新疆・ウイグル自治区の旅ーそのC

2001/7/22(日) DAY 10

8:30起床10:10出発14:20カシュガル(Kashgar:喀什◆爾)BAZAR
21:00就寝Kashgar/其尼瓦克賓館

我々を乗せたサンタナ(日本ではVWと日産の共同開発で一時期販売していたが、現在は生産中止している。中国ではまだ現役である。)はカシュガルまでひた走る。

沿道の風景は変わらない。岩山と泥色に濁った川の流れ。所々に集落がある。街道沿いにはポプラの高木が目立つ。

カザフスタンに向かう道を左に分け、谷あいを進んでゆくと、また1箇所土砂崩れの場所があった。底を擦りながらも、幸いにも何とか通過できた。途中の検問所の係員の態度は極めて横柄である。谷あいを抜けると一挙に平地となる。天山の豊かな雪解け水で潤されたオアシスの地、カシュガルだ。

カシュガルはいい町だ。バザール(BAZAR)は活気に溢れている。子供は何処の国でも好奇心一杯だ。写真を撮っていたら、直ぐに顔を出す。この子はウイグル族の典型的な顔立ちだ。男の子は丸刈りが多い。

2001/7/23(月) DAY 11

8:30起床10:00出発、市内観光、pmは自由行動
Kashgar/其尼瓦克賓館

朝からガイドの案内でエイティガール寺院香妃墓,職人街などを見て回る。

町の中心にあるエイティガール寺院は、新疆最大のイスラム教の寺院だそうだ。
この寺院は1798年にウイグル族の女性がこの地で病死
した際に残した多額の金で建てられたという。
内部は豊かな緑に覆われ、寺院前の喧騒とは全く異なる。幅
160mの礼拝堂は緑の柱が140本もある。
出入りは自由であるが、内部の絨毯は土足厳禁である。それとイマム(宗教指導者)の椅子に近寄ってはならない。

寺院前の広場を中心に周囲にバザールが点在しており、布地の店、靴の店、食べ物の店、家具の店 等々いろんな店が密集している。狭い道路に人が溢れ、ロバ車がひっきりなしに通り過ぎて行く。
またこの地は
果物が豊富で、露天や馬車で売っている。無花果や瓜などはやや黄色味を帯び、食べてみると非常に甘くて美味しい。

午後は自由に町を歩く。それにしても埃っぽい町だ。百貨店もあるが、日本の基準からすれば田舎の古びた店にしか過ぎない。しかし活気はあるし、揃っていないものはないほど種々の品物が溢れている。

勿論何か分からないものも多い。
途中の銀行で両替する。買い物には交渉術が必須である

公園には巨大な毛沢東像が聳えている。
中国広しと言えども、残っている像はここだけだと言う