第11話「夢遊病」(2001/12/16 放送)
Somnambulist

今回はハンサムなエンジェルがいっぱい(笑)。このドラマはいつでも「エンジェルは2枚目」という設定になっているのですが、私的には「いつも2枚目」という意見には賛成できません(ゴメンナサイ)。でも、この回は何となく「素敵〜(はあと)」というエンジェルのショットが多くてうっとりでした。ちょっと弱気な上目遣いなんかイイ感じです(^^)
エンジェル、コーデリア、ウェスリー、ケイト登場。

路地、エンジェルの寝室(NIGHT、以下N)
夢と現実が交錯。夜の街で若い女性の首筋に噛み付くヴァンパイア。その顔は何とエンジェル!「ええっ!?」と思ったところでベッドから跳ね起きるエンジェルの図。「なーんだ夢だったのね」と思ったのも束の間。その殺人事件は現実に行われていたと分かり…。

エンジェル探偵事務所(DAY、以下D)
何とか仲間に入ろうとコーデリアに自分を売り込むウェスリー。
本人はさりげなくアプローチしているつもりなのでしょうねぇ。バレバレだけど(笑)。
ウェスリーと入れ違いに事務所にやってきたエンジェルは夢見が悪くて超不機嫌。ぶっきらぼうが輪を掛けてかなり怖いです(^^;)

FBI(D)
現在調査中の某車のナンバーをこっそり調べて欲しいとケイトにお願いするエンジェル。「そういう情報を一般市民に教えちゃいけないことになってるの」やんわり断ったのに、「知ってる」と真っ直ぐ目を見て悪びれもせず答えるエンジェルにケイトもお手上げ(^^;)。職権乱用で調べておくと約束してくれます。特別扱いだな〜(笑)

FBI、街中(N)
捜査室で連続殺人犯のプロファイリングを行うケイト。浮かび上がる犯人像は微妙にエンジェルとリンクしています。
一方、夜の街を歩くエンジェルはブロンドの少女の後ろ姿にバフィーを重ねて暫し足を止めます。何となく顔も似ていたような…。

エンジェル探偵事務所(N)
巷を賑わす連続殺人犯が被害者の左頬に十字の傷を残していることを知ったウェスリーは、それが過去のエンジェルの習性にそっくりなことに気付き、殺人犯はエンジェルだ!と事務所に乗り込みます。
これに対してコーデリアはきっぱり否定。コーデリアかっこい〜!
「エンジェルを侮辱するのは許さないわ。世の中が全員カツラ被ってた時代にエンジェルが何をしてようと私は気にしない。今は良い人で、友達なの。友達のことを悪く言ったら誰だろうと決して許さないから」
まぁ「今が良い人なら過去に何をやっていても構わない」というのは正直どうかなぁと思いますが、エンジェルの場合は100年間苦しんできたわけですからねぇ…。命懸けで人助けもやっているし…。許されてもいいかな?みたいな。駄目でしょうか。

エンジェルの寝室(N→D)

路地(過去)(N)
過去のエンジェル(つまり、アンジェラス)ってよくニヤ〜ッといやらしい笑いを浮かべてますけど…白い顔にこのいやらしい笑いが何とも“ヴァンパイア”って感じで似合ってます。
ちょっと退廃的な感じがするのも見ていて気分が盛り上がります(笑)。「ああ。彼は悪いヴァンパイアなんだわっ」という感じで(笑)
但し、時代物の衣装とカツラはいささか似合っていないような(^^;) もう少し身体の線が細ければ…。

ペンの部屋、エンジェルの部屋(D)

FBI(D)
殺人犯の正体が、かつて自分がヴァンパイアとして手ほどきをしたペンだと気付いたエンジェルは、ペンの似顔絵をケイトに託します。
「質問はなし」でただ犯人逮捕に必要な情報のみを与えるエンジェルを訝しみつつも結局は信用するケイト。ここでも特別扱いです(笑)
このシーンでケイトはクロス型のペンダントをしているのですが、やたらとそのペンダント・トップを触ります。後の伏線なのでしょうが…それにしてもわざとらしい(笑)

FBIの駐車場(D)
車に乗って待っていたウェスリーに「(ケイトの動きを)注意して見張ってなければ」と言われたエンジェルは「大丈夫。無線機で彼女が知ることは俺たちにも分かる」と答えます。
W:「どこから持ってきた?」 A:「パトカーから」
そんな平然と…(^^;)
で、エンジェルが車を運転してFBIを後にするのですが…ウェスリーは一体何のために車に乗っていたのでしょう?

