第5話「解かれた母性愛」(2001/11/4 放送)
RM W/A VU

今回のメインはコーデリア。そして何やらいわくありげなドイル。こちらは次回以降に謎解きがされるようです。
エンジェル、ドイル、コーデリア、ケイト登場。

エンジェル探偵事務所(NIGHT、以下N)
冒頭のゴミ袋の件は何だかとっても唐突な感じがしたのですが…何か意図があったのでしょうか?
コーデリアが帰った後、エンジェルの机にどっかと足を乗せて、「(コーデリアのことを)教えろよ」とのたまうドイル。いきなりの暴挙にも関わらず(笑)読書中のエンジェルはちらっと視線を動かしただけで特に怒る様子もなく(ここで第1話のラッセルとエンジェルのシーンを思い出しました)、サニーデール時代のコーデリアの話をドイルに教えます。 エンジェルにとってもドイルは少し特別なのでしょうか。割と心を許してる感じ。
ドイルはコーデリアについて「グッとくるじゃんか。彼女」と言うのですが…そ、そう?(^^;) でも、ドイルのこの言い方は好き〜。帰るコーデリアを見送るドイルも好きです(^^)。何となく。
ちなみにエンジェルによる現在のコーデリア評は「彼女はパソコンも書類整理もできない。電話ぐらい取れるかと思ってた(けどそれもできない)」

コーデリアの部屋(N)
水道の蛇口から泥水が出て服が汚れてしまったときに、「…しょうがない」と状況を受け入れているコーデリアが何となく健気でした。
私はあんな部屋には絶対住めません。

ドイルの部屋(N)
折角掛かってきたコーデリアからの電話を取り損ねるドイル。もし、電話に出ていたら…どうなったでしょうね。特にどうということもないか(笑)。
背後から「しばらくだな」と声を掛けられ、ハッと振り向いたドイルの表情が好きでした。好みだなぁ…。

エンジェルの部屋(N)
サービスカット?(笑) タオルを腰に巻きつけただけのエンジェル。タオルはもちろん黒(笑)。
エンジェルはベートーベンの第九を掛けながらシャワーを浴びていたようですが、シャワーしながらレコードの音って聞こえるのでしょうか? とにかくこれがエンジェルのリラックス・タイムの過ごし方なのですね…。
そこへ突如現れるコーデリア。いきなり押し付けられた荷物に戸惑いつつ、きちんと持っていてあげるところが善人ですよねぇ。コーデリアに「そのカバンに密航者がいたりして」と言われ、即座に無言で視線をカバンに走らせるエンジェルが何だか可愛かったです(笑)。
そして我がままコーデリア。向う所敵ナシのムタイぶりを発揮しています。こういうことではエンジェルは怒らないと思っているのでしょうね。

エンジェル探偵事務所、部屋(DAY、以下D)
サービスカットその2(笑)。素肌にガウンのエンジェル。…前をはだけたままうろうろするのはコーデリアを女性扱いしてないってこと?(笑) まぁコーデリアの方もそんなエンジェルを見て何も感じないようなので、お互い様というところでしょうか。
借金取りから逃げて事務所にやって来たドイルが見たのは湯上がりコーデリア。驚いたドイルはエンジェルに食ってかかっていましたが、借金取りが来なければドイルの部屋で湯上がりコーデリアだったと知ったら更に地団太踏んで悔しがったことでしょう。でも、ドイルがコーデリアにどの程度興味があるのか今イチよく分かりません。口ではなんだかんだ言っていますが…。
D:「オフィスに俺宛に電話こなかった? 住所を聞いたりとか」
(←このときのドイルの仕草が好き〜)
C:「ああ。あった。従兄弟だって言ってた。何かこうイギリスっぽい名前だったけど」
D:「でも住所は俺に聞いてから教えてくれない? 部屋くらい片付けたいしさ」
C:「…嫌だ。あなたに感謝されると思ってたのに…」
一応冗談めかしているものの、珍しく本気の滲む声でドイルに釘をさされたコーデリア。良かれと思ってしたことが相手の迷惑になったというのもショックだし、いつでものらりくらりと不真面目そうなお調子者から注意を受けるというのもショックですよねぇ。
A:「手に傷跡が…」 D:「バドミントンでね」
何故にバドミントン?(^^;)
正直に怪我の理由を話さないドイルに一計を案じるエンジェル。
ドイルを訪ねて客人が来たと嘘をつき、慌てて逃げ出そうとしたドイルを捕獲。ヤバい事態になっていると証明してしまったドイルは渋々エンジェルに打ち明けます。…そうまでして聞きたがるなんて、エンジェルは余程ドイルが心配な模様。
しかし、エンジェルにとってはドイルの借金問題よりコーデリアとの同居の方が大問題なのだとか(苦笑)。「シーツにピーナツバター」とか「皮の椅子に濡れたタオル」とか意外と細かいことが気になるエンジェル。だらしないコーデリアとの同居はキツいでしょうね。
エンジェルの部屋から本を持ち出すドイル。エンジェルとドイルは読書仲間?(笑)
このときエンジェルが着ている黒いシャツが何気に素敵です(^^)
床のビニールが剥がれてきたから接着剤を貸してほしいと頼むコーデリア。自分で剥がしたくせに(笑)。コーデリアは木の床にこだわっているようですが、お嬢様時代に住んでた家の床が木張りだったのでしょうか?

