日本男性、照れるな！

あなたの夫婦、仲良しですか？今日は夫婦仲良しの話です。考えて御覧なさい。夫婦仲良しという事は、人間社会の事象のすべての根源なのですね。少年非行の原因の殆んどはギクシャクした家庭環境です。親達の行き過ぎたお互いへの甘えから夫婦不和を生み出し、行き場のない子ども達が悪い仲間に染まって行く。世の中の刑事事件の大半は、夫婦仲良く共同戦線をはって子ども達にぶつかっていけば、なくなってしまうのではないかと何度思ったことか。

非行までいかなくとも、躾のなさ、社会性のない、自己中心主義の大人が何と多いことか。自分が社会から守られている事、そんな社会は自分ら自らが作り、守っていかなければなければならないという極く基本的な事が、全然分かっていない大人が何と多いことか。恐らく子どもの頃、両親から、きちっと教えられ、指導されて来なかったせいではないのだろうか。こんな人々がどんどん増えてくると、本当に日本の将来はどうなるのかと危惧せざるを得ません。大愚が日本を滅ぼします。

そんな子どもの教育は、夫婦がコンビネーション良くその役割をわきまえながら行なうことが肝要です。そのためには夫婦仲良しが大前提です。ということは夫婦仲良しは日本国、いや、世界人類平和に通じるのです。すごいですね。

こんなに、夫婦仲良しが世の中を変えるために、非常に大切なことでありながら、困ったことに、世間はこのことを、どちらかというと軽視しがちなのですね。仲が良いことを目にしたら「まあ、おご馳走様」と茶化す人もいます。中には、そんな言葉で祝福しながら実は暖かくエールを送っている人もいるのですが、人間は受け取り様は千差万別。言葉そのままに捕らえて、夫婦仲良し蔑視ととる輩がでないとも限りません。

もう一つ困ったことは、日本の夫たちがそんな社会に迎合して、夫婦仲良くする事に後ろめたさ、または、照れを感じていることです。すると、夫たちは照れから言葉をけちる。その挙句に、夫婦愛は言葉ではない、こんな俺を理解しろと、時には心にもないことをおっしゃる。そこで、何よ、私はあなたの何なのさとなるのです。そんな行き違いも、最初はたわいもないことかもしれないが、積もり積もると大きなトラウマとなるのです。そして、夫婦仲は妙にギクシャクしてくるのです。気持ちがバラバラになった、そんな夫婦にしっかりした、家庭内の躾は根付きません。子どもの躾どころか、定年を迎える頃には熟年離婚ということにもなりかねません。

二人のため、いや、人類のため、そうしたら夫婦仲良くなる秘訣は何なのでしょう。