第45話「鼓動」(2003/8/31 放送)
HEARTTHROB

今回から第3シーズン開始です。
第2シーズンの最後に救出したフレッドがレギュラーに加わりました。
エンジェル、コーデリア、ウェスリー、ガン、フレッド、ホスト、ダーラ、ホルツ登場。

エンジェル探偵事務所(DAY、以下D)
第3シーズン。真っ先に登場したのはフレッドでした。かくれんぼ?(笑)
そこへ帰ってくるエンジェル・チーム。
第2シーズンのラストシーンでバフィーが妹を守るために命を投げ出したことを電話で知らされたエンジェルは、現在、心の平安を求めて精神修行の旅に出ているようです。
エンジェル不在のまま3ヶ月。エンジェル抜きで3ヶ月もの間、毎日毎日悪魔退治では疲労も激しく、ついついボヤきたくもなるでしょうね。
何だかボロボロ(^^;)
それにしてもウェスリー。何だかイイ感じではありませんか。
髪型のせいでしょうけど。好みです(^^)
ところで「故障してないパーキング・メーターに「故障中」って貼り紙する人の気持ちも分かる」って本当? コーデリア(笑)。

スリランカの寺院(D)
平和と静寂の中にいるはずのエンジェルはのっけから大乱闘(笑)。
悪魔と化した僧侶たちと激しい戦いを繰り広げて勝利します。
エンジェル…何だかまた少しゴツくなってしまったような…(涙)。

エンジェル探偵事務所(D)
「今日のネズミ当番は誰かしら?」と尋ねるコーデリアに口を揃えて「あっち」と答えるウェスリーとガン。
「笑わせないでちょうだい。悪魔ハンターなのにネズミが怖いの!? 信じられない。なんて臆病な男たちなの。だらしないったら…」
結局、一番勇敢なのはコーデリア(^^;)。
そこへ精神修行を終えたエンジェルが帰ってきます。出迎える3人がニコニコとして本当に嬉しそうなのが微笑ましかったです(^^)。
早々にお土産を要求するコーデリアがまた彼女らしくて笑えました。が、そんなコーデリアにエンジェルが渡した物は…
C:「…人の頭?(-_-;)」
もっともそれはガンへのお土産で、コーデリアへの本当のお土産は綺麗なペンダントだったわけですが、小さな頭蓋骨(というかミイラ?)を渡されたガンは「いいね」と一言。
本当なの!? 本当に嬉しいの!?(^^;)
一方、こちらは本当に嬉しかったに違いないウェスリーが渡されたのは16世紀に作られた短剣。
刀身を見た途端、「マーシャン王朝の物か!?」と興奮した様子で短剣を振り回すウェスリーと、内心「危ない」と思いつつ黙って眉を顰めるエンジェルがおかしかったです(笑)。

フレッドの部屋(NIGHT、以下N)
異次元の世界で「言葉を忘れないように」洞窟に言葉を書き続けていたフレッドですが、元の世界に戻っても習性は変えられないらしく、壁という壁に言葉を書き続けています。
フレッドにとって、自分を見つけ出してくれたエンジェルは特別な存在のようです。

壁に「listen」という文字が幾つも書かれているのを見つけるエンジェル。
「…何を聞くんだ?」
「音よ。全てが一つになって意味を成したとき、頭の中でカチッと音がして答えが出るのよ」
「でも、音が聞こえる前に壁に書く場所がなくなったら?」
「…分からない」
「フレッド。君はずっと…5年間も君はあそこで追手にびくつきながら生きていたんだ。それがどんなことだか分かってる。でも、もう帰ってきた。安全だ。部屋から出ろ。時間は掛かるだろうけど」
エンジェルの言葉にハッとして立ち上がるフレッド。
「時間? あ。私、時間の論文書かなきゃ。まだ壁に書くスペースがあるから暫くは大丈夫ね」
「フレッド…。フレッド」
壁に文章を書き出したフレッドからマジックを取り上げるエンジェル。
「フレッド、もう何も書く必要はないんだよ」
「そう…? でもっ、私書かなきゃ」
「君に…おいで…必要なのは小さな一歩だ。ん?」
微笑むエンジェル。
「 いいか。一緒に下に行こう」
不安そうなフレッドの目の前で部屋の扉を開けるエンジェル。
「たまには付き合えよ。どうだい?」

スペシャル級に優しいエンジェル(^^)。
「必要なのは小さな一歩だ」の後、ずり落ちたフレッドの眼鏡を人差し指ですっと押すようにして直してあげるシーンがあるのですが、その直後の「ん?」と優しく同意を求めるようなエンジェルの表情も含めて非常にうっとりしてしまいました(^^)。
このときのフレッドの表情も可愛くて好きです。
うまくいきそうに思えた「部屋からフレッドを連れ出そう作戦」ですが、階下からコーデリアの絶叫が聞こえたため一時中断。
「ここにいろ!」
まぁそれはそういう展開になるでしょうけど…。

