ネパール、メラピークの旅-その3
2003年10月5〜26日      同行者:TH,NM
記録
10月6日:
 6:00起床8:30朝食10:00出発11:00スウン・ヤン・ブナン(Monkey mountain)13:00昼食、旧王宮巡り15:00 Iceland Trek(現地エージェント)18:00ホテル19:00夕食20:00就寝
今日はネパール市内観光です。まずネパールとも思えないような、ブッフェスタイルの日本食(洋風メニューもあり)の朝食で始まる。ウエイターも流暢な日本語を喋るし、昨夜のTVでもNHKの衛星放送が見られたので、尚更外国にいるとは思えない。 

バルコニーからはカトマンズのカラフルな町並みが眺められる。遠くに山も見えるが、残念ながら雪を被った高峰は見られない。ブーゲンビリアの鮮やかな赤色がホテルの庭に映える。半袖で十分の暖かい気候だ。

10時にラクパさんが迎えに来て、出発する。移動は勿論、オンボロのタクシーだ。排気ガスに閉口しながら、一路環状道路を西に向かう。環状道路といっても、立派なものを想像してはいけない。普通の2車線の舗装路で、そろばん道路(路面が凸凹)である。そこを車、バイク、オートリキシャが行き交う。人もばしばし、横断する。この横断が叉巧みである。極前まで近づき、間合いを良く計ってぞろぞろと渡る。日本のように走ったりしない。車もスピードを落とすことはあっても、決して停まらない。よく事故が起こらないものだと感心する。良くしたもので、車がオンボロなのでそんなにスピードが出せないのだ

オートリキシャ


町並みー柱が異様に細い!

道端には歩道も無い。オンボロの小屋が立っていたり(貧民窟?)、牛が寝そべっていたり、建築中の建物があったり、草地や池や色々である。この国は猥雑なエネルギーに満ち満ちている!気になるのは建築中(?)の家が非常に多いことだ。それも3階が柱だけなどというのが多い。しかもその柱が異常に細い!資金繰りが悪いのか?あるいは大工が不足しているのか?この現象は市内至る所で見かけた。カトマンズの七不思議(ほんまかいな?)の1つに数えられるであろう!

細い路地をうねうねと進むと、目的の寺院の麓に着いた。此処は山の山頂に聳えるスツーパ(仏舎利塔)で、ヒンズー教の寺院である。巨大な目玉を描いた塔で有名である。
 
 参道の階段には、多くの露店や乞食が並んでいる。怪しげな物売りが「安いよ!3個で200ルピー!」などと日本語でブレスレットを売りに来る。勿論、軽くいなすが、なかなかしつこい。隊長はIさんに頼まれた石板(昨年亡くなったの奥さんの追悼のため)を買い求める。スレート状の石を選び、彫刻する文字を指定する。まだ子供のような店主(勿論露店)だが、実に細い金具(手に持っている)で巧妙に、透かし彫りを仕上げてゆく。夕方には出来るという。


スウン・ヤン・ブナンでの露店ーまがい物が多い

スツーバー

カトマンズ市街を見下ろす

タルチョ(ヒンズー教の祈りの旗)が張り巡らされた参道をかなり登ると、階段が急になる。そこを頑張って登ろうとすると、呼び止める人がいた。無視して登ろうとすると更に大声で呼び止める。どうも此処が料金所のようだ。入場するには50ルピーだという。

山頂は平地になっており、例のスツーパとその周囲に幾つかの建物が建っている。多くの土産物屋も並び、観光客で大賑わいだ。
 お経を入れているというマニ車も並んでいる。これを1回廻すと、そのお経を読んだことになると言う。脇を通る際には、必ず左手を行くきまりだそうだ。サイズも色々な手で持つポータブルサイズのマニ車も土産物屋に並んでいる。快晴の空の下、カトマンズ盆地が一望のもとだ。なるほど人気のあるわけだ。

RA(ロイヤル・ネパール航空)は今時珍しく、リコンファームが必要だという。ラクパさんの所属する現地エージェント(Iceland Trek)に向かい、手続きしてもらうことにする。待たせていたタクシシーで出発だ。隊長は此処までのタクシー運賃は払わずにいたので、運転手はしっかり待っていたのだった。

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