こんな男(女)が貴方の職場にいませんか?

 一見、御意見番風で、辛らつな批評をあたりかまわずまき散らすのだが、それでは職場のために何をやってくれるのかと聞くと自分では何もしない所謂“まぜっかえし男(女)”が貴方の職場にいませんか。そして、それに直ぐに同調して騒ぎ立てるお調子者が加わると会議はストップして進行しなくなる。企業(病院)といえど現実で動いているので完全無欠ではないので、痛い所がある。それを正義感ぶって、ついてくるのだが、いかにも提案風で、なるほどと周囲を唸らせるのだから始末に悪い。企業(病院)が音を上げて、困るのを楽しんでいる向きがある。こんな発言をすることによって、自分は仕事をしているのだと考えるのだから迷惑以外の何ものでもない。わかったそれでは、その問題解決に君が中心になってやってくれと頼むと、いや自分は忙しいのでとか、それは企業(病院)が調べて実行する義務があると決まって逃げてしまうのだ。

 もし、これにこずるい黒幕的指示者が加わると組織は末期的様相を示してくる。金八先生の“学級崩壊”を見ましたか?あれ!あれなんですよ。

 この病巣の対する特効薬は、“企業(病院)は職員一人一人の自己実現の場である”ことに気が付いてくれることである。自己実現というと、楽をして給料をたっぷりせしめてと考える人間が多いが、これは自己実現にはなっていない。自己実現とは、本当にその人が心からこんな仕事をしたいという心の内からなる声に耳を傾けて行動する事なのです。きまってそんな仕事は周りの人が喜ぶものです。資本主義の競争原理に合わないと反論されるかもしれませんが、より多くの人々の幸福のためにと考えると競争原理はまだまだ生きてきます。より多くの人々を幸せにするためにという自己実現のために他の企業(病院)と競争するのです。すると、必ず周りの人間がその人の生き方に感動して、その人のために協力を惜しまないという状況がつくり出されるものなのです。