エンジェル探偵事務所(N)
床に倒れているコーデリア。以前よりもビジョンを受け取る際の痛みが増しているようです。とっても辛そう…。

ウィルソンカレッジ・バナー寮(N)
「ヴァンパイアと月光」という組み合わせは情緒がありますね(笑)。
月明かりを浴びて窓から飛び降りるエンジェルがカッコ良かったです。
黒いレザージャケットも素敵(笑)。
そういうと、キャスト紹介のオープニング映像から「エンジェエルが両腕を広げ、回転しながら窓からゆっくり舞い下りる」カットがなくなっていました。大好きだったのに…。

6番通り(N)
車の中には4人のヴァンパイアと2人の人間。
「一人だけ助けてあげる」と持ち掛けられた青年は、愛しているはずの彼女より自分の命を優先させます。
所詮、そんなものでしょうけど…。この場合、どう答えたって彼が助かるとは思えませんが(苦笑)。
ところで、この後の乱闘シーンで妙なカットの切換えがあったのですが、あれはわざとなのでしょうか?

コーデリアの部屋(N)
「いつかビジョンに殺されるわ。酷くなる一方だもの」
本当に可哀相…。
そんなコーデリアの面倒を甲斐甲斐しくみるデニス(幽霊)。
優しい。確かに優しい良い幽霊だとは思いますが、幽霊には生前の性別は関係ないのでしょうか…。

1767年 マルセイユ(N)
ヴァンパイア・ハンターのホルツに追いつめられたダーラがアンジェラスを納屋に置き去りにしたのは1765年ですから、それからおよそ2年後ということですね。
エリザベス:「愛というものを分かってないようね、アンジェラス」
ダーラ:「他のことなら知ってるわ。女が一番喜ぶ激しいものを」
出ました。ダーラお姉様の嫌味返し(笑)。
時代物の衣装を着ているときのダーラ様はいつも余裕綽々です。
例のアンジェラスを置き去りにした一件を当てこすられても全然平気。
「俺を殴った後、幸運を祈り、馬に乗って一人で逃げたんだ」
「人生は驚きの連続ね」
「いや、退屈だ。君が驚きをもたらす」
「ウィーンで再会したときにちゃんと罪を償ったじゃないの。何度も。何度も」
「あれで償いが済んだと思ってるのか? …俺の負けだな」
そう。アンジェラスはダーラに負けっぱなし(笑)。
時代物というと、私はこの過去のアンジェラスの髪型がどうにも違和感があって好きになれないのですが、今回「やめとけ」と言ったときのエンジェルは何だかとってもカッコ良く見えました。私の目が慣れてきたのでしょうか…(笑)。
第2シーズンでは名前だけの登場だったホルツが今回初登場。
もっと知的な美形かと勝手に想像していました(^^;)。

エンジェル探偵事務所(N)
運命の恋人であるジェームスとエリザベスが今も恋人同士かどうかで意見が分かれるエンジェルとコーデリア。
「(ジェームスが)生きてても(エリザベスと)恋人かどうか…。昔のことだし」
「恋人よ! だって(エリザベスは)200年以上も前のロケットを付けてたんでしょう!?」
コーデリアが正解(^^)

駐車場(D)
運命の恋人を亡くしたヴァンパイア。
一人になりたいだろうと言われて「いっそ死にたいよ」と答えます。
多分、ジェームスやエリザベスにとっては“アンジェラス”が全てで、呪いで魂を得た後のエンジェルとは面識がないのでしょう。それだけに、今回のことはジェームスに衝撃を与えたはずです。
おや? ジェームス? ジェームスといえばスパイクの人間名もジェームスだったような…。

エンジェル探偵事務所(D)
そしてここにも運命の恋人を亡くしたヴァンパイアが一人。

ロケットを開いてジェームスとエリザベスの写真を見ているエンジェル。
背後ではコーデリアが何か言いたげにそわそわしている。
「何だ?」
「何が?」
「話があるんだろ?」
「え? 私が? どうしてそんなふうに思うの?」
「君を知ってるからだ」
「私には関係のないことだし」
「いつもそう言うな」
「そうね。関係あることかも。だって私達は一緒に働いてるんだし、あなたが辛そうな顔してると私まで…。だから、苦しむあなたの姿は見たくないの。自分を責めることはないわ。彼女の死に責任はない」
「知ってる」
「そう。ならいいの」
「エリザベスとは知らなかった」
「…そっちじゃない。エンジェル」
ハッとしてロケットを閉じるエンジェル。
「ああ。君が話したいことって…」
「あなたのたった一人の恋人のこと」
階段に並んで腰を下ろすエンジェルとコーデリア。
「あなたはその場にいなかったし、彼女のために戦えなかった。彼女を救えなかった」
「……」
「一緒に死ねなかった。私が話したがってたことはこのことなのよ」

エンジェルはバフィーと一緒に死にたかったのでしょうか。
バフィーを助けるためなら死んでもいいとは思っていたでしょうけど…。
ところで、コーデリアの髪型は大人っぽくてイイですね(^^)。

