第2話「孤独」(2001/10/14 放送)
Lonely Hearts

いよいよエンジェル探偵事務所がスタート。
このメンバーでやっていけるのか甚だ不安(^^;)。
エンジェル、ドイル、コーデリア、ケイト登場。

エンジェルの探偵事務所(NIGHT、以下N)
真っ暗な部屋に1人でぼんやり座っているエンジェル。考え事?
エンジェルって1人の時間をどう過ごしているのでしょう。「バフィー」のときは読書してる姿が定番でしたけど…。
コーデリアに気があるドイル。自分が「半悪魔」ってことはコーデリアには内緒にしてくれと頼むドイルと頼まれるエンジェルの図が何となくおかしかったです(笑)。
そしてエンジェル探偵事務所の名刺。
出来たばかりの名刺を「見て見て〜」って感じでニコニコしながら2人に見せるコーデリア。本当に嬉しそうでかわいい(^^)。なのになのに恐らくコーデリア的にはお気に入りだった天使の絵を蝶だの小鳥だのフクロウだのと言われてすっかりおかんむり。可哀相に…。
ところで、アメリカのドラマや映画に登場する電話番号は「555」が使われます。ってことで、エンジェル探偵事務所も「555−××××」。
突然、ビジョンが頭に浮かぶドイル。あれは頭痛というより発作に襲われてる感じですね。一種の罰を受けてるみたい。孫悟空の輪とか。

ドブリーク(N)
「エンジェルがやろうとしていることは裏稼業だ」ということは、エンジェルは潜りの私立探偵…。
職業を質問されたエンジェルの咄嗟の答え「基本的には獣医をしてる」そ、そうなんですか!?(笑)
ドブリークでは男性からも女性からも声を掛けられまくるエンジェル。その一人ケイトとはかなりいい雰囲気ですが、ケイトがドブリークに来ていたのは完全なプライベートだったのでしょうか?
今夜の何気にカッコ良い一言。
K:「気分は悪いの?それとも良いの?」 A:「君が決めてくれ」

ケビンのアパート(N)

ドブリーク(N)
「俺も若かった時にはよくバーに行ったもんだがこんなんじゃなかった」
…それって200年ほど前のことでしょうか?(^^;) 人間時代のエンジェルってなーんか結構放蕩息子っぽい感じでしたよね〜。
コーデリアの貴重な意見…エンジェルの嫌味は通じなかったようですね(苦笑)。直球勝負というか正直過ぎるというか…思ったことをそのまま言葉にしてしまうのがコーデリアの良いところであり、悪いところです。

ケビンのアパート(N)
ケビンが加害者だと思ったのにシャロンが加害者でびっくり。

探偵事務所(N)
パソコンの文書入力に四苦八苦のコーデリア。「’」が見つかりません。前回のお話でエンジェルに「事務をやる人間が必要でしょう?」だなんて大見得切ってたくせに(?)、やっぱりこんなオチが。そして意外に使える男ドイル登場。もうお約束(笑)。でも、こういう「へぇ〜。そんなこともできるんだ」という意外な発見って私的にはポイント高いです(^^)。

ドブリーク(N)
お約束その2。ドブリークの前で偶然再会するエンジェルとケイト。
K:「地獄に行けば」 A:「もうとっくに行ったよ」
確かにね。

探偵事務所(N)
「悪魔ってホント最低よね」コーデリアの一言に彼女に気があるドイル(彼は人間と悪魔のハーフ)は敏感に反応。ドブリークではコーデリアに絡んだ酔っ払いを追い払おうと、自分の彼女だから近付くなと言ったら当の本人に即座に否定されたりして、可哀相なドイル。

ドブリーク(N)
「何度かデートに誘ったんだよ」その誘いをシャロンは受けたのかな。受けなかったのかな。彼は結構本気だったのに、彼女はそうと気付かずにうまくいかなかった…というドラマを勝手に想像してしまいました(笑)

シャロンのアパート、路上(N)
シャロンの身体から悪魔が! 気持ち悪ーいっ。
今回の敵は人間の身体を次々と乗り換えていく悪魔でした。「ケビン→シャロン→ニール」と乗り換えたわけですね。
エンジェルとニール(というか悪魔)の戦闘シーンは、エンジェルが強い悪魔に押されます。痛そう…。1番痛そうだったのは電気スタンドに投げつけられたシーンです。
ここでケイト登場。何と彼女の正体は刑事。
ケイトはレギュラーなのでしょうか? 「怪しい私立探偵の男とできる女刑事」が持ちつ持たれつの関係を保つ…というのはある種のパターンですが…。恋愛感情もありつつ、信用してはいけないと絶えず自分に言い聞かせたりする緊張感漂う相手が現れてくれるとドラマとして見ていて面白いですが。
あら。エンジェルの額に突然傷が…。
それはともかく(笑)、ケイトがバーに来ていたのは潜行調査だったのでしょうか? だとしても「他人を信用できない」と言っていたのはケイトの本心だったように思えます。そういう性質なのか職業病なのか…。彼女もまた孤独な人間なのでしょう。
そして刑事の勘で偶然知り合ったエンジェルを怪しいと睨んだ、と。確かに何となく怪しいですよねぇ、エンジェルって。でも何が怪しいのでしょう。挙動不審?(苦笑)
きました。K:「ライセンスを見せて」 A:「残念ながらない」
探偵するには免許が必要。ちなみに「ブルームーン探偵社」ではマディとデーヴィッドの探偵免許を金庫に保管してました。

銃口を突き付け、激しくエンジェルに詰め寄るケイト。
「どうやって自分を信用させたの?その瞳で見つめて喋るのは苦手だって言ったの?」「犯人は探し物を与えたんだ」
「探し物って?」
「希望だ」

