京都北山、天ケ森(ナッチョ)&天ケ岳ハイキング)
ー以前の謎は解かれた!(名探偵コナン風か?、大げさな?)
2008年7月16日     同行者:SK、KH,GY
訪問先  天ケ森(小出石から)と天ケ岳(「天々」づくし?)

 8:50天ケ森登山口出発…10:25山頂…12:00百井(昼食)…15:15天ケ岳山頂…16:20大原
 
SKさんのお誘いで、前回の謎解きに北山に出かけた。
雷雨の予想ながら、涼しい登山日和だった。

神戸を5時半に出発。
出町柳7:45発の京都バスに乗車。
皆さん、早々に集合される。
小出石で下車。天ヶ森登山口から8:50に登山開始。

そこから立派な道を登ってゆく。結構急な登りである。
急坂にもメゲズ、どんどん高度を稼ぐ。
1時間35分で天ヶ森の頂上に着いた。
前回SKさんと(百井から)登ったとき、頂上と思っていた地点ではない。
前回は何らかの加減で誤認していたことが判明した。
天ケ森山頂
 
今までの登山道には、前回の下降時に(分岐を)間違えたような地点は無い。
「前回の山頂(と思ったピーク)は何処か?」
「さて!謎解きだ」


頂上から西へ伸びている登山道は明確な道であるが、右下の林道に吸収されてゆく。しかし、尾根通しにも明確な踏み跡とテープがある。

「林道を下れば百井に行けるはずだが、今回の目的は、前回のルートの検証だ!」

西へ伸びている登山道は荒れ気味だった。小ピークが連なる尾根道を30分ほど歩くと、見覚えのある地点に達した。尾根道がいよいよ本格的なくだりにかかる手前の小ピークだ。
何とここが!、前回、天ヶ森頂上と誤認した場所だった。
山頂にて、Bergen

ここからは、急な尾根を下り、前回百井から登ってきた道に合流した。

「これで、前回の道に間違いありません!」

荒れたトラバース道(崩落箇所が多い)を遡って、例の「謎の秘密基地」の建物群のあるところに着く。先述の林道はここを通っている。停まっていた小型トラックので運転手に聞くと、京都市の埋蔵文化財の保管庫であった。

百井の集落の神社前で昼食を取り、天ヶ岳へ向かう。
百井の家

今日は極めて暑いので、水分補給が欠かせない。もうすでに2lの水が枯渇しかかっている。幸いにも百井の集落のはずれに湧き水があった。

「有難いですね。今日は雨が降らなくて良かったですねですね」

予想では雷雨であったのだ!


百井峠の手前から植林の中の登山道に入る。
しばらくは快適な自然林のトラバース道である。
程なく天ヶ岳への分岐があり、10分も歩くと天ヶ岳の頂上である。
展望はまったくない。それでも謎が解けたので、大満足である。
水を汲む



「いやー、漸く謎が解けましたね。地図で検証してみましょう.」
 「山姥」を名乗るKHさんの地図に、旧峠からR477に下る「トンボユリ」と言う登山道(百井から大原への峠越えの道)が記されている。

「KHさんが言われるのが正しいようですね」
帰って検証することにする。

トラバース道に引き返し約1時間ほど歩くと、で焼杉山と翠黛山の鞍部に着く。ここから急坂を下ると寂光院だ。名前はついていない。

「この尾根道が『寂光院道』と言うので、『寂光院別れ』で如何ですか?」
勝手に名前をつけてはイカンノダ?!
天ケ岳山頂にて

今回のSKさんの目的に「寂光院の焼け跡の検証」もあったが、16時を過ぎていたので次回回しです。
大原のバス停へ急ぎます。

今日は祇園祭りの宵山とあってか?(平日はこんなもんかと思うのだが)、静かな佇まいであった。

「行動時間7時間のハードワークで疲れた!」
とSKさんは言うが、
なんの何の、最後は独走状態でした。
山頂にて、参加の面々
百井から天ケ森
謎解き
前回は5.の旧峠から4の「トンボユリ」を誤って下降した可能性が高い。今回の踏破ルートはピンク破線の通りだが、3の前回の誤認山頂をナッチョ山頂と誤認したのは、A地点とB地点を誤認したからと言えよう。

よく地形図を読めば分かるのだが、この山は思いのほか大きいので、こういった感覚のずれは起こりうるだろう。ちなみに、北谷沿いに破線で示されている道は、今回の歩行時には判然としなかった。7の下降路の分岐も不明である。

今日は、雷雨の予想ながら、好天に恵まれた山行であった。
また、GYさんと菅平に引き続いて山行がご一緒できた。
前回の謎も無事に解け、いろんな意味で内容豊富な一日であった。

この紀行文はまたまた、SKさんの報告を改変して作成しました。
SKさんに深謝します。
A
B