富士山(カランクルン、高度順応登山07)
2007年9月22〜24日     同行者:カランクルン:H隊長、IH会長、ME,IK(きたろう),YF(大阪志峰会)&Bergen(淀屋橋)
訪問先  富士山
22日

20:00大阪中央郵便局集合ー名神、東名ー1:00富士IC

今年の9月のカランクルン特別例会は、恒例の富士山「高度順応」登山である。今回は、10月からの「キリマンジャロ」高地順応が目的である。
H隊長は不要としても、2名(IK,YF)の参加があった。
先ずは、京都、山科でMEさんをpick-up。


この山は2001,2006年に高度順応目的で登っているが、何れも悪天候に悩まされた。
それ故、お鉢巡りは出来ずであった。
さて、今回は如何相成ったでしょうか? 


結論から言うと、大成功でした。
前夜に富士宮口5合目手前の水ケ塚公園で幕営しましたが、朝の富士山の素晴らしい姿に感激。
この時点で、山行の成功を確信したのでした。
(我ながら、些かオーバーか?) 
水ケ塚公園よりの早朝の富士山
23日:富士山登山

 2:00水ケ塚公園(テント設営、仮眠)−9:40出発(富士宮登山口)…16:00山頂社(一部、御鉢廻り、幕営、宴会)

些か睡眠不足の中、山頂を目指して登りますが、今夜は山頂で幕営の予定ゆえ、慌てる必要はありません。
ゆっくりと登る予定ですが、天性のせっかちが出そうです。

 
今回も五合目登山口の直ぐ下の駐車場に停めれました。
直ぐにから登山路に入ります。
思いのほか、登り降りる人たちでごった返している。
3度目の富士山で、登山道はよく判った道である。
「前回に比べれば、まだ楽です...」

前回は7月で、山頂で悪天候に捉まったのでした。
「今回は(天気は)期待出来そうやで!」
思わず願うBergenでした。
富士宮口5〜6合目にて、HT(左)&IHの両氏

山頂付近はガスで見えません。
最初は少しは出ていた緑も、直ぐに月面の世界です。

「3回目は楽ですが、やはりゆっくり登りましょう」
今回の目的は山頂での幕営による、「高度順応」である。
順応のためには、忙しない登りかたは厳禁である。
キリマンジャロに登る予定のIK,YFさんも慎重である。

「呼吸法が大事ですよ!」
「ラマーズ法」が大事のようだ。

海ならぬ 富士で海女の 磯笛よ
7合目の小屋にて

 8合目の小屋を下から見上げると、シルバーのアルミの建物がせり出しており、其処まで傾斜がきついのが判る。
「まるでラサのポタラ宮のようですね!
との呟きもある。

「大きさはえらい違いだけど、雰囲気は似てますね!」

カランクルン登山隊はどんどんと進む。
9合目からの最後の急傾斜もなんと言うことなく突破し、山頂の広場に到着。
9合目から、山頂に向かう人々
早速テントを設営。
IKさんとBergenは、更なる高度順応のため、御鉢巡りに向かった。漸次薄暗くなる中、1時間で帰幕。
遅ればせながら宴会モードに入った。

「IKさんはどうも、軽度の高山病(AMS)のようだ!」
富士山頂はやはり要注意です。頭痛が取れないようです。
談笑をお勧めしましたが、(しんどさに)耐えられないようです。

「御鉢巡りなどの努力をしているのですがネ?」
またしても、AMSの不思議の世界に巻き込まれるBergenでした。
山頂の神社前の広場ー快適なテント場になりました。
24日:御鉢巡り&下山

4:30起床ー御鉢巡りー8:30出発…10:30富士宮登山口、入浴ー20:00帰阪

昨夜のテント内は、昔に体験した幽霊の話で盛り上がりました。
天候に恵まれ、明け方には東京よりNTさんも合流し、楽しい下山日になりました。


夜間は天候も安定し快適なテント生活でしたが、Bergenはなかなか寝付けませんでした。
4時頃、NTさんが東京から到着。
「イヤー、久しぶり。確か、放山の山スキー以来ですね!」

彼は、長らくの東京出張から大阪に帰ってくるのだ。
荷物は昨日送り出し、雑物を車に満載して帰る途中に寄ったと言う!
「イヤー、偶然が重なりましたね」
昨日、隊長の携帯電話にお伺いの電話が入ったのだが、
本当に来るとは!
「帰るついでと言っても、立派ですね!」

彼も御鉢巡りに行くというので、総勢4人で出発する。
NTさんだけ左回りだ。
今は無人の測候所
今日は今までと異なり、5合目まで見下ろせます。
一面の雲海ですが、天候はうす曇です。
そろそろガスが上がってきそうですが、意外と視野は保たれています。伊豆半島の西岸も良く見えています。
「今回は天候に恵まれましたね!」

下りは流石に早く、駆け下りるように下ります。
あっという間に5合目に到着。
全員乗車の後、少し下って温泉を目指します。
測候所にて
その後、ごみ焼却場横の風呂で入浴。
此処は値段も400円とお買い得で、立派な露天風呂もあり、極めて快適でした。
「心身ともに、満足です!
ついでに、お腹も満足させましょう」

高速を清水で途中下車。
駅近くの魚市場の食堂で、食べ放題のお寿司を頂きました「またまた大満足です」

途中、MEさんのご主人の遭難事件(*)の連絡がありましたが、我々は無事全行程を終えました。
測候所にて、MEさん
*沢で蜂に刺されて、ショック状態で病院に運ばれた。
富士山は、今回初めて穏やかな天候に恵まれました。
御鉢巡りも2回済ませ、満足です。
楽しい人たちと交流し、なんとも楽しい3日でした!