第45話「鼓動」(2003/8/31
放送) HEARTTHROB 今回から第3シーズン開始です。 エンジェル探偵事務所(DAY、以下D) スリランカの寺院(D) エンジェル探偵事務所(D) フレッドの部屋(NIGHT、以下N) |
壁に「listen」という文字が幾つも書かれているのを見つけるエンジェル。 「…何を聞くんだ?」 「音よ。全てが一つになって意味を成したとき、頭の中でカチッと音がして答えが出るのよ」 「でも、音が聞こえる前に壁に書く場所がなくなったら?」 「…分からない」 「フレッド。君はずっと…5年間も君はあそこで追手にびくつきながら生きていたんだ。それがどんなことだか分かってる。でも、もう帰ってきた。安全だ。部屋から出ろ。時間は掛かるだろうけど」 エンジェルの言葉にハッとして立ち上がるフレッド。 「時間? あ。私、時間の論文書かなきゃ。まだ壁に書くスペースがあるから暫くは大丈夫ね」 「フレッド…。フレッド」 壁に文章を書き出したフレッドからマジックを取り上げるエンジェル。 「フレッド、もう何も書く必要はないんだよ」 「そう…? でもっ、私書かなきゃ」 「君に…おいで…必要なのは小さな一歩だ。ん?」 微笑むエンジェル。 「 いいか。一緒に下に行こう」 不安そうなフレッドの目の前で部屋の扉を開けるエンジェル。 「たまには付き合えよ。どうだい?」 |
スペシャル級に優しいエンジェル(^^)。 「必要なのは小さな一歩だ」の後、ずり落ちたフレッドの眼鏡を人差し指ですっと押すようにして直してあげるシーンがあるのですが、その直後の「ん?」と優しく同意を求めるようなエンジェルの表情も含めて非常にうっとりしてしまいました(^^)。 このときのフレッドの表情も可愛くて好きです。 うまくいきそうに思えた「部屋からフレッドを連れ出そう作戦」ですが、階下からコーデリアの絶叫が聞こえたため一時中断。 「ここにいろ!」 まぁそれはそういう展開になるでしょうけど…。 エンジェル探偵事務所(N) ウィルソンカレッジ・バナー寮(N) 6番通り(N) コーデリアの部屋(N) 1767年
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ロケットを開いてジェームスとエリザベスの写真を見ているエンジェル。 背後ではコーデリアが何か言いたげにそわそわしている。 「何だ?」 「何が?」 「話があるんだろ?」 「え? 私が? どうしてそんなふうに思うの?」 「君を知ってるからだ」 「私には関係のないことだし」 「いつもそう言うな」 「そうね。関係あることかも。だって私達は一緒に働いてるんだし、あなたが辛そうな顔してると私まで…。だから、苦しむあなたの姿は見たくないの。自分を責めることはないわ。彼女の死に責任はない」 「知ってる」 「そう。ならいいの」 「エリザベスとは知らなかった」 「…そっちじゃない。エンジェル」 ハッとしてロケットを閉じるエンジェル。 「ああ。君が話したいことって…」 「あなたのたった一人の恋人のこと」 階段に並んで腰を下ろすエンジェルとコーデリア。 「あなたはその場にいなかったし、彼女のために戦えなかった。彼女を救えなかった」 「……」 「一緒に死ねなかった。私が話したがってたことはこのことなのよ」 |
エンジェルはバフィーと一緒に死にたかったのでしょうか。 バフィーを助けるためなら死んでもいいとは思っていたでしょうけど…。 ところで、コーデリアの髪型は大人っぽくてイイですね(^^)。 1767年
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「俺の愛する女は…死んだ」 「何の話だ。女を愛した? 心の底から?」 「…ああ」 「嘘だ。それが本当なら今こうして俺と戦っていないさ。戦えないはずだ。彼女が死んだら…彼女が殺された瞬間、お前の心も死ぬからだ!」 「生きていけないと思ったよ」 |
ドラマチックな台詞ですね。私も一度言われてみたいです(うっとり)。 「君がいないと生きていけない」 実際には全然そんなことないと思いますけど(笑)。 私はエンジェルとバフィーこそ運命の恋人だと思っているので、こうした「エンジェルにとってバフィーは特別」と感じさせる台詞があると、とても嬉しいです。 エンジェル探偵事務所(N) |
「大切に思った物は今までなかった。彼女以外にはな。でも死んだ。もう戻らない」 「でもあなたはここにいる」 「ああ。彼女を裏切った気がしてならない」 「違う。あなたがもし意気地なしの恋でイカレたヴァンパイアだったら、今頃タロット・デーモンの所へ行って心臓を切り刻んで渡してたわ。けど、行ってない。あなたはまだ生きてるし、息も…してないけど、生きてるでしょう? あなたはまだ人を救うために一生懸命戦ってるじゃない。だから裏切ってない。立派に彼女の遺志を継いでる」 「本当に?」 「私はコーデリアよ。事実しか言わない。分かった?」 「分かった」 |
恋人の後を追って死ぬことが愛情の証ではない。 頭ではそう理解していても、感情がついていかない部分もあったのかも。コーデリアに励まされて、にっこり笑うエンジェルの優しい笑顔が素敵でした。 ニカラグアのバー(N) |