ギラファノコギリクワガタの飼育・繁殖マニアル |
クワガタの中で最大体長をほこるギラファノコギリクワガタは
120mmが採取されてい。
生息範囲は東南アジアの島々を中心に大陸まで広く分布している。
飼育方法はノコギリクワガタの基本を参照後、ギラファの飼育繁殖を
合わせてご覧下さい。累代飼育は比較的簡単です。
資料作成:BEETLE・SCHOOL
HP:http://www.eonet.ne.jp/~beetle-s/
入手可能なギラファノコギリクワガタ
国内: 生息していない。
生息場所:ネパール・ブータン・インド北東部・タイ・ラオス
ミャンマー・マレー半島・ジャワ・バリ島・スマトラ
フローレンス島・ロンボック島・チモール島
スエアウエシ・フィリピン諸島ets
1、準備する物
@飼育ケース(大ケース程度)
A産卵材:クヌギ・ナラなどの軟らかい朽ち木で直径10Cm以上×3本程度
B埋め込みマット:広葉樹100%の十分発酵した良質の細かいマット。
Cエサ:昆虫ゼリー・バナナ・リンゴ
(スイカやキュ-リ・メロン等の水分の多い物は良くない)
2、ペアリング
@ノコギリクワガタは成熟していれば交尾意欲がおうせいなクワガタです。
(羽化後3ヶ月以上経過し良く餌を食べているなら簡単に交尾します)
A♂と♀を一緒のケースに入れてやると、すぐに交尾します。
(相性が悪かったり、未成熟の♀なら攻撃を受けますので日にち置き再度
ペアリングを試みましょう、あせりは事故の元です)
B♂は気性が荒いので、交尾を確認したら別々に飼育下さい。
野外採集の♀は、ほぼ交尾が完了していますのでペアリングは不要です。
3、産卵材のセット
@産卵材:軟らかめの材を4時間〜1日程度水に沈め、取り出した産卵材を
半日程度陰干しする。その後、表面の樹皮のみをナイフ等で剥がして
産卵材を準備する。
Aマット:加水しオオクワガタより多めの水分に調整する。
(手で握って開いたとき1〜2個に崩れる程度)
B飼育ケースへのセット
細かいマットを3〜5Cm程度底に硬く詰め、その上に産卵材を3本程度
セットする。
その上に産卵材が2/3程度、隠れるまで軽く押さえてマットを入れる。
C最後に♀のみを入れ、エサ・止まり木(虫の転倒防止)を入れて完成。
4、日常の管理
@保管場所:直射日光が当たらない涼しい静かな場所で飼育する。
Aエサやり:時々チェックし劣化したり無くなったらエサを交換する。
Bその他:表面が乾燥してきたら霧吹きなどで湿気を十分保って下さい。
(湿気がある場所を選んで産卵しますので、マットは乾燥させないこと)
Cマット底部から産卵材に穿孔し産卵しケースの底面や側面に削られた木屑が
出てくるので産卵したことが確認できる。
D2ヶ月もすれば、容器の底などに幼虫が見える様になります。
5、幼虫割り出し