新疆、ウイグル自治区の旅-そのG

Eではやきもきしながら漸く機上の人となり、無事ウルムチに到着できました。
いよいよ最終編です。紆余曲折を重ねながらも、漸く日本に帰れることになりそうです。

2001/7/26(木) DAY 14


8:00起床9:45KAREZ見学10:00出発14:40飛行機(Bowing757)
18:20Beijing/
亜州大酒店


地下水道(カレーズ)は砂漠地帯での水路である。
ボゴダの雪山からはるばると50km以上に渡る水路だ。
まず竪穴を掘り、それを中心としてそこから水平に横穴を掘る。
これを延々と重ねて、町まで連絡する。
途中での高温による乾燥から雪解けの水を防ぐ「からくり
」に感嘆した。
 所々の竪穴から地下に降りれるが、中はひんやりとして幻想的な雰囲気がある。

 浸るまもなく次の予定である。
今日も忙しい。後半になるほど予定が立てこんでくる。
しかし中国は広いので、これも仕方がない。

カレーズ
 
4輪駆動車はまた、来た高速道路をせわしなくウルムチに戻る。

念願の岩塩を,
漸く市内で手に入れる。
もっともヨーロッパのものと違い、些か黒ずんでおり、
不純物も多いのではないか?

 国営の土産店で印鑑も買ってしまった。日本円にすると安く感じるのだが、現地の貨幣価値では大変なものだろう。
なんせ勤労者の所得は日本の1/20であるから、その感覚で買い物をせねばならない。
分かっているけどつい、商売上手な中国人の手に引っ掛かってしまう。それでも飛行機の搭乗の手続きなど、
この地の(!)ガイドはそつなくやってくれた。

此処から北京まで、4時間余りの飛行だ。


ウルムチで買った印鑑

 北京の空港は最近新築したので(日本のODAで!最近この空港を一般企業に売却したとの報道あり。事実とすれば、とんでもない話である。)、立派である。この地には飛行機の都合で泊まるだけ。車で町の中をぐるっと見て回る時間しかない。ガイドは満州族の男性だ。

ホテルは一見立派だが、夕食は期待はずれ。
ホテルの部屋はsick houseのようで、寝ていると夜に呼吸困難,
異臭で目が醒めてしまった。
建材からかなりのホルムアルデハイドが出ているに違いない。
最後の、北京の夜は最悪であった。

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