウム、ヘルメット、ヘルニア…」
W:「もう少し溯ると「ハーブ」って言葉もあるぞ」
F:「いいわよね(^^)。…あ、漢方の薬のことね(汗)。調べてみる」
ウェスリーはフレッドに話を合わせてあげたのかなぁと思ったら注意していたのですね(^^;)。
エンジェルに「頼みがある」と言われて嬉しそうなフレッド。良い子だなぁ。すぐに自分の世界に入ってしまいますけど(苦笑)。何か可愛いんですよね。

コーデリアの傷はお腹だけかと思ったら背中や腕にも…。病院に行った方がよくありませんか? それとも、普通の傷とはまた違うのでしょうか。

チャイナタウン(N)

萬和堂(N)
中国人の男女が営んでいる漢方薬の店。一目でエンジェルをヴァンパイアだと見抜きます。只者ではなさそうだと思っていると、「古いコイン」という言葉に反応し、奇声を上げて勢いよくカウンターから飛び出てきます。
何もそんな派手に空中を舞って出てこなくても(^^;)
「へんちくりんな奇声を上げりゃあ、俺達がビビるとでも思ってんのか!?」
と威勢良く啖呵を切った後、老人の指先から黒く鋭い爪がにゅっと伸びた様子を見て
「OK。ちょっとビビッた」
と言ったガンが可愛かったです(笑)。

ウルフラム&ハート(N)
ここの事務所の弁護士たちは皆ライバル同士なのでしょうか。
いかにも仲が悪そうなギャビンとライラ。
ライラはリンゼーがW&Hを辞めたお陰で粛正されずに済んだんですよねぇ…。
G:「リンゼーの仕事を引き継いだからって君が全て…」
L:「私は実力でここまできたの。リンゼーと同じ。彼はこの事務所に身も心も捧げてた。そう。腕までね。エンジェルを倒すために」
ああ。リンゼー! 名前が聞けただけでも凄く嬉しい!!(>_<)
何だか番組的に扱いも良い感じではないですか(笑)。

コーデリアの部屋(N)
絶え間なく話すフレッド。可愛いし良い子なんですけど、まともに相手してると疲れそう(苦笑)。
ところで、コーデリアとフレッドって私にはコーデリアの方が年上に見えるのですが、実際はフレッドの方が年上ですよねぇ?
先日、「バフィー」の再放送を見てサニーデール高校時代のコーデリアを見たせいか、現在のコーデリアは随分大人に見えます。

「ビジョンが肉体に及ぶ」という話は長いシリーズで一度ぐらいは有りかな?とも思いますが、その及び方がこういう方向へ進むのはちょっと…。こんな酷いことをよく思い付けるものです。

フレッドの言葉からあることを思い付くウェスリー。「私を信じろ」ときっぱり言い切るウェスリーがカッコ良かったです。頼りになりそうな感じ。

鍵屋(N)

エンジェル探偵事務所(N)
マスク男(笑)に驚くガン。予想だにしない場所で、いきなりガスマスクを付けた男を見たら驚きますよねぇ。でも、すぐに立ち直ってビシッと意見を述べるガンが男らしかったです。これまた頼りになりそうな感じ。
エンジェル・チームの面々ってともするとオトボケ・チームって感じですが、本当は皆、頼りになるんですよね(^^)。

コーデリアの部屋(N)
ホストが映画「サウンド・オブ・ミュージック」が好きだというのは頷けます(^^)。
「もしかしたらカーク船長に行き着くかも」
ホストは「スタートレック」も好きなようですね(笑)。

「もしビジョンを見なくなったら、もうあなたの手伝いができなくなっちゃう。必要とされないわ」
「ビジョンなんて関係ない。君が必要だ」
「……」
「ビジョンなんて俺の車のトランクに入ってるスパナみたいなもんさ」
「あなたの車に例えないで」
「あれだってイイ車だぜ?」
「ええ。犬よりはマシかな」
「コーデリア。君を助けたいんだ。いいね?」

フレッドには「エンジェルのラッシー」と言われ、エンジェルには「車に積んでるスパナ」と言われてしまったわけですが、まぁ…どっちもどっち?(苦笑)。
ホストの助けを借りて“ある力”に接触を試みることに拒絶反応を示すコーデリア。どうしてかなぁ、と思ったら健気な理由でした。多分、エンジェルにとってコーデリアの存在は彼女が思う以上に大切なものになっているのではないでしょうか。

ウルフラム&ハート(N)
赤い帽子が気になります(笑)。何か妙な形なんですよね。
「経費で落とせないかもしれない」ってまた何か怪しげなことを企んでいるらしいライラ。
その企みに加担している赤い帽子の男はテーブルの上に胡座をかくと、精神統一をして空中浮遊を始めます。
只者ではないのね…呪い師? と思って見ていると、おもむろに男が赤い帽子を取ります。……。グロテスクなのは嫌いです。

コーデリアの部屋、ウルフラム&ハート(N)
凄い勢いで跳ね飛ばされたホストが気の毒でした。
今回のビジョンは偽物だったわけですね。なるほど。

コーデリアの部屋(N)
C:「ホストは大丈夫?」
A:「大丈夫。意識はないけど、大丈夫だ」
それってちっとも大丈夫じゃないのでは?(^^;)

