富士山(カランクルン、高度順応登山)
2006年7月8〜9日     同行者:カランクルンの会員会友(H隊長、OT,SH,GO夫妻&Bergen)
訪問先  富士山
8日:朝に集合、富士宮に向かう。
大阪、高槻、京都でpick-up集合。
 7月のカランクルン特別例会は、恒例の富士山「高度順応」登山である。

この山は、2001年にパキスタン、中国の旅の際に、やはり高順応目的で登った記憶があるが、残念ながらお鉢巡りはせずであった。
山開き前の5月下旬に訪れた山頂は人気も無く、まだレーダーのドームが健在であった。山頂での幕営は雨、強風と霧で大変であったが、十分に高度順応目的が果たせた。
さて、今回は如何相成ったでしょうか?
富士宮浅間神社
8日:富士山登山

 14:15出発(富士宮登山口)…18:45山頂富士宮浅間神社(幕営、宴会)

浅間神社でパワーの付く御霊水(SHさんの言う!)を汲んで、ゆるりと出発。 
 
 昼食は西富士有料道路のファミレスで済ませると、「富士宮登山口5合目」の駐車場へ向けて出発。
ところが登山中の水の確保で、SH氏のアドバイス(?)により、浅間神社に寄り道。いと有難き御聖水を頂き、ビンに詰めます。

今回は幸いにも、五合目登山口の直ぐ脇の駐車場に停めれました。直ぐにから登山路に入ります。
登山道は急峻である。 しょっぱなから、葛篭折れの火山灰の道である。

「前回に比べればまだ楽です...」

前回は初めてで、荷揚げ道に迷い込んだのでした。
「今回は間違えへんで!」
思わず心に言う、Bergenでした。
富士宮口5合目にて 

山頂付近はガスで見えませんが、それまでは何とか視界が利きます。最初は少しは緑が出ていますが、どんどんと高度を稼ぐと、月面の世界です。

「それにしても風がきついですね、気を付けて登りましょう」

今回の目的は山頂での幕営による、「高度順応」である。
途中のプロセスはそのための回廊、ただひたすら黙々と登るのみである。
疲れた心を慰めてくれる潤いなど、期待は出来ない。

「やはり今年は雪が多かったんですね!」

7合目付近でもかなりの残雪がある。
8合目からの急な登り

  8合目を過ぎると、流石に傾斜はきつくなる。
雪渓も豊富な残雪である。この具合なら、スキーも出来そうである。勿論快適な滑降など望むべくも無いが...
8合目には、
「8合目から上に登るな!
」との、表示がある。
誰も問題にしていない、この分だと頂上はすいているに違いない。
 「ああ書いてあると、上での幕営は楽てすよ!」

登山路の表示はあるが、カランクルン登山隊は構わず進む。実際に、アイゼン持参して気負っていたが、まったくの杞憂に終わった。残雪の脇の岩を登れば、登りは簡単である。しかし、一般登山者相手のこの表示は、同感である。
9合目からの最後の急傾斜もなんと言うことなく、山頂の広場に到着。
9合目から雪田が出てくるが、横をまける。
早速テントを設営し、宴会モードに入ったのだが、夜の強風に悩まされました。夜間にメンテナンスして頂いたH隊長、どうもありがとう御座いました。

どうも富士山頂は、好天に恵まれた経験が無い!
勿論今まで2回の経験であるが、時期が悪いのか?

「それにしても、雪渓のスキー滑降は魅力的ですね!」
来年は是非とも、成功させなければ!」

誓い合うBergenでした。
風が強く、画像もぶれる
8日:下山

4:30起床6:00出発…7:30富士宮登山口ーユマール訓練、食事、入浴ー17:00帰阪

昨夜は強風に備えて、かなりのテント補強をしました。
張り綱を引き締め、大きな石で補強しました。しかし、深夜から吹き荒れた強風で、2つのテントのうち、エスパースの4人用はフライが吹き飛ばされ、テント内はぐしゃぐしゃに成りました。幸いにも大雨になりませんでしたから、水漬かりの惨劇は避けられました。


夜間の強風でテントはずたずたです。
流石のH隊長も、早々の撤退命令を出されました。

下りは流石に早く、5合目で乗車の後、少し下ってユマーリングのトレーニングをしました。

その後の入浴は、それはそれは快適でした。
快調に高速を戻り、無事全行程を終えました。
脱出訓練を楽しむ面々
富士山は再訪でしたが、やはり今回も天候には恵まれませんでした。でも、仲間に恵まれ、なんとも楽しい2日でした!