メルセデスやジャガー,BMWなど日本で高い地位を確立しているブランドの車たちが同価格帯にひしめいている中,あえてA4を選択する(購入候補に含める)人は,あの異様に質感の高い内外装に惚れたというのが大多数でしょう.
少なくとも2.0SEの場合はそう(quattroじゃないし).
まぁ,エクステリアやインテリアのデザインうんぬんについては人それぞれの好みがあるのでナンですが,私の場合は質感以前にごちゃごちゃしたエクステリア,インテリアが大嫌い.A4の場合は凝ったデザインというわけでは決してないのだけども,一切の無駄を排した美しいラインで全てが構成されている感じで統一感抜群.
実は前車ラシーンも直線基調の無駄の無いエクステリア&インテリアデザインでもって,非常に高感度が高かったわけだが.まぁあっちの場合は質感については何も言えませんが(笑)...
これは完全に好みの問題なので,賛同できない人はどうもすみませんなのだが,いわゆる多機能コンポのようなインパネは個人的に好きになれないわけで.あと後付2DINのCD/MDレシーバーによくある音楽にあわせてスペアナがワシャワシャ動くのとかもNG.
エクステリアも同じで,やたらとゴテゴテしいのは受け付けないですね.その典型がマツダのアテンザで,リヤコンビランプは鳥肌もの(寒ぅ!).
まぁ,これは感性の問題なので,全く逆の印象をお持ちの方も多いのかもしれませんが.ラシーンなんか特にそう.好みが分かれるタイプやね.TTも私的にはめちゃかっこいい!と思うのですが,「アンタの感性ヘン」とか言われたりもするし(笑)
考えてみたら,アルファの156とかめちゃ格好いいと思ってるし(ただしマイチェン前のモデルね),キューブもすごくイイと思う.
え〜と何の話だったっけ?
1.色にこだわる
2.インテリアの質感は圧倒的!
3.買った後に気づいた!では遅い?
4.超強力?キーレスエントリー
5.モールの錆をとりましょう【NEW】
A4に関して言えば,先代からそうガラリと変わったというわけでもなく,全体的にシャープさを増したといった印象ですかね.嫁に言わせれば,「いたって普通のくるま.どこが良いのか全然わからん」のだそうだ.うーぬ,あの美しいスタイルを理解できぬとは全く...まぁわからんと言ってる人に向かって「ホレ,このサイドラインが」とか「リヤのランプがホレホレ」とか説明しても効果0.ま,それも感性の違いということですわな.ちなみに嫁は角ばっていればオッケーなタイプ.古いアメ車とか最高!なのだそうだ.ま〜気持ちはわからんでもないが,デカイしガソリン食うし税金高いし,ろくなことないぞアメ車は.
基本造形が無駄なく美しいからこそ,色によって印象がガラリと変わるもの.Audiといえばシルバーのイメージですが,我が家の場合は「無彩色はイヤ」という共通の意見により,当然シルバーは却下.だいたい「あの」メルセデスですら買うなら紺!とか思ってたくらい.そういえばアルファ156も買うなら紺!とか言ってたような....考えたら青が好きなだけ?
欧州車選びしてて一番困ったこと.それは,オプション設定されている色の場合,実車を確認することが超困難!ということ.展示車はどうしても人気色になりがち.結果的にショールームはシルバーレイクメタだらけ.そりゃシルバーが売れるわな.オプション色で運良く実車が確認できるのは,たまたま納車待ちの車に同色のものがあった場合とか,街で偶然すれ違うとか,中古車がたまたまあったとかの場合だけ.そうなるとレアな色はまず実車を確認できない.あの小さいカラーサンプルを眺めて想像力をフル稼働するより他になし.これは相当なギャンブルですな.
