第1話「天使の街」(2001/10/7 放送)
City Of

初回ということで、顔見せ的な要素が多分に感じられる演出でした。
エンジェル、ドイル、コーデリア、リンゼー登場。

バフィーとエンジェルが一緒でなきゃつまらないと思っていたのですが、第1話を見終わっての感想。
「エンジェルだけでも面白いじゃない」
しょせん私はエンジェル・ファンだと再認識しました(^^;)。

実を言うと、「バフィー」でのエンジェル登場シーンというのは各話によってバラつきがあるものの、総じてほんの2、3シーンに限られていたわけで、主役になってエンジェル出ずっぱり!になることへのそこはかとない不安があったのですが…杞憂に終わって良かったなぁ、というのが正直なところです(笑)。

結構ちょこちょこと伏線が張ってあったり、きちんと話の辻褄を合わせてあったので、最後までこのクオリティを保てるのなら将来は明るいと思いました(笑)。魅力的なキャラクターも大事ですが、ドラマの命は何と言っても脚本ですから。

バー(NIGHT、以下N)
いきなり酔っ払いエンジェル(笑) 情けな〜い(笑)
スキンヘッドのこわもてを捕まえ、自分の彼女と髪型が似てるとか言ったりなんかして(ちなみに彼女はブロンドのロングヘア)、「一体エンジェルどうしちゃったの!?」とか苦笑している内に男女数人がバーから退場。すると、エンジェルの表情が一変。
今までのは演技だったのね!

路地(N)
バーで引っ掛けた女の子に突如襲い掛かろうとするヴァンパイア。そこへ酔っ払いエンジェル登場(笑)。車がどうのこうのって、エンジェルは車を持ってるんですか?←持ってるんです
「エンジェル」初の格闘シーンですが、なかなか決まってます。「バフィー」ではバフィーの強さばかりが目立って、エンジェル大活躍!な格闘シーンは少なかったように思いますが(強いときもあったけどよく殴られていたような(^^;))、主役がそれではいけません。袖から飛び出る杭で敵を倒すのも結構ですが、エンジェルは折角背が高いので、大きくシャープに動いてダイナミックな格闘シーンを追求していってほしいものです。
ところで、女の子がヴァンパイアに吹っ飛ばされたときは壁に激突して死んでしまったかと思いましたが、助かって良かったです。でも、彼女はさっさと病院へ行った方がいいでしょう。頭から血が出ています。

エンジェルの部屋(N)
どこかの建物の1階にある、何かの事務所っぽい部屋の奥にあるエレベーターで地下へ降りるとエンジェルの部屋に到着。
1階と地下を借りているのでしょうか。エンジェルの生活資金は一体どこから出ているのでしょう?
壁や柱には斧などの武器が装飾品っぽくディスプレイされ、エンジェルってば結構悪趣味(^^;)。
天井からぶら下がっているパンチングマシーンが妙に気になります。
ここでドイル登場。
母親は人間、父親は人間ではないらしい彼。くしゃみをした途端、顔中に刺が。ううっ。気持ち悪い…。
初回ってことでここで軽く「バフィー」におけるエンジェルの話が語られます。ドイルは断片的に受け取ったエンジェルに関するヴィジョンをつなぎ合わせてあのような話を構築したのでしょうか。あーんなことやこーんなことまで見えてしまって気の毒に…。

表通り(N)
ドイルからエンジェルへ本日の使命を伝達。
「コーヒースポットで働いているティナの魂を救え」
‥‥‥。それだけで一体何をどうしろと?(^^;)。途方に暮れるエンジェル。気持ちは分かります(笑)。
それはそうと、ドイルから見たエンジェルはイイ男のようです。外見は。

コーヒースポット(N)
ここでエンジェルコーヒー疑惑発生。
「バフィー」で「カフェインは震えがくる」と言っていたエンジェルが飲んでいるのは次の内一体どれでしょう?
1.カフェインレスのコーヒー
2.コーヒー以外の飲み物
3.飲む振りをしている
4.実は震えがきているが、ポーカーフェイスでこらえている
私の予想では5.スタッフが設定を無視している
ティナとの接触はまず安手のナンパ風→「キミ、ここは何時まで…」
次にインパクトのある方法で彼女の手助け→テーブルから落ちたカップを素晴らしい反射神経でキャッチ。
最後はちょっと宗教的→「キミは幸せ?」
こんな接触方法が通じるのはおよそイイ男だけ(笑)。