1767年 マルセイユ(N)
ホルツの狙いはアンジェラスよりダーラなのでしょうか。
エリザベスたちが波止場へ向かったとホルツに話したアンジェラスに怒りを漲らせるジェームス。
「待てよ。肩に矢を受けてお前の命を守ったのは誰だ」
全くです。アンジェラスのお陰で助かったのに。
しかし、怒り心頭のジェームスはアンジェラスを置き去りにして一人で馬に乗って行ってしまいます。
「どうして皆そうやって俺から逃げて行く。そんなにクソ野郎か。いや、まさか。俺を知らないだけさ…」
いつも置き去りにされる身って辛いですよねぇ…。
肩に突き刺さった矢を抜く辺りまではカッコ良かったのですが、「医者に行かなきゃ」と言った途端に地面に倒れ込んだアンジェラスはちょっぴりお間抜けさんでした(^^;)。吹替えのせいでしょうか?

病院(D)
怪しげなドクター・グレグソン登場。人間ではなさそうですね…。

カリタス(D)
とびっきりスイートな歌声を聞かせるホスト(^^)。
(曲は「想い出のサンフランシスコ」)
彼の過去を知ってからこうして歌を聴くと、感慨もひとしおですね…。
ウェスリーたちの雇った「情報屋」は何とマールでした。全然知らない人が出てくるかと思ったのに…(苦笑)。
それにしても、マールは余程エンジェルが嫌いなんですねぇ。

エンジェル探偵事務所(D)
エンジェルがコーデリアを「コーディ」と呼んだのは初めてのような…?
ここでも妙なカットの切り返しが。ということは、これはわざとなのですね。スピード感を出すための演出なのでしょうか。何だかちょっと画面が見辛いのですが…。
F:「私、部屋から出てみた。あなたが言った小さな一歩」
A:「部屋に戻って! 出てくるな!」
可哀相なフレッド。間が悪すぎました(苦笑)。

カリタス(D)
やはりあの医者は悪魔ですか。

エンジェル探偵事務所(D)
ジェームスの心臓に杭を打ち込んだというのに、ジェームスは塵にならず、日光に当たっても燃えません。
一体どんな手術を行ってきたのでしょうか…。

下水道(D)
地下鉄の音には驚かないのに、携帯電話の着信音にはかなり激しく驚いていたエンジェルが可愛かったです(笑)。
ウェスリーの声が聞こえないのはコーデリアが被るように話しているからでは?(^^;)
C:「6分か、6時間か、6週間か…」
A:「じゃあ、このまま待てばいいんだな。ヤツが死ぬのを」
C:「そうよ。ここで待てばいいだけなのよ」
6週間も待つんですか?(^^;)

地下鉄(D)
珍しいですね。「エンジェル」で地下鉄なんて。
J:「いくら変わろうとダーラに惨い仕打ちをして捨てた男にかわりはないんだ」
A:「どこで聞いた!? …ああ。昔の話か。分かった」
最近も心当たりがあるけれど、昔も覚えがあると(^^;)

「俺の愛する女は…死んだ」
「何の話だ。女を愛した? 心の底から?」
「…ああ」
「嘘だ。それが本当なら今こうして俺と戦っていないさ。戦えないはずだ。彼女が死んだら…彼女が殺された瞬間、お前の心も死ぬからだ!」
「生きていけないと思ったよ」

ドラマチックな台詞ですね。私も一度言われてみたいです(うっとり)。
「君がいないと生きていけない」
実際には全然そんなことないと思いますけど(笑)。
私はエンジェルとバフィーこそ運命の恋人だと思っているので、こうした「エンジェルにとってバフィーは特別」と感じさせる台詞があると、とても嬉しいです。

エンジェル探偵事務所(N)
ジェームスとの戦いで少なからずショックを受けているエンジェルを励まそうとするコーデリア。
コーデリアはいつもエンジェルのことを気遣ってくれてますよねぇ。

「大切に思った物は今までなかった。彼女以外にはな。でも死んだ。もう戻らない」
「でもあなたはここにいる」
「ああ。彼女を裏切った気がしてならない」
「違う。あなたがもし意気地なしの恋でイカレたヴァンパイアだったら、今頃タロット・デーモンの所へ行って心臓を切り刻んで渡してたわ。けど、行ってない。あなたはまだ生きてるし、息も…してないけど、生きてるでしょう? あなたはまだ人を救うために一生懸命戦ってるじゃない。だから裏切ってない。立派に彼女の遺志を継いでる」
「本当に?」
「私はコーデリアよ。事実しか言わない。分かった?」
「分かった」

恋人の後を追って死ぬことが愛情の証ではない。
頭ではそう理解していても、感情がついていかない部分もあったのかも。コーデリアに励まされて、にっこり笑うエンジェルの優しい笑顔が素敵でした。

ニカラグアのバー(N)
髪の毛がボサボサのダーラ様。
「人生は驚きの連続ね」
そう言って立ち上がったダーラのそのお腹は一体何!?
巨大過ぎやしませんか?(^^;)
ヴァンパイアの赤ちゃんだからでしょうか。


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