2004年01月02日(金) 晴れ 釣り堀 傅八屋
尾鷲:干7:26/20:51 満9:36/14:06(若潮) 9番筏 8名
 毎年1月2日は恒例の初釣り。今年の運勢を占うべく釣行がこのような結果になろうとは・・・^^; まあ、ぼやいても仕方がないので釣行記でも書くことにしよう。
 雪が降ると親父は仕事のため釣行できないのだが、暖かい正月になってくれたお陰で今年は一緒に釣行することができた。メンバーは私と親父、叔父、そしてWさん親子とすーさんのお師匠である浜ちゃんの計7名。3時前に自宅を出て空を見上げると、風もなく満天の星空。これで釣果が良ければ言うことないのだが・・・
 道中はいつものように土山町から国道1号線へ、そして関から伊勢自動車道を走る。お伊勢参りの初詣渋滞もこの時間は皆無でいつも通りの時間で玉城ICへ到着した。旭家へ寄って活きマイワシ、石ゴカイを調達する。自宅からは前回の残りの生ミック、養殖団子、オキアミ、カボチャ団子、秋刀魚の切り身、着色甘エビを持参した。魚かしに寄って、アミエビバージョン(?)とシラサエビ、金魚を調達して迫間浦へ向かう。
 5時半ごろに到着し、駐車場で準備をしていると浜ちゃんとWさんも登場されて新年の挨拶をして受付を済ませる。桟橋では君おじさんの指示で船に乗る。私たちは9番筏とのこと・・・7番と8番の間にある8角形の筏である。8角形の筏は個人的にはあまり好きではないが、この筏は一昨年の初釣りの時に乗って以来で、この時はまずまずの釣果だったので期待が膨らむ。
 私たち7人と単独釣行の方の計8人を筏に上げていただく。南側に私と親父と叔父が釣り座を構える。しかし、生簀の中を見ると網がぐちゃぐちゃになって吹け上がっている。うーん・・・これは根掛かりが連発するのは必至である。まずは青物用タックルをセットして、秋刀魚で第1投するが穂先にラインが絡んでしまい、これを直そうと少し手繰り寄せるといきなり網に引っ掛かってしまった(>_<) 幸い、竿を何回かしゃくると外れたが出鼻くじかれた気分である。再度、秋刀魚を投入するが青物は正月休みのようなので鯛狙いに切り替えたいが・・・網のふけ上がりがひどく、ミャク釣りで鯛狙いをする人間には非常に辛い状況である。3mの青波巧ヘチ改を出そうかと思ったが、この竿はいまいちバランスが悪くバラシが多くなるので、あえて桜の西海2.4mをチョイスした。しかし、私の真下にはとても降ろせない。仕掛けの降ろせそうな場所を探し、親父の左側が比較的ふけ上がりが緩いので、場所を変わってもらう。タックルの準備をしている間にWさんがシマアジをGETされた。羨ましい限りだ。生ミックやカボチャ団子で8mぐらいを探るがなかなか当たりが出ない。そのうち浮き釣りでど真ん中を攻めている親父が真鯛をGETした。その間、Wさん親子が調子よく真鯛を上げていく。私も8時前になってようやく着色甘エビで真鯛をGETした。続いて、親父の甘エビにカンパチがヒット。今回は朝から先行されっぱなしだ。まあ、たまには親父に華持たせてやるのもいいか・・・と自分に言い聞かせる^^; 朝の時合いは短く、筏の上はすぐに静けさが戻ってしまった。こういう時はシラサエビでじっくり攻めることにする。仕掛けを中層まで降ろし、底付近までをゆっくり丹念に探ると棚7mでモゾーっと穂先に反応が出る。送り込んでアワセを入れるとイサキが上がった。これはチビシラサの2匹掛けだ。再度、シラサエビで同じ棚を攻めるが反応はない。通常、イサキは浅い棚で連続ヒットすることが多いが、今日は棚も深くて連続ヒットはない。今日の潮は澄んでいて、かなり下まで見えるので、これが影響しているのかも知れない。
