第30話「ラーモンの呪い」(2002/12/8 放送)
The Shroud Of Rahmon

結局、ケイトの望みは何なのでしょう?
今回のお話は「結末の断片」→「事件の発端」→「結末に至る過程」→「結末の全て」という順番で展開されていきました。
エンジェル、コーデリア、ウェスリー、ガン、ケイト登場。

FBI・取調室(NIGHT、以下N)
机に座って頭を抱えているウェスリー。
この後の展開に興味を持たせるべく、刑事の取り調べに曖昧な表現で返答します(笑)。
どうやらエンジェルがケイトに噛み付いたらしいのですが…何か理由があるわけですよね?
今回のテーマ:仲間内によるエンジェル評
その1「人の話を聞かないんだから。うちのボスは」
その2「人助けをしてるんだ。…自分がトラブってないときは」

エンジェル探偵事務所(N)
W:「頭、どうした?」
C:「何が?」
W:「髪型」
C:怪訝そうな顔
W:「変え…たろ?」
C:更に怪訝そうな顔
W:「凄くいい」
C:(^−^)
W:「いつ変えた?」
C:「…10日前(怒)」
10日も経って初めて気が付かれたら怒るでしょうねぇ(苦笑)。
ちなみにコーデリアの新しい髪型は、肩の辺りでバッサリ切った大人っぽい黒髪ストレート。結構似合ってます。
最近のエンジェルは相変わらずダーラのことで頭がいっぱい。ウェスリーもコーデリアもそれをいたく心配しているのですが…。
C:「ダーラで悩み、ダーラで悩み、ランチ。食後またダーラで悩む」
W:「そうか。もう十分だ。上に行ってあいつに一言注意してくる」
両手を腰に当て、階段を見上げたまま動かないウェスリー。
C:「ポーズはバッチリよ」
W:「どうも」
エンジェル本人に意見をするのはなかなか難しいようです(苦笑)。

スラム(N)
従兄弟のレスターから「トラブルに巻込まれたので助けて欲しい」と連絡を受けたガンは、エンジェルを連れて彼に会いに行きます。が、もちろん自分も事件に関わるつもりでいるガンは、レスターが差し出したメモをエンジェルが受け取るより先に横からさっと取り上げたり(笑)、「この件は危険だから俺に任せろ」というエンジェルに食って掛かります。
G:「(俺は)編み物でもやってろってか!?」
A:「セーターなら…(車に乗り込む)…黒がいい」
この「黒がいい」と言ったエンジェルがカッコ良かった…(笑)。
しかし、今までさんざん「危険だから」といってガンの助けを借りていたのに、どうして今回は「危険だから」降りろと言うのでしょう?(^^;)

エンジェルの部屋(N)
真っ暗な室内に女性の影。ダーラ? と思いきやケイトでした。
殺人事件の容疑者としてダーラを追っている、とのことですが、私には別の目的があるような気がしてなりません。でも、それが何かがよく分からないので、どうもケイトを見ているとイライラします(苦笑)。

「ケイト。いいか、君には想像もつかない力があるんだ」
「嵐でも来るの?」
「巻き込まれたくないだろ?」
「傷付くと思う?」
「いや。殺されると思う。そうならないように言ってるんだ」
「死んだらあなたみたいになるのかしらね。…あなたたちのゲームが終わるまで黙って見てると思う!?」
「もう一度だけ言っとく」
ケイトの手からクロス型の杭を弾き飛ばし、彼女の肩を掴むエンジェル。
「俺とダーラの邪魔をしたら、そのときはタダじゃおかない」

ケイトのことを心配して自分たちに近付くなと言っているのかと思ったら、結局最後は自分の邪魔をするなとケイトを脅迫していましたね(^^;)。
ケイトの方は、とにかくエンジェルを意識しまくっている感じでした。
エンジェルのことを父の仇として憎みたいというのは表向きで、実は好意から彼に近付きたいのでは…なんて憶測が飛んでしまうのは、私がエンジェル・ファンだからでしょうか。

