CSS:セレクタのバリエーション
CSS の書式、
セレクタ {属性: 値;}
のセレクタのバリエーションについて説明します。
●*
全ての要素に適用されます。
* {color: red}
としたら、全ての文字色が赤になります。
# ブラウザ毎に異なる初期設定をキャンセルして、
# 設定の差異をなくす、
# といった使い方ができます。
●要素名
要素名で指定したタグ内のみ有効になります。
th {color: red}
としたら、
th タグ全体に作用します。
たとえば、
<th>この文字が赤になります。</th>
# テーブルの見出しセルの色を統一する、
# といった使い方ができます。
●.クラス名
.c_name {color: red}
としたら、
HTML 中、クラス名に "c_name" を指定したタグに作用します。
# クラス名の前に「ドット」を忘れないようにします。
たとえば、
<span class="c_name">この文字が赤になります。</span>
<div class="c_name">この文字も赤になります。</div>
# 複数のタグで、同じ文字の大きさを適用する、
# といった使い方ができます。
●#ID名
#id_name {color: red}
HTML 中、ID名に "id_name" を指定したタグに作用します。
たとえば、
<span id="id_name">この文字が赤になります。</span>
# ID は、HTML のファイル内でタグを一意に特定するための仕組みです。
# 特定の場所だけにスタイルを適用する、
# といった使い方ができます。
# サンプル・プログラムでは使用していませんが。
●要素名.クラス名
th.c_name {color: red}
としたら、
クラス名 "c_name" の th タグだけに作用します。
たとえば、
<table>
<th class="c_name">この文字が赤になります。</th>
<td class="c_name">この文字は赤になりません。</td>
</table>
●セレクタ,セレクタ
それぞれのセレクタに同じスタイルを適用します。
.class1, .class2 {color: red}
としたら、
クラス名 "class1", "class2" のタグに作用します。
●セレクタ セレクタ
左のセレクタに該当するタグの中にある、
右のセレクタに、スタイルを適用します。
.class1 th {color: red}
としたら、
クラス名 "class1" の中の th タグのみに作用します。
たとえば、
<span class="class1">
<table>
<th>この文字が赤になります。</th>
<td>この文字は赤になりません。</td>
</table>
</span>
<span class="class2">
<table>
<th>この文字は赤になりません。</th>
<td>この文字は赤になりません。</td>
</table>
</span>