不動産巡り(D)
どれもこれも嫌な部屋ばっかり(笑)。

ドイルの部屋(D)
ドイルの代わりに彼の部屋で借金取りが現れるのを待つエンジェル。突然背後から襲われます。

ピアソン・アパート(D)
結局、ドイルの友達に頼んでアパートを紹介してもらうコーデリア。こーんな素敵な部屋が格安!? アパートを案内している女性はやけに契約を急がせているような感じだし…何かおかしいですよね(笑)。
「ここに住めるなんてホント感激。あなたのお友達のお陰よね。お友達大好き!」とドイルに抱き付いて感謝の意を表わすコーデリア。漸く抱擁シーンに辿り着けて良かったわね、ドイル。

ドイルの部屋(D)
襲ってきた怪物を逆に取り押さえたエンジェル。怪物の頭を壁に打ちつけ、激しく凄む姿が素敵でした(笑)。

「俺はエンジェル。お前は?」
「知るかよ」
掴んだままの怪物の頭を激しく壁に打ちつけ、凄むように名を尋ねるエンジェル。
「俺の名前はエンジェル。お前は?」
「……ッ」
更にもう一度怪物の頭を壁に叩きつけるエンジェル。
「……」
エンジェルの殺気に気圧される怪物。観念して名前を告げる。
「…グリフ」

まず自分から名乗る辺り、紳士って感じ?(笑) 実際やってることは紳士とは程遠いですけど。もう凄い殺気(^^;)。
この後の
「(俺と闘えば)運が良くても10分ともたないぞ。もっとツイてりゃ最後の5分は眠ってられるがな」
と脅すエンジェルもカッコ良かった…(うっとり)。
ところで、「グリフ」ってイギリスっぽい名前でしょうか?

ピアソン・アパート、エンジェル探偵事務所(N)
エンジェルにはもっと外に出て人間と接点を持つように言いながら、自分は「他人と深く関わらずに生きていきたい」ドイル。理由ありって感じ…。
D:「あんたなら分かるだろう?」
A:「分かる」
D:「な」
A:「だが何か理由があるはずだ。俺はこうして生きるしかない。お前はそうとは思えない。何があった?」
D:「気にするなって。俺はあんたほど根暗な人間じゃないんだ」
自分のこと以外は冗談めかしてベラベラよく喋るのに、なかなか本心は明かそうとしない…。おや? どこかに他にもそんな人がいましたね。イニシャルはD.A.ドイルと逆!(笑) [cf] Allen Doyle

ピアソン・アパート(D)
ニコニコしながら扉の外に立つドイルとエンジェル。ドイルの笑顔がやけに子供っぽくてかわいいです(^^)。
D:「片付いてないなんて気にすることないよ」
そうそう。今更ですよね(笑)>第2話参照
「ボスが燃えちまわないように閉めとこうと思って」とブラインドを下ろすドイル。ドイルって本当に気配りの人というかエンジェル思いというか…。
「多分まだ続きがあるの。ダイじゃなくてダイエットかも! 「痩せろ」ならまだ許せるじゃない!」
コーデリア…(^^;) 相変わらず笑わせてくれます。

エンジェル探偵事務所(D)→(N)
高校時代に他人を傷つけていたと自覚のあるコーデリア。成長したのね。でも、やっぱりどこか常人とは感覚にズレがあるような…(^^;)。
インターネットでピアソン・アパートについて調べるドイル。意外に切れる男ぶりをここでも発揮(^^)。でも、コーデリアに八つ当たりされて可哀相。
D:「コリアンタウンに祈祷師の友達がいる。そいつなら(胆汁を)持ってる」
C:「あら。またお得意のお友達? その人、私にポルターガイスト付のお部屋を紹介してくれた人かしら?」
コーデリアのこの発言にはドイルもちょっと呆れ顔。でもすぐに「ドイル、頼む。もらってこい」とエンジェルに宥められ、大人しくコリアンタウンへ。エンジェルとドイルって対等な関係のようでいて、ちょっと違うというか…。年の差?(笑)
色んな友達のいるドイル。広く浅く付き合っていそうです。