エンジェル探偵事務所(N)
A:「髪型、凄くいいよ。いつ変えた?」
W:「10日も前だ。よく見てろ」
自分だって気が付かなかったくせに(苦笑)。
ウェスリーと出掛けた先で、真っ白な服に赤いカクテル・ソースをこぼされたコーデリアはかなりおかんむり。

W:「ソースをこぼしてしまったんだよ。ファット・チャウ・チャウの前で」
C:「…チャウ・ヤン・ファット!」
A:「凄い! 会ったのか!?」
この場合、エンジェルがその俳優の名前を知っていたということの方が凄いのでは?(笑) ここまでエンジェルを興奮させたチャウ・ヤン・ファットとは一体どういう人物なのでしょうか。チャウ・ヤン・ファット…知らないなぁと思ったら、要するにチョウ・ユンファのことなのですね?(^^;)。エンジェルは「男たちの挽歌」のファンだったりして(笑)。
コーデリアはカウンターの下に着替えを常備しているのでしょうか? 泊りがけで調査することもありますしね。備え有れば憂い無し(^^)。
レスターの話から、窃盗団の中にジェイドンというヴァンパイアが加わることを知ったエンジェルは、自分がジェイドンに成りすまして窃盗団に潜入する作戦を立てます。
ジェイドンは大規模な窃盗に関わる暑苦しい性格のヴァンパイアとして裏の世界では名前が通っているようです。
C:「暑苦しいって?」
W:「極めて社交的というイミだ」
最初はエンジェルがジェイドンと入れ替わるプランを手放しで褒めていたコーデリアでしたが、「極めて社交的」と聞いて眉を顰めます(苦笑)。
A:「…何?」
固まってしまったウェスリーとコーデリアに「何?」と聞いたエンジェルが妙に可愛かったです(笑)。
今回のテーマ:仲間内によるエンジェル評
その3「あ。その、きっとうまくやれるだろう。君は…演技派だ」

ダウンタウンのバス停(N)
で、演技派エンジェル実証シーン(笑)。
「これってめっちゃ感激。ハイ! 俺、すげーファンなんだよ。ボスからジェイドンが来るって聞いてさー。で、もう、わおってカンジ(^^)」
何もそこまでやらなくても…(^^;)
頭の弱そうな明るいお兄ちゃん役はエンジェルのオハコですね(笑)。
ジェイドンを油断させ必要な情報を得たところで、久々登場、袖に仕込んだ杭で心臓を一刺し。ここはとってもカッコ良かったです(^^)。
その後はよく喋る妙なノリのヴァンパイア・ジェイドンに変身(苦笑)。

廃車置き場(N)
当然といえば当然の展開ですが、レスターを名乗るガンが現われ、エンジェルは渋い顔。何とかしてガンを追い返そうと努力します(苦笑)。
ここで今回の狙いが「ラーモンの経帷子」であることが判明。大きな柩に入ったそれは重量何と1t。リーダーは「この人数でも持ち上げるのが精一杯だ」と話していましたが、人間2名、モンスター3名(エンジェル含む)で持ち上がる重さなのでしょうか? だって1tですよ? 1000kgですよ? それを5人で持ち運ぶ!? メンバーの中には余程の怪力モンスターが含まれているのですね…。
今回のテーマ:仲間内によるエンジェル評
その4「俺も無口なヴァンパイアを知ってるぜ」

エンジェル探偵事務所(N)
なかなか勘の鋭いところを発揮して、今回の窃盗のターゲット「ラーモンの経帷子」に辿り着くウェスリー。

南カリフォルニア自然史博物館(N)
ここでもエンジェルは偽レスターことガンを見張りに残そうなどと提案して見事に失敗します(苦笑)。どうも今回のエンジェルはガンのことを子供扱いしている感じです。
黙々と金庫破りの手伝いをするエンジェルですが…このまま盗んでしまうのでしょうか?

FBI(N)
自然史博物館で自動撮影された不審者の写真にエンジェルの姿が写っていたことをわざわざケイトに伝える刑事たち。カールソンとは第27話でリンゼーが用意した写真をケイトに持って来た彼のことでしょうか?

南カリフォルニア自然史博物館(N)
金庫破りの常習犯のくせに手元が震えるジェームズ・メンロウ(苦笑)。見兼ねたエンジェルが代わりにニトロを仕掛けます。エンジェルはいつまで芝居を続けるつもりなのでしょう?

