色は透明度が高いので、かなり足してもスティン度?は変わりません
好みの色がでなくて、いろいろな色を足した時は
クリアーグレンジングを少し足します
(絵の具+クリアーグレンジング)でもスティンはできますね

今回の場合は(
こげ茶+クリアグレンジング)でもOKです
個人的にはですが、
クリアーグレンジングで作ったスティンは上に塗った色をはじきすぎる気が
するのでスティン剤がない色の時にだけ作っています

スティンには少しの水を混ぜて全体に塗ります(水は液がのびる程度)
しばらくして、布で軽くふき取ってください
これは液をふき取ってしまう意味ではなくて、木目にしみこませる為です
運がいいと素敵な木目が出ます
運が悪いとそれが普通です、木には当たり外れがありますから
仕方ないですね(^^)
ふき取ったら一度乾かしてください、乾かすと色が少し薄くなります
このぐらいでいいなぁ〜と思う人は次のステップに
も少し濃いほうが好きと云う人はもう一度スティンを塗ってみましょう

スティンだけで、大おしゃべりをしてしまいました
さぁ次は図案を写して下さい

簡単な薔薇だけでは味気ないので
今回はこれも簡単な文字を入れています
カントリーおばさんの
    <実践T>
「混色講座」-13
図−B
私が使った素材はクラフトファクトリーさんの素材です
ハートのプラークにワイヤーが付いた可愛いものですが
皆さんは手持ちのものに拡大縮小して描いてみてくださいね

デザインの図案はここ

@ さぁ、まずは下地にかかりましょう、
  今回は1番簡単なスティン仕上げです

  スティンの色は少し黄色っぽいものにしました

  私はスティン仕上げが好きで、作品にもよく使います
  スティンは教室の生徒さんにも常に用意してもらっています
  このスティンというもの、その時に応じていろいろなタイプの色が
  欲しいものです
  でもその時々で新しいステインを買うなんてもったいないですね 

  私は市販されているスティンの中で一番加工しやすいフルーツウッド
  のみ常備しています、フルーツウッドに色を足して調整します
  今回はフルーツウッドに黄色を足してみました 図−@

図−@ スティンの色
今回からいよいよ実践に入ります
今までサンプルで作っていた色を実際に作って試してみましょう
デザインは初心者さん用のウェルカムボードの一部を使いました
図−A
図−C

D 次はハイライトです
色は(
+白)なんてメンドクサイこと書いていますが
(ペース)に
色と白を足してください
ベースが無くなった人はベースに似た色を作って
それに
色と白を足しましょう

個人的好みですが、私はあんまり白っぽいハイライトは好きではありません
自分の目を信じて白さ(明度)を調整してください
ハイライトは葉脈の丸みと上側に入れましょう(葉の写真の矢印のところ)
この作品は右と左と両方の上から光が当たる設定です
光の当たり方が左右対称だと考えてください

(フルーツウッド+黄)
 又は

●(こげ茶+クリア
  グレンジングメデュウム)

図−D
  ハイライトが入りましたか?
  ハイライトは思い切って入れましょう
  思い切ってハイライトを入れて、それから面倒ですが
  シャドウをもう一度いれ直します、
  そのほうが自然になると思います

E 葉脈をライナーに入れます
  この色はハイライトにもう少し白を足したぐらいの色で
  ウォッシュで描いてくださいね
  
ウォッシュというのは、絵の具にかなりな水を加えて描くことです
  ライナーで描く場合は濃度が濃いと綺麗な線が描けませんね

  入らぬおしゃべりばかりしてしまって、随分長くなってしまいました
  次のコンマストロークで描くバラの花は次回に〜
  葉の回りにコンマストロークで縁飾りを入れていますが
  これもバラが完成してからにしまょう
図−C
A 図−A
  転写したら、この文字を(I)アイボリーを少し水で薄めたもので
  丸筆を使って、さりげなく描いてください
  さりげなくです(^^)しっかり描かなくていいですよ
  さりげなく描いたら次は(
こげ茶)でサイドローです
  シャドウは右下、右下にいれてください
  これもしっかりではなくさりげなく〜

  次は葉と茎を仕上げましょう
  それぞれの仕上げ方があると思いますが
  今回は私のやり方にお付き合いください
B 葉と茎のベースは(+白)、比率は(1:1:1)ぐらいです
  かなり地味な緑です、グレーに近いですが、わずか緑味が残っています
  ベースが塗れたら、同じ色でコンマストロークを入れておきましょう
  これは(+白)を丸筆に付け、その先に(I)を少しだけ付け
  コンマストロークをします

C 次は葉の真ん中にある葉脈を写して下さい
  シャドウです
  ベースと同じ配色ですが、茶の分量を増やして、白はほんの少しにします
  (+白)1:1.5:少し
  葉脈の反対側にサイドロー、
  それが終わったら、根元から葉の丸みを広めにサイドローしましょう