エンジェル探偵事務所、ピアソン・アパート、FBI(N)
冒頭シーンと同じく電話を取り損ねるコーデリア。電話が留守録状態に移行した後、慌てて受話器を取って話します。ここがポイント。これでコーデリアとエンジェルの声色を使った幽霊との会話が録音され、後で事務所に戻ってきたドイルとエンジェルがコーデリアの行方を知る手掛かりになります。受話器から聞こえる偽エンジェルの声は本物とは微妙に違う感じでした。
すっかりケイトに頼る癖のついたエンジェル(笑)。
K:「名前だけなのは歌手か法王よ」 A:「俺は法王なのさ」
慣れてきて口も滑らかです(笑)。そんなジョークを言ってもいいのでしょうか?(^^;)
ケイトの協力で得た情報を伝えようと探偵事務所に電話をするエンジェル。慌てて電話を取るドイルが笑えます(笑)。
D:「エンジェル探偵事務所。困った…人を困らせます。ごめん(汗)、間違えた」

車中(N)
FBIで仕入れた情報を元に、もっともらしく今回の事件の仮説を立てるエンジェル。実は大ハズレ(笑)。

ピアソン・アパート(N)
今回の見せ場。その1:泣き虫コーデリアと彼女を叱咤激励するエンジェル。その2:復活した意地悪コーデリアとミセス・ピアソン。
呪文(ラテン語)を唱えるエンジェル。かっこいい…(うっとり)。でもこれ、オリジナルより吹替えの方がカッコいいんですよね(^^;)。「バフィー」のときもそうでした。
輪の中に入って中心を打つ…中心を打つって?
そして突然、呪文を唱える役を交代しろとエンジェルから本を手渡され当惑するドイル。「これラテン語だろ!? 今時誰も使っちゃいないのに読めるわけないよっ」…だよねぇ(^^;)。

両手でコーデリアの肩を掴み、彼女を激励するエンジェル。
「しっかりするんだ! 君ならできる。さぁ!」
「だめよっ」
泣きながらエンジェルを突き放すコーデリア。
「悔しいだろ。こんな酷い目にあわされて」
エンジェルは、彼の声が耳に入らないコーデリアの肩を掴み、彼女の身体を揺さ振りつつ激しく言葉を掛ける。
「おいっ。お前らしくないぞ! こんな弱虫のまま負けていいのか!? いつものお前らしく立て!」
「できない! できないの!」
泣き叫ぶコーデリア。
「全く手の焼けるお嬢さんだ!」
エンジェルはコーデリアの身体を引き起こし、円の中に立たせようとする。

コーデリアを励ましてる途中で分厚い本がエンジェルの頭を直撃っ。痛そう…。
嵐の最中のように、幽霊の力で激しく物が飛び交う部屋に危険を感じたエンジェルたちは一旦部屋を出ようとします。そこへ登場する借金取りグリフ他2名。荒れ狂う部屋に驚く他2名を尻目に「ただの幽霊だ」と落ち着き払うグリフ。「ただの風だ」とかなら分かりますが、「ただの幽霊」って…(^^;)。

ミセス・ピアソンの「ワル」という言葉に反応するコーデリア。ミセス・ピアソンを睨み付けながらゆっくり立ち上がる。
「私はめそめそ泣いてばかりの弱虫なんかじゃない。サニーデール高校始まって以来の意地悪な女。誰にも勝手な真似は許さない」
「シーツで首吊りの輪を作って天井から釣り下げて…」
「うるさいんだよ! クソババア! それでワルのつもり!? 化けて出て脅かして、ねちねちと若い女の子をいじめるくらいで。とにかくあんたみたいなシワくちゃな婆さんには消えてもらいましょう。そうよ私はね、復活したの」
にやりと不敵に微笑むコーデリア。
「あんたみたいなクズの脅しが私に効くと思ってるのかい」
「あんたはこうするの。カビ臭い鞄に荷物を詰めて私の家からさっさと出てって!!」
部屋の外を指差しながらコーデリアが一喝すると、ミセス・ピアソンの姿が吸い込まれるように壁の中に消える。

ミセス・ピアソンに「ワル」と言われただけで突然キレて復活するコーデリア。さっきまであんなに脅えて怖がっていたあれは誰? まぁでも幽霊と対等に渡り合うコーデリアの姿は見ていてスカッとしました(笑)。「ワル」…そんなに特別なキーワードなのでしょうか?(^^;)
ミセス・ピアソン、デニス親子の一件は…寒気がしました。

ドイルの部屋(N)
D:「話すよ。少し時間をくれ。過去は逃げたりしないだろう?」
A:「ああ。決して逃げないな」
辛い過去を抱える者同士通じる所があるような、しんみりしたいいシーンでした。

ピアソン・アパート(N)
サニーデールの友人(多分オーラ)と電話で話すコーデリア。「ルームメイトがいるんだけどまだ一度も見たことないの」って変なジョーク言ってるな〜と思ったらビールの缶がすーっと動いて…。「こらこら。オバケのデニス!」デニスの霊はミセス・ピアソンと一緒に昇天したのかと思ってました(^^;)


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