ウルフラム&ハート(N)
「どうやって入ってきたの?」というライラの質問に、「君の同僚のギャビンが手助けしてくれた」とエンジェルは答えるのですが…。これってジョークですよねぇ? 本当はどうやって入ってきたのでしょうか。
これがリンゼーだったら、いきなり首を絞めて情報を聞き出そうとしていたと思うのですが、一応相手が女性ということで、エンジェルは自分を抑えていたようです(笑)。もっとも、途中で我慢ができなくなって首を絞めていましたけど(苦笑)。

エンジェル探偵事務所(N)
一緒に別世界へ行く気だったウェスリーはエンジェルに止められますが、たとえ止められなくても、ライラが「この世と別の世界を行き来できる人物」を探していたことから察するに、普通の人間はその世界に行くことができなかったのではないでしょうか。
地面でグルグル回るカギはコマみたいでした。

別世界の牢獄
この世界に武器は持ち込めないようですね。
炎の牢獄を見つめるエンジェルの背後に忍び寄る監視役。怖い外見に反して、なかなか面白そうな人物ではないですか。彼には今後も会いたいです(^^)。

「やあ」
「やあ。君はここの者ではないな」
「ああ。あの男は?」
「彼か? 彼はここの者だ。でなきゃ好き好んであんな姿になる者などどこにいる。ここは牢獄なんだぞ」
「彼の監視役かい?」
「ああ。スキップだ」
「エンジェルだ」
握手を交わすエンジェルとスキップ。
「で、ここに住んでるのか?」
「いや。通いだよ。通勤時間は20分」
「ふぅん」
炎の牢獄で苦しむ男を見つめるエンジェル。
「何が彼を繋ぎ止める?」
「私の意思だ」
「どうして声も上げないんだ?」
「上げてるさ。私が声を消してるんだ。いつもこう叫んでるよ。「熱い! 誰か助けてくれ!」ってね。耳障りだから声を消したんだ」
「なるほどね」
「君はヴァンパイアだね」
黙って頷くエンジェル。
「何故“ある力”の匂いがするんだ?」
「選ばれたんだ」
「でも、ここに来た。彼のために? 我々は同士じゃないか。なのに彼を助けるのか?」
「分かってる。事情があってね。女絡みだ。俺だってこんなことしたくない」
「話し合いの余地もないのか?」
「悪いな。そうしたいが…」

分かってくれと言い掛けた所で突然スキップに襲われるエンジェル。監視役としては当然の行動ですよねぇ。
ここまでにこやかに談笑できていたことの方が意外な展開だったのですから。
「同士」というからにはスキップも“ある力”のために働いているのでしょうか。
戦いの最中に炎の牢獄へ吸い込まれそうになったスキップを助けるエンジェル。そうそう。スキップは悪者ではないのだから助けないとね! 一瞬、ライラの依頼を断るのかな? とも思ったのですが、スキップの身を案じた後で、容赦無く彼を殴って気絶させてしまいます。スキップの意識が無くなり、炎は消滅。
現われたのはウェスリーをぐっと精悍にしたような野生味溢れるお兄さんでした。

ロサンゼルス水路(N)
人に言えない何かの取引き現場って感じですね(苦笑)。
例の赤い帽子の男が偽ビジョンを送って、コーデリアのケガや火傷が綺麗に治ります。彼は車の中でも空中浮遊していたのでしょうか?
この方法で治ることを見越して、エンジェルたちはコーデリアを病院へ運ばなかったとか?(^^;)。
牢獄にいた男がエンジェルに向かって何やら壮絶な笑みを浮かべていたのは、どうやらとんでもない男を解放してしまったという前振りでしょうか(苦笑)。
しかし、とんでもないといえばこちらもある意味とんでもない男・エンジェル。何かをじーっと見ていましたが、車の中の赤い帽子の男を見ていたのですね。コーデリアに偽ビジョンを送っていたのが奴だと分かるや否や、彼を殺してしまいます。確かに彼を生かしておいては今後も同じことが起こる確率は高いでしょうけどねぇ(^^;)。
ここでエンジェルに脅されてビクつくライラが結構好きです(笑)。憎めない感じ(笑)。

エンジェル探偵事務所(D)
助けてもらった御礼にエンジェルに朝食を振る舞うコーデリア。
C:「さぁ、食べて(^^)」
A:「…食べるの?(^^;)」
ワッフル出されてもねぇ…(苦笑)。
ポップアップトースターに驚くエンジェルが可愛かったです〜(笑)。

ホンジュラス(D)
ダーラの血を採るのを躊躇う呪い師に、「男って手が掛かるわね」と自ら手にナイフを当てるダーラ様。
流石です(^^;)。
ダーラのお腹で育っているのは「理解を超えた存在」。ヴァンパイアに赤ちゃんができるなんてあり得ないってことですね。
妊娠しているダーラの姿を見たエンジェルの反応や如何に!?
何だか怖い…(^^;)


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