オープニングにも使われていますが、回転しながら窓からゆっくり舞い下りるこのシーン…本当に「舞い下りる」という表現がぴったり。
両腕を広げ、左足を引きつつ空中で回転するときのフォームがうっとりするほど素敵です。直前の後ろ回し蹴りもカッコ良くて素敵(はあと)。

コーデリアのアパート(N)
ヴァンパイアは住人が生きている限り、招かれない家の中には入れません。(1度招かれればその後は出入り自由。)シャロンの部屋には彼女が死んでいたので入れたわけですね。前回のウィンターズ邸は住人が人間ではないので勝手に入れたのでしょうか。それとも住人がヴァンパイア、つまり1度死んだ人間だからでしょうか。ステイシー事務所は? ……。あまり深く考えない方が良さそうですね。
「その…、俺はつまり」と暗に「君の許可がないと入れない」とコーデリアに告げるエンジェル。このときの仕草が好き〜(笑)。それから「永遠にそこにいて」とジョークを飛ばすコーデリアも(笑)。でも、そんな冗談言ってる場合じゃないんですが。
しっかし、コーデリア…凄い部屋に住んでいるのね(^^;)。
「メイドを雇えないのは私のせいじゃない」って、そっかーお嬢様は自分で片付けしたりしないのね!って、そういう問題なのでしょうか? せめて使ったお皿を床に放置するのだけはヤメましょう(^^;)
突然へらっと笑って「ここに住んでんのか?」とコーデリアに訊ねたときのエンジェルが好き〜(^^) 何となくいたずらっ子みたいな顔つきでした。
「帰省中…悪魔も地獄に里帰りするの?」
オリジナル(英語)では多分そんなこと言ってやしないでしょうけど、何となくコーデリアならそういうこと言いそう(笑)。

厳しい顔付きで部屋を出て行こうとするエンジェル。
「(奴はバーに)必ず来る。人と接触しにな」
「何故?」
「孤独な奴はそうする」
エンジェルの答えに言葉を失うドイルとコーデリア。

思い当たるところがあったんでしょうね。ドイルもコーデリアも孤独だから。

ドブリーク、探偵事務所、エンジェルの部屋、アパート(N)
エンジェルの部屋を捜索するケイト。冷蔵庫の中は空っぽだったのでしょうか。いつものように豚の血が入っていれば変質者確定だったでしょう(^^;)。まぁ、あの壁に飾られた(?)武器の数々だけでも怪し過ぎますが(苦笑)。

路上→コーデリアのアパート、FBI(DAWN)
夜明けの薄明かりの中を歩くエンジェル。絵になるなぁ…(うっとり)。でも、平気なんでしょうか。明け方に外を歩いて。直射日光は当たっていないようですが。
コーデリアの部屋に入ったエンジェルがソファで肩を寄せ合って眠るドイルとコーデリアを見て軽く驚くシーン。その後のエンジェルは少し不機嫌そうな気がしました。
A:「(悪魔が)他の身体に移ってても見れば分かると思うんだが」
どうやって?

ドブリーク、地下室(N)
口説いてきた男が悪魔かな〜と思いきや、正解はバーテンダーでした。それにしてもエンジェル。金網に捕まって浮かした両足で相手の首を絞めたりするなんて凄い身体能力(笑)。
天井の梁にロープを掛けて5メートル上にある窓から脱出を試みようとするエンジェル。ロープを掛けて引っ張った途端に梁が折れて落っこちてきてしまいます。相変わらずお茶目さんです(笑)。
その後、「やれやれ」って感じのケイトが銃でドアの鍵を壊して無事脱出できただけに、エンジェルのカッコ悪さが目立ちます(苦笑)。
身体が腐ってきて顔の皮がぺろんと剥がれたりしているバーテンダーを見て、映画「永遠に美しく」を思い出してしまいました。気持ち悪い…。

路上(N)
前振りとして浮浪者たちが火に当たっています。
バーテンダー(というか悪魔)に飛び掛かるエンジェルがカッコ良い…。
しかし、エンジェルの頭の中に「タラマー(悪魔)は火に弱い」という情報はインプットされていなかったのでしょうか? 全く火に興味を示しません(^^;) やられてないで、さっさと火の側に誘い込むのよ!と苛々しながら見ていると(笑)、漸く偶然ながら(?)浮浪者たちが暖を取っているドラム缶目掛けて悪魔を投げつけます。止めにケイトが発砲。
一連の殺人事件は全てこのバーテンダーの犯行として事件は終結する模様ですが、それはそれで問題があるような気が…(苦笑)。
やっぱりケイトは個人的にエンジェルに興味があるらしく、「秘密はなしにしてから…始めたくて」と申し出ますが、それは無理な相談でしょう。
「もし助けがほしいときはここに電話して」とケイトに名刺を見せるエンジェル。「これ、ロブスター?」(笑)。

探偵事務所(N)
折角不器用ながらも一生懸命ドイルとコーデリアを誘ってみたのにあっさり振られてしまってかわいそうなエンジェル(涙)。何も電気まで消さなくても…(^^;) 真っ暗〜。まぁエンジェルは気にしてないみたいですが。←夜目が利くから!?

寄生虫が宿る前は内気そうな地味な人間で、宿った後は自信と色気に溢れている…というのがなかなか興味深いところです。「バフィー」でもヴァンパイアの女性はかなり色気たっぷりに描かれていましたよね。“悪魔的”というのはある種毒々しいまでの色気を振りまくイメージがあるのでしょうか。人間離れした美しさでヒトを引き付けておいて突然襲いかかるみたいな。


「ブルームーン」トップページヘ   「エンジェル」インデックスヘ