哲っちゃんのハチロク日記
第四号
98/4/8発行
さあ!ちょっとだけ全開だ!しかし・・・
エンジンが組みあがってから約2週間で1000km走り、オイル交換の時期です。
水温が若干高い(アイドリングで86〜87℃くらい)ということでローテンプサーモスタット(75℃くらいで開く)への交換を兼ねてオイルを交換しに行きました。
オイル、サーモスタットを交換してもらってから、前回ノッキングが出たので点火時期をちょっと戻した事を伝えもう一度点火時期を見てもらうと、「どうもおかしい」ということでスロットルポジションセンサーをましなやつと交換してもらいました。
さて、エンジンをかけてアイドリングさせておくと、おぉ、ローテンプサーモの効果だ!確かに75℃くらいで落ち着いている。点火時期の効果かなんかしらんけど、アイドリングも1000rpmくらいで落ち着いている。
「ちょっと回してみようか!」ということになり試走に出かけました。
下の回転は前回もお伝えした通り、結構いいかんじです。ここで一発5000〜6000rpm回してみることにしました。セッティングが合っていれば胸のすくような加速感を味わえるはずです。2年半前にヘッドチューンをしたときは、渡されたままのセッティングで驚くような加速を味わい感動したものです。今回もそのつもりでアクセルを踏み込みました。
4000rpmをこえ5000rpmにさしかかり「いけー!」と心の中で叫びました。
しかしです。5000rpmから6000rpmのあたりがものすごく重いような気がします。
なんか「フゴォー」とふんづまったような感じで、超でかい谷間があるって感じです。
何回かその回転域で加速を繰り返してみましたがどうも思っていたのとは違います。
エンジン本体はいい感じに出来上がってると思うのでこれはやはり燃調、点火時期等のセッティングが合っていないとしか思えません。
この時初めて「うーん、チューニングエンジンって難しいんだ」と思いました。
前のエンジンは渡されたままでものすごくいい感じだったのでセッティングなんてそんなもんだと思っていました。
でも、自分の手でエンジンを仕上げていくっていうか、なんかいい感じですねぇ。はまりそうです。
しかし!貧乏人仕様4.5AGなので、燃料系が完璧ノーマルでさらに燃圧計も空燃比計もついていません。
システムエンジニアなんて肩書きはありますがコンピュータのMAPを書き換えるなんて芸当は到底出来ません(機械も知識もない。16進が読めるくらい)。
この車をつくった事自体無謀と思えることなので、お金ももちろんありません。キャブになんてとてもじゃないが出来ません。
さあ、どうやってセッティングしていけばいいのだろう・・・・とりあえず私にはプラグの色を見るぐらいの芸しかないのでとりあえず見てみます。
周りは黒いが電極が白い。いいのか悪いのかすらわからず「どうです?」と見せてみると「ちょっと白いけどええ色ちゃうか」と言われました。さて困った。もう私に出来る事が終わってしまった。
とりあえず、「たまにエンジン回しながら様子をみていこう」と言われました。
せっかくエンジン本体はいい物を使って組んでもらったんだしポテンシャルを引き出したい。お金があれば・・お金があればぁぁぁ〜
と言ってても無い物は無い。とりあえず現状できる事をコツコツとやっていこうと思っています。
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