 8時半頃、本日一回目の放流船がやってきた。真鯛とシマアジが放り込まれる。とりあえず真鯛用タックルで穂先に神経を集中するが、放流の効果はあまりないようだ。君おじさんによると、鯛は生ミックへの反応が比較的いいらしい。養殖ではイワシのミンチを主成分としたペレットを餌に使っているが、イワシ団子や養殖団子はいまいち食わないとのことだった。時折、青物の様子も伺ってみるが、底で眠っているようだ。
 悪戦苦闘しているうちに、10時半ごろに2回目の放流を迎えてしまった。カンパチやブリなど、青物が中心である。活きアジで棚8mにセットして、じっと浮きを見つめる。しばらく誰にもアタリがなかったが、ミャク釣りで青物狙いをしている親父の竿先がせわしなく動き始めた。見ているとゆっくり竿先が海中に入り、アワセが入る。ヒットしたが、ずいぶん重たそうである。しばらくすると魚体が見えてくるが、ここでリールのトラブル発生。巻き上げ不可能となったのでリールの上辺りでラインを手で引っ張り、竿の弾力を利用して何とかランディング成功^^; 水中ではヒラマサかと思ったが、念願のブリだ。私は青物をあきらめ、早々と鯛狙いに切り替える。生ミックを中心に、甘エビ、シラサ・・・と目先を変えるが反応は遠い。他の筏は結構釣れているように見えるのに、何故こんなに食わないのか?昨年夏のBBQ杯のこと(とほほTシャツをGETした大会)が脳裏をよぎる^^; それでもシラサエビで頑張っていると、ようやくイサキがヒット。しかし、これも後が続かない。
 11時を過ぎた頃になると、生簀の東側にシマアジの群れが3mくらいの深さの所まで浮いてきた。生ミックでちょっかいを出すが、まったく食う気はないようだ。餌をオキアミに変えると、興味を示すようだが食ってくれない。群れはもう少し下の見えない所にもいるだろうと考え、棚を6mくらいにすると、モゾーっとしたアタリが穂先に現れた。押さえ込んだ所でアワセるとイサキが上がった。シマアジの群れの下にはイサキの大群がいるようなので、オキアミで頑張ってみるが食ってくれず、そのまま納竿となってしまった。
 釣果は親父が真鯛1・ブリ1・カンパチ1、叔父が真鯛2・イサキ1、私が真鯛1・イサキ3。今年の運勢を占う初釣行なのに、ぶら釣り開設以来ワースト3に入るような惨憺たる結果となってしまった。9番筏では全体的に釣れておらず、朝の時合いにパラパラと鯛が上がった程度だ。日中はすごくアタリが少なく、青物もうちの親父の2本だけだ。この筏では2桁釣りを達成した人はいなかったと思う。他の筏はそこそこ釣れているように見えたのだが、この筏は何故こんなに食わなかったのだろうか?
 まあ、今回はいつも貧果に泣いている親父に華を持たせてやることができて良かったと思う。私だけが釣れなかったのならショックは大きいが、筏全体で釣れていなかったのだからしょうがないか・・・と半ば強引に納得して帰路についた。
■青物用タックル
竿:NISSIN 海上釣り堀用(青物仕様)3.6m
リール:SHIMANO アルテグラ4000
道糸:PE5号
オモリ:中通しオモリ1号付きクッションゴム(針上10pにゴム張りガンダマ5号)
棒ウキ6号
ハリス:シーガー GRAND MAX6号
針:オーナー PEブリ・ヒラマサ11号
■真鯛用タックル
竿:サクラ 西海8号2.4m
リール:SHIMANO チヌマチック1000
道糸・ハリス通し GrandMax FX2.5号
オモリ:ゴム張りガンダマ3〜2B
針:グレ8号