上州、武尊山スキーツアー
2008年5月2日     同行者:ST,OM
訪問先  上州武尊山
5月2日:
6:302日スノーパル・オグナ武尊スキー場登山口出発ー10:30前武尊山頂11:00ー(滑走)ー12:30登山口駐車場
 
上州武尊岳は一度行ってみたかったが、この時期は遅すぎた。
前日の至仏山から見ると、雪は十分で白銀に輝いていた。
しかし、登山口からは歩きであった。
帰路、スキー場の途中まで車で登って蕗のトウを取っている人がいた。
我々も、車で途中まで登ればよかったが、結果論である。
登りに思ったより、比較的快適なツアー気分を味わえた。



昨日はスキー場の駐車場で幕営しました。
幸いにも、引き続き朝から快晴です。
「ここには雪はありませんね!」
直ぐ裏が登山口ですが、暫くスキーを担ぎます。

「雪が出てくるまで頑張って登りましょう。2時間ぐらいで着きますね」

ここまで来れば、仕方がありません。
まず登頂を目指します。
武尊山登山口駐車場で

 「此処からがスキー場内の登山道ですね」

広大なスキーコース内の登山道なので開けています。
傾斜も急になってきます。登るに連れて視界が拡がります。
本当に遠くまで見えます。
南には、日光白根岳や皇海山がパノラマのように見えています。

「先の斜面は雪が着いていますね!」

シールでどんどんと登り、漸くリフトの最終点まで来ました。
リフトの最終点

3
 ここからは急な雪面です。
何とかシールで登ります。
傾斜がさらに急になり、途中で壷足に変更。
疎林の稜線に出ると、少し風が強いですが、寒くも無く快適です。

「もう直ぐ(前武尊の)山頂ですね」
「ガスで視界がいまいちですね!」

最後の急傾斜を登り上げると絶好のスキー斜面になり、頂上はまもなくです。

今日は誰もいない頂上です。大和タケルの銅像もありました。
眼前に行く先の山々が見えています。

シフォンケーキのような山、奥には
よく見ますと、稜線には雪崩跡もあるようです。
雪面に破断面が見えます。
「何とか登頂したいが、雪崩の危険もありますね?

手前にシフォンケーキのような剣ケ峰が見えています。

その右手が家の串、中の岳、その奥が武尊山でしょうか?。
「白く輝いていますね!」
中の岳、武尊山
結局、ガスが出てきたのと、稜線は雪崩の危険もあり、前武尊で引き返す。

「行きは良い良い、帰りは怖い?」
結構濃密なガスが出て来ている。
目標物も無いので、頂上直下の広大な斜面では方向感覚が狂いそうである。

「もう少し左の稜線上がルートですよ」
踏み跡が役に立ったが、雪や風があればやばい?!

危惧していた最後の急斜面も、STさんのリードで無事降りれた。
「案ずるより、生むが安しですね」
ガスの急斜面を滑る
最後は快適なスキー場の斜面を思い思いに下り降りる。
そこで見たのは、車で登ってきた女性が、残雪の斜面で蕗のトウを取る姿であった。

「やはり、スキー場の上部まで車で登れたのでしたね!」
帰りにスキー場の職員に確認すると、管理事務所の脇の林道を辿ると行けたそうだった。

「悪い道ですよ」と言われたが、1時間半は短縮できたし、(本峰の)
登頂も夢ではなかった?でも、視界もよく、歩きもそれなりに楽しかった(負け惜しみ?)

「反省は後でするものだが、この教訓は将来に生かさねば!」
下山してきた駐車場で、Bergen

片品村の有名な桜を見物し、温泉で入浴。
明日は頚城の火打山のスキーツアーに向かう予定だ。

→(続編)頚城、火打山スキーツアー