コーヒースポット・外(N)
大きな車の前でティナを待つエンジェル。冒頭でヴァンパイアに言っていた「オレの車知らないか?」はハッタリじゃなかったのね!
そこへティナ登場。ドレスアップしていてびっくり。それが通勤着なの?←実はこれからパーティーへお出かけ。
ティナがすんなりエンジェルの誘いに応じたのは、エンジェルがイイ男だからではなく、自分を追うラッセルの手先だと思ってきっぱり拒絶の意思を伝えるためだったのでした。エンジェルファンとしてはちょっとガッカリ。

パーティー会場(N)
いきなりハンディカメラがお出迎え。芸能人の卵が集まっているようなパーティー会場でイイ男扱いを受けるエンジェル。「君は美しい」とまで言われてしまいました(笑)。
ここで、コーデリア登場。何と女優を目指してロスへやって来たとか。
コーデリアは…相変わらずコーデリアでした(笑)。

駐車場(N)
突然襲ってきた連中にティナを連れ去られそうになり、慌てて追いかけようと車に飛び乗るもキーが合わない! 「あれ? …ああ。あっちか」お約束のようなギャグをぶちかましてくれるエンジェル。結構お茶目さん。
そして、地下駐車場でいきなりチキン・レース。正面衝突を怖がって先にハンドルを切るのはどっちだ!?ってそんなことしたらティナだってケガをしてしまうのでは?(^^;)。
T:「素敵なパーティーでしょう」 A:「俺には華やかすぎだ」
最後のセリフが何気にカッコ良かったです。

コーデリアの部屋(N)
もうお金持ちのお嬢様じゃないものね…。頑張れ、コーデリア!

エンジェルの部屋(N)
紅茶常備。砂糖とミルクはなし。それなのに「砂糖とミルクは?」とか尋ねてしまうエンジェル。こんなところでもお茶目さん。

公立図書館(N)
真夜中にパソコン3台使ってネットを検索するエンジェル。エンジェルとパソコン。イメージ的に何となく不似合い(^^;)。でも、使えないと話が進まないのでしょうねぇ。
…それにしても、この図書館のセキュリティ・システムは一体どうなっているのでしょうか?

エンジェルの部屋→事務所(DAY、以下D)
下水道からはしごを上がると、エンジェルの部屋のベッドのすぐ脇に出てこられる仕組みになっています。なるほど〜。これなら昼間でも太陽の光を浴びずに外出できてとっても便利。衛生面は最悪。でも、人間じゃないから気にならないのでしょう。多分(笑)。
ヴァンパイアは太陽の光を浴びると発火します。誤解が元で部屋を飛び出したティナを追いかけて腕を伸ばした瞬間、直射日光に当たってエンジェルの手が発火! 顔面がヴァンパイア・ライトバージョンに!
発火する場面は結構リアルでドキッとしました。

ティナのアパート(D)
ロスに住むヴァンパイアの顔面は汚れたようなまだら模様が主流なのでしょうか?

エンジェルの部屋(N)
きびきびとドイルに指示を出すエンジェル。横柄だけどカッコ良い。
ティナを殺したラッセルに会って「俺の気持ちを教えてやる」。静かな怒気が漲ってます。

ラッセル邸(D)
すっごい白亜の大邸宅でビデオを見るラッセル・ウィンターズ。映っているのはマーゴのパーティーへやって来たティナ。その横にはエンジェルが立っていたはずですが、映っていません。
ここでいわくありげな謎の男登場。アタッシュケースの「ウルフラム&ハート」の文字がクローズアップされ、男の台詞にもその社名が登場します。これは何かあるな…となかなか思わせぶりな登場でした。

