カントリーおばさんの
<補助色(BR)と(UB)の混色例>
「混色講座」−10
図−@

(
)()(BR)(UB)の4色
白を入れないでウォッシュで塗ってみました
残念ながら写真に撮ってアップすると色が少し違います
ご自分の絵の具でホントの色目を確かめてください

(
)はよりの赤です、(BR)はより赤、
(
)は黄よりの青、(UB)はより青、
それぞれの色の中にはわずかに他の色が混ざっています
そう考えると、(
)はより、
レモンイエローと呼ばれる色が、
よりでしょうか(^^)
この○より〜と呼んだ色目、
色の中に何が入っているか、これを知る訓練をすることは
混色にとって、必要なことです、
自然に身につきますが・・・(^^)V

この補助色を2色追加したのは
自然の色を描くとき(例えば花)
どうしても作れない色にぶつかったからです
マゼンダのような色を作る時頭の中では(
)でできるはずですが
できません・・・・・白を混ぜるとさらににごり違った色になってし
まいます
ウルトラマリンのような色も(
)で出来るはずですが、
これもにごった違った色となってしまいます

これは3原色とか、純色とか探しても、本物のな純色などないせいでしょう
モチロンセラムコート等のトールに使われる絵の具の中では
私の知らないもっと純色に近い色があるかもしれませんが
それもきっとどんぐりの背比べ、たいした違いはないのではと思います


図−A
(
BR)、(UB)、この2色現在のところ、混色にはあまり使っていません
水彩風に描く時、ウォッシュしたものを上にかける
(グレージング)やり方でよく使います
図−B
図−C
図−C

最後に(
+白)と(BRUB+白)の混色例です
(
+白)のは何度も言ったように強い色
よりの紫を作ろうとして
を4:1してもこの色です、
BRUBは1:1ならかなりよりな紫です
同量で赤よりってことは・・・気づきましたか?
UBは()とは正反対に主張しない色、定着率の弱い色なんですね
(
)の危険さを回避したいなら、
基本色の(
)を(UB)に変えてもいいかもしれません
私は(
)さんと今までずーっと仲良くしてきたのでこのままで行きますが
(
UB)さんも控えめでいい奴かも(^^)、仲良くしてください

次は実践をやってみようかと思っています
とりあえずはごくごく簡単なものです
さぁ、どんな色が出来るか?試してみましょうね

図−@
先日で基本色10色の説明が終わりました

☆今日は残りの補助色の説明です

この2色は基本色の(
赤)と()では対応することが出来なかった色
マゼンダ系のベリーレッド
透明度の高い海の色、ウルトラブルーです

ベリーレッド(2056)を(BR)

ウルトラブルー(2038)を(
UB)と表示します
図−A
この2色を混色で使う場合は綺麗な紫を作る時です
最近描いたミニバラですが
図−B

左は(
)、右は(BRUB)の紫です
左のバラの素材は地の荒いものを使っていて
色のにじみ方が違っていますが、さぁ~違いはどうでしょう?
下のほうが、鮮やかな綺麗な紫に見えませんか〜
写真では無理かな?
うちの生徒さんの間でも、くすんだ色の好きな人と
鮮やかな綺麗な色のほうを好む人、いろいろです
好みの問題、好きなほうを使うといいですね
そんな選択肢があるのが、いいと思いませんか