まぁ我が家の場合は,家を建てる際に外壁色をサンプルだけ見てオーダーした実績(?)もあるわけで(同じ外壁を使って建てた家が近畿圏内に存在しなかった!),この手のギャンブルはお手のもの.外装色の候補は,デニムブルー,ホワイト(無彩色だが),ミンクブルー,ローレルグリーン,バーガンディレッド.暫く悩んだが,お手入れの大変なホワイトとミンクブルーは却下.ローレルグリーンは良い色だが,落ち着きすぎているのと,組み合わせ的に内装は絶対ベージュだろうということで却下(内装ベージュは綺麗だが汚れるので却下).バーガンディレッドはカタログで見る限り綺麗な感じだったが,セールスさん曰く,「阪急電車(の色)」だそうで,そりゃちょっと勘弁.
結果的に,国産車にあまり無い微妙な色合いの青「デニム・ブルー」に決定.MMSとキセノンを付けたら当然のごとく受注生産.納車まで約4ヶ月?全然オッケー.
【メニュー】
←クリックで拡大
さすがのトヨタも真似できまい.高級感とはまた違うのだけど,何とも言えない洗練された感じ.
高級感ならトヨタのセルシオやクラウンも持ってはいるが,どうもコテコテしたものを感じるのだな.まあクラウンのコテコテは狙ってやっていると思うが.
A4の内装は特に際立った特徴などなく,ひたすらオーソドックスなレイアウト.それでいて全体として極めて高い質感を醸し出しているのは,素材の使い方がうまいということでしょうか.
別に特別高価な素材では無いと思うんですけどね.例えば,シフトゲートカバーやドアノブに使用されているつや消しのアルミ.エアコンやオーディオのスイッチのフラッシュサーフェス化された硬質なプラスチック,やや暗めのウォールナット・ウッドパネルなど.
それぞれを個別に見ると特に高級ぽいわけでもないのですが,トータルで見るとやたらと「良い」内装に感じるわけです.このあたりのセンスが何とも絶妙.
ナイトドライブを演出する光もいい感じ.赤く発光するダイオードが随所に埋め込まれており,室内のアルミパーツを照らします.ちょっとやりすぎ?な感も無くはないですが,適度な妖しさが素敵(笑)
【メニュー】
カタログを眺めても,試乗をしても気づかないことが多いが,所有して必ず気がつく装備がひとつ.後席用エアコン吹き出し口.
私の場合,後ろの席に人を乗せることが非常に稀なので全く気にしませんが,A4には後席用のエアコン吹き出し口がありません.つまり,後席は夏暑いです.エアコン自体の効きは良いので,フロントのエア・アウトレットを調整すると室内にうまく風が回りますが,前席の人が風を独占してしまうと後ろは結構暑い思いをするようです(経験アリ).
この後席用吹き出し口,通常は前席アームレスト後方に装備されるものなのですが,意外と付いてない車も多いです.で,A4には付いてない,と.メルセデスのCクラスはもちろん装備.意外やアルファ156も付いてます.ジャガーX-typeやBMW 3には付いてなかったような・・・(未確認)
後ろに人をよく乗せる方,特に4人家族などはこのあたりをチェックした方がいいですね.真夏の昼間に是非,後席試乗をすべし.
【メニュー】
欧州車で困るのが,キーレスエントリーが未だに赤外線式のものがあること.しかもカタログ等を見てもキーレスエントリーが赤外線式か電波式かなど書いておらず,買った後にえらく感度の悪いキーレスに閉口するなんてこともしばしば.
久しく赤外線式のキーレスなぞお目にかかっていなかったのですが,我が家のセカンドカーとしてやってきたスマートロードスターのキーレスがまさにそれ.しかも,受光部がめちゃめちゃ低い位置にある(というか,車そのものがめちゃ低い(笑)受光部はルームミラーのところに付いてます)ために,キーをガラスに押し付けんばかりに接近しないと反応しない有様.これってキーレスの意味ないような・・・
その点,A4のキーレスはめちゃ優秀.かなり離れた位置からでも反応してくれる優れものです.
ためしにどこまで反応するかやってみたところ,駐車場を出たこんな位置からも操作可能.すげー(というか,これが普通?)
【メニュー】
【Audi Top】