☆始まりは腰痛
疲れも知らず、よく食べ、よく働き、よく眠った日々が突然のギックリ腰に襲われました
勢いよく椅子(一人掛けソファー)にドーンと座った瞬間に激痛が走りました
ピクリとでも体を動かそうものなら激痛で体が硬直します
体を動かそうと筋肉に力を入れるつもりが予期せぬところからの痛みで動かせません
会社に置いてあったベニア板に乗せられ家に着き布団の上に移るのですら大仕事です
寝返りどころか痒いところへ腕を動かす為に筋肉に力を入れるのすら激痛に怯える日々が始まり
それから2週間寝たきりになりました
それでも排泄はしなければいけないので仕方なく体を起こし、立ち上がり数センチずつ歩き
1時間かけてトイレにたどり着いたものです
大きな方の時はトイレに座る事も痛みに負けてあきらめかけました
立ってする小便は出来ますが便座に座る動作ができないのです
諦めて隣のお風呂場でしようか…と思いましたが、ゆっくり時間をかけて座る事ができました
さすがにお風呂の洗い場で用を足して家族に後始末させるのはできませんでした
激痛は更に続き、ようやく医者へ行った時に脊椎注射を打たれた時には
あまりの痛さに生まれて初めて失神しました 10分ほどでしょうか
1ヶ月が過ぎ、リハビリをしながら医者へ通い、ちょうどその頃有棘細胞腫が出来て
その細胞腫の切除をした医者で腰の検査をしました
しかしヘルニアらしきものはなく腰痛の原因は特定できませんでした
さらにMRIの結果も原因特定には繋がりませんでした
そしてある日、医者から言われた一言で医者に頼る事は諦めました
「○○さん、気のせいだよ、気のせい。気合入れようよ」
あり得ない話です
あのギックリ腰の痛みは気のせいだと?
立ったまま動けず大便を諦めようとしたあの痛みは気のせいだと?
脊椎注射の激痛で失神したのは気のせいだと?
それからは医者に通う事を断念して無理をしないように仕事を続けて
自分で自分の体を治すようにつとめました
数年がかかりましたがようやくその原因を突き止めたのです
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