二日目は北部観光
勢いで緑島まで来たのはよいが、帰りの飛行機も当然、全便満席。船で帰ることにして、お昼の船出までタクシーで北部を回ることにしました。前日のうちに服務中心で手はずを整えて(ここの林小姐にはお世話になりましたが、紹介してもらった宿は彼女のお姉さんの家、タクシーの運転手さんは彼女の旦那だったことが、のちほど判明。だから安くしてあげたと言ってましたが、ホントかな。笑)、約束の8:00、宿の前で待つ Vivien。ところが一向に現れないタクシー。仕方がないので、大きな荷物を引っ張って服務中心に到着(といっても、10分もかからないんですけどね)。この日は日曜日で林小姐はお休み。応対してくれた立派な顔立ちの女性に事情を話すと「台湾の八時は八時半よ」。話には聞いていたけどさ・・・・・(笑)。その女性は花蓮から来た阿美族の方だとかで、そのあとしばらくお喋りしていたのですが、花蓮附近の地図を書きながら、難しい字が書けなくて「アタマワルイ(日本語)」。子供の頃にさんざんこう言われたのかな、と Vivien の想像が翼を展げ始めたところに、タクシーが到着。時刻はまさに8:30!?
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人權紀念公園 ・・・ 白色テロ時代に受難した人々を記念して作られました | ||
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緑州山荘 ・・・ 刑務所跡 |
牛頭山大草原 | 真中辺に見える黒い点は野生の羊 |
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海に突き出た断崖の上に広がる草原。今回、いちばん気に入った場所がここ。東北からの強い季節風に吹かれながら、目の前に広がる海を眺めていると、いやなことは何もかも忘れてしまいました(親愛的陳昇、天使也有許多的苦悩)。しかし、この強風では、船はきっと揺れるだろうな。 |
海參坪 | |
緑島で一番の名所。海を見晴らす観海亭がふたつあり、抜群の眺めです。二日とも曇り空だったのですが、ちょうどここにいる時だけ、輝くばかりの陽光が降り注いで・・・・・。この日は日曜日だったので、さすがに貸切状態というわけには行きません。でも、到着した時には、ふたりの金髪のおばさん(「Hi!」と挨拶したら、「Ni 好!」と答えてくれました。Vivien は何人?)と入れ違いで、しばしの間ひとりきり。素晴らしい眺めを堪能しました。 |
予期せぬ出来事 2
北部観光を終えて、11:50に南寮港に到着。ところが、12:00の船はなかったのです。あいよー! 14:00出港に変更されていたのです。林小姐にも聞いたし、前日、船着き場のとなりの憲兵派出所(みたいなところ)でも確かめたのに・・・・・。そういえば、阿里山でも同じような事がありました。ホテルのお姐さんが14:00と言っていた嘉義行きの最終バスは15:30に変更されていたのです。みんな悪気はないみたいだし、後ろにズレてるからいいんですけど・・・・・。 |
緑島の犬・・・・・ | ||
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小黄 : 私って、キレイでしょ。 | 小黄 : ボディラインもセクシーでしょ。 | |
何だよ。写真なんか撮るなよ。 |
緑島航路
船は定刻に出港。予想通り、揺れましたよ。大揺れ。最初はちょっとヤバイかなと思ったのですが、あまりに豪快な揺れに、だんだん気持ちよくなってきました(笑)。しかし、まわりは全滅。出港まぎわに乗り込んできた大家族に取り囲まれて、ちょっと閉口していたのですが(子供は騒ぐ、大人はしゃべるで、うるさかったの)、やがてあたりはシーンと静まり返り、後ろのおばあちゃんが清潔袋を取り出すガサガサという音だけが・・・・・。ここのおじいちゃんは優しかったです。かいがいしくおばあちゃんの面倒を見てました。で、Vivien の隣の席の清潔袋も、そのおじいちゃんに持って行かれてしまいました(笑)。降りる時にそれとなく見たら、みんな青い顔でぐったり。Vivien が無事だったのも実は不思議なんですけど、旅に出ると、やたら元気になるのであった。ふふ、根が単純なのさ。 |
最後は、緑島の海、海、海・・・・・ |
台東の歐里桑
富岡(港のあるところ)に着いたら、空港までタクシーに乗ろうと思っていたのですが、岸壁には三台しか停まっていない。それもみんな予約済。まあ、バスに乗ってもいいんだしと、大きな荷物を引っ張りながら、人の波について歩いていたところ、前方50メートルでタクシーが急停車、ひとりの若者と交渉を始めました。これを逃したら、あとがない! 思わず叫びながら走り始める Vivien。「Ni 去那里? 我想去機場!」。若者は台東新站までだったんですけど、無事に Vivien も同乗させてもらって、やれやれ。 |