PostgreSQL: SQL の基本
SQL は、リレーショナル・データベース (RDB) を操作する言語です。
RDB は、基本的に、2次元の表をイメージするといいでしょう。
表を「テーブル」と呼び、行、列、という用語も使います。
1行が1つのデータになります。
各列には、名前 (列名) を付けます。
例えば、
person_id, person_name, person_password の列があって、
3つのデータがあるとすると、
person_id |
person_name |
person_password |
1 |
Bon/V |
12345 |
2 |
foo |
11111 |
3 |
bar |
9999 |
のように表現できます。
# 通常は、複数のテーブルを用意します。
# 本稿のサンプル・プログラムでも、
# データベース doc_list が、
# doc_data と person というテーブルを持っています。
列には、いくつかの属性を指定する必要があります。
最低限、下記の属性は指定しましょう。
・データ型
整数型(integer)、文字列型(text) など。
その形式に合致するデータのみ格納できます。
・初期値
行を作成する際、列の値を指定しなかったら、
この値が入ります。
・NOT NULL
このフラグが true だと、
行を作成するときに、必ず値を指定しなければいけなくなります。
テーブルの構成が複雑になると、
ややこしくなるので、
テーブルの定義表にまとめておくのが賢明です。
例えば、
データベース名:sql_sample |
|
テーブル名:person |
名前 |
コメント |
データ型 |
初期値 |
NOT NULL |
person_id |
シリアル |
serial |
(nextval) |
TRUE |
person_name |
ログイン名 |
text |
NULL |
TRUE |
person_password |
パスワード |
text |
NULL |
TRUE |
では、以降、
実際にデータベースのテーブルを作成していきます。