「天孫降臨菜の花ツアー」参加記-その2
2004年1月8〜13日     同行者:
記録
1月9日:霧島連山縦走

8:00宮崎港 到着10:00出発(レンタカー)12:00韓国岳(からくにだけ)登山口13:00韓国岳16:00高千穂河原17::00緑の村(宿泊/バンガロー)

菜の花満開

昨夜は消灯後もロビーにテントマットを敷いて、情報収集(「宴会」の別称)に努めたようですが、皆さん既に早朝から全開モードのようです。
  宮崎が近づいてきますと、松林の中に不似合いな高層ビルが見えます。例の(倒産した)フェニックス・リゾートでした。これ以外にも市内のビルには空部屋の表示が目立ち、地方都市の不況に苦しむ現実を知らされました。 

さて空は晴れ渡り、今日は登山日和のようです。港に船が到着し外で待ちますと、キャリア・カーに載せられたレンタカーが到着して来ました。

しかし何と!係員は1台しか聞いてないというのです。隊長が交渉して2台目を確保するまで、貴重な1時間が無為に過ぎました。
 気を取り直して出発です。宮崎自動車道は平日でもあり、がら空きです。高千穂の峰が次第に大きくなると小林ICです。此処で高速を出て、韓国岳登山口まで標高差1000m一気に(車で!)登ります。

 

登山口周辺は荒涼たるガレ場です。小地獄、大地獄など、方々で蒸気を上げています。周囲を見回すと、円錐形の山々や火口湖らしい池も多数見えます。遠くに温泉らしき蒸気も高く吹き上がっています。

眼下には霧島国民休暇村の建物群も見えます。それにしても雄大な光景です。否応無しに此処が霧島連山、霧島火山帯の真っ只中と認識できます。結構な風とかすかな霧の中を一路、霧島連峰の最高峰、韓国岳目指して登ります。途中の霧氷や霜柱に皆さんの歓声が上がります。


登山口で出発準備
霧氷に感激

韓国岳の火口原

韓国岳山頂にて

新燃岳の縦走路にて

旧霧島神社と高千穂峰

漸く韓国岳の頂上に到達しますと、その眺望の素晴らしいこと。眼下には切り立った火口壁の下に広大な火口原が広がります。今でこそ枯れ木のようですが、小さな木々は全てミヤマキリシマの由。写真で見る全山これ真紅の花模様が伺えます。

此処から大浪池経由で登山口まで下山し、車を回してくださるグループと、我々縦走グループに分かれました。

途中の縦走路は伸びやかな草原状で、これまた霧島ツツジのオンパレード。

新燃岳の火口は今なお噴煙が舞い上がり、火口湖の水は綺麗なエメラルド色でした。
新燃岳の火口湖

高千穂の峰は火山活動で登山禁止でしたが、途中で大きな爆発音(飛行機の衝撃波?火山爆発?)があったのには一同吃驚。

しかし皆さん元気に、予定時間を上回るペースで終着の高千穂河原まで到着されたのは、流石山慣れた人たちでした。

今夜の宿は「緑の村」という名のキャンプ場で、3棟のバンガローを借りました。

小さいながらも温泉小屋も付いていて、24時間入浴可能でした。買い出した食料は、炊事棟で料理し、狭いながらも全員一棟に集まり、ひしめき合いながら美味しく頂きました。その夜の宴会が昨夜に比して大いに盛り上がったことは無論でした。

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