FBI、酒屋の前、路地(N)
ものすごいジャンプ力でビルに飛び込むペン。雨樋を使ってビルをよじ登るエンジェルといい、ヴァンパイアになると人間を超越した身体能力を持つようですねぇ。

ビル(N)
ペンが飛び込んだビルに一人で乗り込むケイト。それはいくら何でも無謀なのでは?(苦笑)
案の定ペンに殺されかけるケイト。そこへエンジェル登場。
ペンの方は偶然再会したアンジェラスに懐かしさいっぱいという感じで「イタリアで会うはずだった」「19世紀になるまで待ってた」と告げます。どうやらエンジェルはペンと合流する前に訪れたルーマニアで呪いに掛かって魂を戻された模様。その辺りの事情を全く知らないペンは、いきなりエンジェルに襲い掛かられ困惑します。が、次第に激しく応戦して最後は逃走。
そして、遂にエンジェルの正体を知るケイト。
第11話で正体暴露ですか…。予想よりちょっと早かったかも。

「(ヴァンパイアの存在なんて)信じないわ」
「信じないだろうな。実際に見た後でも受け入れれば負けることになる」
「話はそれだけ?」
「いや」
ケイトの胸元に手を伸ばし、クロス型のペンダントトップを握り締める。
「だが何を言っても君は一言も聞きはしない」
ペンダントを握るエンジェルの手から煙が立ち昇る。
「考えてもいなかったものに直面してしまったから」

ケイトがやたらとペンダントを触っていた謎が解けました(笑)。
ヴァンパイアは十字架に触れると火傷してしまいます。依って、エンジェルの手は十字架に焼かれてジューっと煙が…。

FBI(D)

エンジェル探偵事務所(D)
依頼人を装いケイトとエンジェルのことを探りに来たペンの正体に気付くコーデリア。意外と鋭い?(笑)それとも、一目見て気付くべき?(笑)
「あなたね!エンジェルが探してる…猿まねっこ!」
さ、猿まねっこって…(^^;)。なーんか凶悪な連続殺人犯にはあまり似つかわしくない形容詞かと…。
ブラインドをサッと上げたりしてコーデリア冴えてます。
A:「持ってきてくれ」 C:「お金ならないわよ」←正解は杭
これは冴えてません(笑)。
しかし、もっと冴えない人=ウェスリー登場。しかも「街は平穏無事…」とか言いながら事務所に入ってきたところをペンに捕獲されます(苦笑)

ANCIENT EYE、街中、ペンの部屋(N)
「ANCIENT EYE」というのはお店の名前なのですが、古本屋のようなそうでもなさそうな…。何屋さんなのでしょう?

ケイトの部屋(N)
過去の文献を使ってペンのことを調べるついでに(笑)アンジェラスについても調べたケイト。訪ねてきたエンジェルに部屋に入る許可を与えず追い返します。以前だったら間違いなく招き入れていたでしょう。特別扱いは終了してしまいました。

エンジェル探偵事務所(N)

ペンの部屋(N)
無人の部屋の机にはスクールバスの時刻表。
それを見たエンジェルとウェスリーは…?

FBI(D)
いつのまにか捜査室に潜んでいたペン。目にも止まらぬスピードで(という演出なのでしょう)警官たちに襲い掛かります。ペンの本当の狙いはケイトでした。

FBIの駐車場(D)
ペンの撹乱作戦には引っ掛からず、エンジェルとウェスリーが車で到着。パトカーから失敬した無線機のお陰でしょうか(笑)
今回はウェスリーが車を運転していました。エンジェルは助手席で頭から何かを被って隠れていました(笑)。←直射日光を避けるため

下水道(D)
人間は恐怖を感じている方が血が甘くなるそうです。ふーん…(--;)
ケイトを殺そうとするペン。そこへエンジェルがやって来ます。
エンジェルVSペン。ふたたび。
ペンの方が身体能力的に勝っているような気がします(笑)
エンジェルを背後から羽交い締めにするペン。まるでケイトに「2人まとめてやってくれ」と言わんばかりの体勢です(^^;)。期待に応え(?)大きな棒の切れ端を手にしたケイトがヴァンパイア2人を串刺しに! エンジェルのお腹の辺りから入って突き上げるように斜めに角度を付けてペンの心臓を貫きます。
エンジェルは「バフィー」でも矢が斜めに身体を貫いたことがありましたね〜。目の前でそれを見たバフィーはショックで一瞬頭が真っ白になったことでしょう。私も瞬間、ギョッとした覚えがあります(笑)

ビルの屋上(N)
ぼんやり街の灯りを眺めるエンジェル。
今までならここでエンジェルを励ますのはドイルの役目だったのに…。
ドイルの代わりにコーデリアがやって来て、落ち込んでいるエンジェルを彼女流に励まします。これがなかなか高ポイント。

「あなたはもう過去のあなたじゃない。私が見るビジョンはアンジェラス宛てじゃなくてあなたに来るの、エンジェル。“ある力”っていうのが何だか知らないけど、その人たちは少なくとも違いを分かってるのよ」
「ああ」
「人は変われるわ」
「そうだ。だが戻ることもある。万一また俺が…」
「そしたら殺してあげる」
「ありがとう」
思わず言葉が洩れたようにぽそりと小声で呟くエンジェル。
「友達でしょ」
キッパリと言い切って背中を向けるコーデリアを面食らったように、そして少し嬉しそうに見つめるエンジェル。

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