エンジェル探偵事務所(N)
「ラーモンの経帷子」には恐ろしい力があり、周囲の人間に狂気をもたらすことを知ったウェスリーとコーデリア。レスターから今夜は顔合わせだけで、実際の犯行は週末だとの情報を得ていたわけですが、こんな時間になってもエンジェルが帰ってこないのはもしかしたら正に今犯行に及んでいるからなのでは!?と気付いて慌てて飛び出していきます。今日は二人とも冴えてますねぇ(笑)。

自然史博物館(N)
時、既に遅し(苦笑)。窃盗チームは呪いのせいでおかしくなってしまいます。まず最初は柩の置いてある金庫室に入ったエンジェルに異変が起き、続いてガンのヴァンパイアへの憎しみが膨れ上がり、怪力モンスターは狂暴さを増し、リーダーは指紋を拭くのに大わらわ(苦笑)。
エンジェルを追ってやって来たケイトやウェスリー、コーデリアも呪いの影響を受けているようです。但し、ウェスリーとコーデリアに掛かった呪いはエンジェルたちのものとは種類が違うような…(^^;)
ガラスに向ってビーバーのように歯を出して「私の歯ってとーっても大きい(^^)」と囁くコーデリアがおかしいというか可愛いというか…(笑)。
その頃、窃盗チームはたった3人で柩を運んでいました。重さ1tなのに(^^;)。
エンジェルは呪いが掛かっているような掛かっていないような微妙な感じです。ウェスリーを殴り飛ばしたのも芝居だったのでしょうか?
A:「ケイト。何を怖がってる?」
ケイトは一体何を待ち望んでいるのでしょう?

廃車置き場(N)
柩も重要なのかと思っていたのに、どうでもよかったみたいです(苦笑)。
しっかり呪いに掛かってしまったと思われたエンジェルですが、実は完璧に自分をコントロールしていたことが判明(^^)。カッコいい〜。
今回のお話では「俺に任せろ」と言うエンジェルに反抗し続けてきたガンですが、最後の最後で彼に任せます。頼りになる存在なんですよね。
最後は経帷子を燃やして事件は無事解決。…でもこれって結局、博物館から経帷子を盗んで勝手に処分したってことなんですよね。まぁ、その方が世の中のためになるわけですし、これで良かったのでしょう(^^;)

FBI(N)
ここで冒頭の取り調べ室に逆戻り。
ウェスリーを解放するように告げたケイトの顔色は死人のようでした。
首筋にはエンジェルに噛まれた傷跡がくっきり。牙の跡が2つ付くだけかと思ったら、いくつもの歯の跡がありました。痛そう…。
ヴァンパイアに殺された父親の写真を飾ったデスクの側で、このときケイトは何を思っていたのでしょうか。ヴァンパイアに殺された父親の痛み? ヴァンパイアに襲われる恐怖? それともそのヴァンパイアに命を救われたことへの困惑?

エンジェル探偵事務所(D)
呪いのせいでアクセサリー泥棒になってしまったコーデリアですが、「全部返したわよ!」と言う胸に付けているのは紛れもなく勝手に持ち帰ったペンダント(苦笑)。いけないわ、コーデリア。ちゃんと返さなくては。
一方、エンジェルが生きた人間の血を吸ったことに危機感を募らせるウェスリー。
「相当長いことやってなかったはずだ」とウェスリーは言うのですが、エンジェルが生きた人間の首筋に牙を立てた…つまり、バフィーの血を吸ったのは割と最近の部類に入るのでは?
フェイスの放った毒矢によって瀕死の重体に陥ったエンジェル。彼を救えるのはスレイヤーの血液のみ。そんな状況で自ら身体を差し出したバフィー。
あれはかなりドラマチックなシーンであったと共に、なかなかエロチックなシーンでもありました。
バフィーに噛み付いてから2年と経っていないはずですが…。うーん。まさかバフィーとのことを無視しているのでしょうか?(^^;)

エンジェル探偵事務所(N)
ケイトの血を吸ったことは、エンジェルの脳裏に生々しい記憶として残ったようです。


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