ステイシー事務所
いきなり破壊工作。ウィンドウを粉々にするエンジェル。そんなことまでしなくても…(^^;) 黒のコンパチといい、結構派手好き?(笑)

コーデリアの部屋(D)

エンジェルの部屋(N)
ラッセル邸へ乗り込む際、自分はメッセンジャーだから戦闘には参加しない、というドイルに「俺がメッセージだ」と告げるエンジェル。「俺の気持ちを教えてやる」って言ってたものね。その一言でドイルは運転手としてエンジェルをラッセル邸に送り届ける羽目に。

ラッセル邸(N)
「鏡がない」だけでラッセルをヴァンパイアだと決めつけるコーデリア。それはあまりにも短絡的なのでは?(^^;) でも、コーデリアらしいといえばコーデリアらしい。また実際当たっているだけに笑えるところです(笑)。
邸の門前ではナンパな兄ちゃんを装うエンジェルが警備員に道を尋ねるふりをして殴り掛かります。結構演技派?
ひらりと壁の上に現れたりして身軽です。あんなに重そうなのに(笑)。
エンジェルとラッセルの格闘シーンではスタントさん大活躍(笑)。
銃で撃たれたりしますが、ヴァンパイアは銃では死なないので(「死ぬほど痛いでしょうけど」>ダーラ@「バフィー」)、コーデリアの盾になって撃たれるのは一種のお約束!?
その頃、門前ではエンジェルの車に乗って待機していたドイルが、一度逃げ出そうとしてすぐに車をUターン、エンジェルを助けようと突っ込んだものの、強固な門に阻まれるという、これまたお約束(笑)。

エンジェルの部屋(N)
コーデリアの発言はエンジェルの心配をしているのか非難しているのか分かりません。

ラッセル・エンタープライズ(D)
高層ビルの上階で会議をするラッセルの傍らには例の謎の男。ウルフラム&ハート社は法律事務所で、謎の男は弁護士であることが分かります。ラッセルの死後「要注意人物が現れた」と連絡していたので、今後の展開にも絡んでくる模様。彼自身が悪人というワケでもなさそうですが…。(後に彼の名前はリンゼーだと判明)
白昼堂々と社内に現れるエンジェル。地下道を通って来たのでしょうか。社長の居場所がよく分かったものです。
何でも好きなことができるというラッセルに「空は飛べるか?」とエンジェルが尋ねるこのシーン。とにかくエンジェルがカッコ良い!今回のイチ押しです。

ラッセルの座るイスに片足を掛け、上半身を乗り出すようにして尋ねるエンジェル。
「空は飛べるか?」
ニヤリと笑ってイスを蹴り飛ばす。
ラッセルの身体は窓を突き破り、椅子と共にビルから落下。直射日光を浴びたラッセルの身体は発火して燃えつき、空になった椅子だけが地上へ叩き付けられる。
「何だ。飛べないのか」
興味をなくしたように呟き、部屋を出るエンジェル。

あっさりラッセルを片付けちゃって、昨夜のあの騒ぎは一体何だったの?って感じですが、エンジェルがとってもカッコ良かったので、まぁいいでしょう(笑)。
いきなり「空は飛べるか?」ときたときは何かと思いましたが、外へ蹴り飛ばすとはねぇ…。
先にエンジェルの手が発火したのはこのシーンの前振りだったのでしょうか。炎に包まれるラッセルは圧巻でした。

エンジェルの部屋→事務所(D)
バフィーに電話を掛けるエンジェル。でも、バフィーが出た途端、電話を切ってしまいます。このことで、同じ日に放送された「バフィー」の中で出て来た無言電話の相手が実はエンジェルだったと分かります。でも、バフィーはそんなこととは露知らず。切ないなぁ…。
勝手に段取りを決めてエンジェルに探偵事務所を開かせようとするコーデリア。(探偵って免許がいるのでは?) ここでもやっぱりコーデリアはコーデリア。でも、ちょっぴり弱気な一面を覗かせたりしてかわいいところもあります(笑)。でも、エンジェルに事務をやるのは慣れてなさそうだと言うコーデリアだって事務には慣れていないのでは?(^^;)


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