頭 痛

頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛の大きく2つに分けられますが、頭痛の多くは肩こりや首のこりからくる筋緊張性のもの、日常的な不良姿勢、不規則な生活リズム、自律神経の乱れ、血行不良、過度なストレスなどが原因です。
[一次性頭痛]繰り返し起こる慢性頭痛の総称で、レントゲンやMRIなどで検査しても原因不明。
[二次性頭痛]脳梗塞や脳腫瘍、脳出血などの脳血管障害が引き起こす頭痛。

首の痛み

首の痛みは、約7〜8割の方が一度は経験する症状です。上下左右に動きや回転といった複雑な動きを、首の骨(頸椎)がコントロールしながら頭を支えています。日頃から大きな負担がかかっているだけでなく、加齢による筋肉の硬直、血液循環の悪さ、関節の動きの悪さなどによって、首の筋を違えや痛みをともなうようになります。

寝違え

寝違えとは、睡眠中に首や肩に過度の負担がかかる体勢をとってしまい、目覚めると首の後ろや首から肩にかけての痛みがでること。首まわりの筋肉が軽度の肉離れを起こしている状態で、寝違えの原因は睡眠中に起こりますが、炎症が発症するのは起床時です。

肩の痛み

人間の関節の中で最も大きく動くのが肩関節です。そのために負傷や捻挫、筋違えなどの症状が非常に多いです。中高年になるにつれ、柔軟性がなくなり、血液循環も悪くなり、その結果、ちょっとしたことでも損傷が生じ、炎症による痛みを感じるようになります。その代表なのが、肩こりや四十肩・五十肩です。

肩こり

肩こりは、多くの人が感じる不快な症状です。悪い姿勢やストレスなどによって頭部から肩や背中にかけての筋肉が疲労し、血液の循環が悪くなって起こります。筋肉中に老廃物がたまりだし、張り感や重だるさ、首の痛みが現れ、ひどい場合は頭痛やしびれが生じます。

四十肩・五十肩

「腕を動かすと、肩が痛い」「痛くて肩が上がらない」といった症状が見られると、まず疑うのが四十肩・五十肩です。肩関節の周りに起こる炎症で、正式には「肩関節周囲炎」と呼び、40代〜50代の人に多く発症します。炎症は徐々に治まり、半年から一年で回復に向かいます。しかし、適切なケアを行わないでいると、肩関節が固まり動かなくなることもあるので要注意です。

腰の痛み

常に腰は上半身の重みを支え、背骨が緩やかなS字カーブを描くことでその負担を分散させています。正常なS字カーブの状態が崩れてしまうと、ある部分の筋肉に負担がかかってしまい、腰痛などの症状を引き起こします。また、悪い姿勢、運動不足、ストレス、太りすぎなどが関係しているケースもあります。

腰痛

国民病とも呼ばれる腰痛の主な原因は、筋力の衰え、長時間の同じ姿勢、骨格の歪みが挙げられます。特に、テレワークによる長時間の座りっぱなしで、腰痛になる方が増えてきています。長時間のパソコン作業で筋肉に疲労物質がたまり、これが神経を刺激して痛みが生じます。腰痛は、悪くなることがあっても良くなることはほとんどありません。そのままにしておくと状態は悪化し、ヘルニアや坐骨神経痛の原因になります。

ぎっくり腰

ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」で、発症してから4週間以内のものを指します。重いモノを持ち上げた時、腰をひねった時になどに症状が出ます。痛みの原因はさまざま。老化や姿勢の悪さ、腰関節のずれ、椎間板の損傷、筋肉や腱、靭帯の損傷などが原因として挙げられます。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨を構成する骨の間にある軟膏が変形し、その一部が突出して神経を圧迫するため下肢にしびれや痛みなどの症状が現れます。特に、猫背は大きな原因の一つですが、日頃から悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでもヘルニアが起こりやすくなります。

脊柱管狭窄症

背骨には、脊柱管と呼ばれるトンネルの構造があり、その中を脳から続く神経の束が通っています。この脊柱管がさまざまな原因によって狭くなることを脊柱管狭窄症と呼んでいます。その中でも最も多い症状が腰部脊柱管狭窄症です。腰の痛みは強くなく、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。

膝の痛み

膝の関節は、複雑な構造をしており、そのためダメージを受けやすい部位でもあります。膝は、年月とともに摩耗していくため、加齢とともにそのリスクは増え、体重が重い人ほど膝に負担がかかります。約7割の人が膝の痛みを経験しているとされています。膝の関節が炎症しているのか、軟骨が損傷しているのか、関節まわりの靭帯や筋肉を痛めているのか、人によって症状はさまざまです。

変形性膝関節症

体重や加齢などの影響から膝の軟骨が擦り減り、膝に強い痛みを生じ、水がたまる病気。女性に発生することが多く、原因は関節軟骨の老化、肥満や遺伝子も関与しています。初期症状は、立ち上がりや歩きはじめに痛みますが、休むと痛みはとれる。末期になると安静時も痛みがとれず、変形が目立ち、膝が伸びないため歩行が困難になります。

スポーツ障害

主に、「突発的な原因によるケガ」と「連続動作や使いすぎによるスポーツ障害」の大きく2つに分類できます。特に後者は、スポーツによって関節や靭帯、腱、骨などの負担のかかっている部分が徐々に損傷し、やがて痛みなどの症状が慢性的になります。スポーツ障害に対しては、その部位の治療だけでなく、その根本的な原因を考慮して、身体の使い方や姿勢の改善が望まれます。

突発的な原因によるケガ

骨折、脱臼、捻挫、肉ばなれ、突き指、打撲など

連続動作や使いすぎによるスポーツ障害

[多い症状]
野球肩 投球動作のように肩の使いすぎることによって発症する肩障害の総称。
テニス肘 テニスをする人に多く、肘の外側に痛みを発症するのがテニス肘(上腕骨外側上顆炎)。
オスグッド 成長期の少年に起こりやすいスポーツ障害の一つ。サッカー、陸上、バスケットボールなどの競技によく起こります。
シンスプリント 繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に、足の脛に発症しやすいスポーツ障害です。
[その他]
ゴルフ肘、腱鞘炎、ジャンパー膝、アキレス腱炎、リトルリーガーなど

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