尾瀬、至仏山スキーツアー
2008年5月1日     同行者:ST,OM
4月30日:出発
名神、北陸、関越を乗り継ぎ、沼田ICより鳩待峠を目指す。ガラ空きの駐車場で幕営。空に星が瞬く。小宴会の後、就寝。

「明日はいい天気だよ!」
5月1日:至仏山

 7:00登山口出発ー10:00山頂10:30ー(滑走)ー12:00登山口駐車場
 
以前から憧れていた尾瀬の至仏山に行く機会が出来た。
鳩待峠から3時間ほどで登れるので、非常に人気がある?
雪は十分で、白銀に輝いている。
尾瀬ヶ原を挟んで向かいの岳には一昨年に登ったので、
尾瀬周辺の山では、今回で一応の区切りがついた。
快適な小ツアー気分を十分に味わえた。



朝から快晴です。
「昨夜は早く着けて良かったですね。車もあまり混んで無くてよかった」
少し仮眠できたのでした。ここから直ぐ登山口です。
晴れ渡り、至仏山に至る稜線が良く見えています。

「なかなか気持ちの良い朝ですね!」
「頑張って登りましょう。3時間ぐらいで着きますよ」


しっかり着けられたトレースを辿ります。
雪質は固まったザラメです!
所々でショートカットします。
 
鳩待峠登山口駐車場で

 「次第に視界が広がってきますね」

疎林の台地を進みます。所々で開けています。
途中から傾斜も急になってきます。

「2年前のGWと比べると、結構な積雪ですよ!」

シールでどんどんと登ります。
森林限界のトラバース

3
稜線に出ると、いっそう視野が広がり、寒くも無く快適です。

「此処からは尾根も少し痩せて来ますが、十分シールで登れますね!」

しかし見えてからが遠い。
前至仏の急傾斜を登り上げると、少し平坦な尾根になりました。
頂上方面には大勢の方が寛いでおられますが、いかにも小さい(遠い!)。
前ヒウチの山頂
明日予定している、上州武尊山も間近くに見えます。
「日光白根山が立派ですね。、武尊山は結構尖がっている?

その奥には谷川岳方面でしょうか?。
「白く輝いていますね!」
至仏山頂に向かう稜線を振り返る。はるかに上州の連山が見られる。
頂上に着くと、大勢の人たちが思い思いに寛いでおられます。
我々もシールを外して、しばし景色に見とれます。

「広大で、なかなかいい景色ですね。あれが燧岳ですよ!
こちら側は結構な急傾斜ですね」

「北に見えるのが、平が岳、越後駒ケ岳ですね」
この山々の広がりは、それはそれは素晴らしい。
むしろ自然物が少しも見当たらないので、神々しい、高揚した気分すら感じる。(ちょっとオーバーか?)
尾瀬ヶ原から燧岳、いい天気だ!
山の景色に感動するのも程々にして、滑降にかかります。
山の鼻に下って登山道を鳩待峠に上り返すのが効率的でしょうが、この時期、沢沿いは滑走禁止です。

「残念ながら、この景色ともおさらばですね」
燧岳と尾瀬ヶ原をバックに、Bergen
やむなく、来た道を滑り返します。といっても尾根筋は登り返しになるので、左のワル沢上部の広大な斜面を(あまり降りすぎないように)滑ります。

「快適ですね。(燧岳もそうでしたが)ここは本当に山スキーに適した斜面です」

皆、思い思いに滑ります。
快適に滑走
最後は結構な樹林帯を下らねばなりません。
それでも、コースを選べば快適に下れそうです。
樹林帯は次第に疎林となり、傾斜も程ほどでなかなか楽しい。

「こんな地形を登ってきたのですか?」
人間の記憶も曖昧だ。

「これは短期記憶障害ではないのか?」
思わずそんな思いがよぎりました。
鳩待峠の小屋

明日は上州武尊山の予定ですが、果たして雪は?
→ (続編)上州武尊山スキーツアー