SINCE : 2/22/2003    
      
                             

 忍術の概要 
   尾張藩忍術の概略内容
             
 ・甲賀伝
                    伴党上野伊豆守より上野家、木村奥之助より木村家にて伝う。
                    一部は一全流錬兵伝の中に含み近松彦之進より近松家にも伝う。
               
・芥川家伝
                 ・忍術門入起證文
                 ・忍術来由
                       大己貴尊、少彦名尊を祖とし蜘縛熊曾ジメと称す。
                       甲賀芥川家より木村家に伝う。
                 ・初伝之巻
                 ・継伝之巻
                 ・免許
               ・天大受役大門子忍術 天之巻 (面向之巻)
                 ・入用道具之事       ・起臥ヲ知ル事

                 ・手火之事         ・塀乗之事 付 菱ヲ知事

                 ・堀ノ浅深ヲ知事      ・堅キ物ヲ切ル事
                 ・咳仕様之事        ・続松之事
                 ・巾着火之事        ・眠薬之事
                 ・無言薬之事        ・道ニ不迷之事
                 ・闇所ニテ人ヲ見ル事

               ・天大受役大門子忍術 地之巻 
                 ・忍物語口傳書
               ・天大受役大門子忍術 人之巻 (面影之巻) 
                 ・空立火之事        ・巾着火之事

                 ・胴之火之事        ・無音薬之事
                 ・郭公之事         ・霧之印之事
                 ・無言薬之事        ・眠リ薬之事

                 ・眠リ薬之事 又ノ法    ・手火之事
                 ・松明之事         ・袖松明之事
                 ・水防薬之事        ・刀拭之事
                 ・兵粮丸之事        ・遠道労ヲ治ス薬
                 ・灯燈之事         ・御符之事
                 ・削火方          ・紙燭之方
                 ・続松           ・隠形之文大事
                 ・極意口傳之事
                 ・皆伝
               ・神伝矢車之法
               ・隠形法
               ・縮地之法
               ・打電抄
               ・芥子之秘法口授


               
・木村家伝
                       伴党上野伊豆守より上野家、木村奥之助より木村家にて伝う。
                       我忍ハ神代ニ権興シテ万々世ノ今日迄伝フル事、コレ其ノ本源ハ神慮ニ出ルノ
                       軍術タルガ故ナリ。異邦ノ軍術ノ如ク人間ノ作為ニ非ズ。可仰哉。

                       忍之起源は無名雉(ななしきじ)と云う。
                       また、天忍日尊、道臣命に発し代々伴一族に伝う。

                 ・忍之訓伝
                 ・人の耳目を忍ぶ故にシノビと云う。
                 ・忍びの者は、至極艱難辛苦の堪え難きを勉めて堪え忍ぶに非れば功を成さず。
                 ・志拙く気短くては勤め遂げる事ならず。故に忍の字をシノビと訓ず。
                  忍は堪忍の忍なり。
                 ・忍術加條之巻 一
                  ・風ニ乗ルノ伝       ・雲行之伝         ・見詰聞詰之大事
                  ・蜘蛛之伝         ・陰陽忍之大事       ・山彦之伝
                  ・四知之伝         ・其ノ智ヲ発クノ伝     ・占合之大事
                  ・内之気外之気之伝     ・小城之伝         ・重播之大事
                  ・草苞之大事        ・蚊蝿之伝         ・知情之大事
                  ・末ヲ絶テ本ヲ固クスル伝  ・七字之大事
                  ・三世之大事        ・遣フ遣ワルル大事     ・兵法無二蘊奥之大事
            ・忍術加條之巻 二
                 三重相伝

                  ・木ノ葉隠レノ事      ・柴隠レノ事        ・狐狼ノ伝
                  ・牛馬ノ伝         ・仏隠レノ事        ・穴蜘地蜘ノ伝
                  ・霞ノ大事         ・犬隠レノ事        ・飛鳥ノ伝
                  ・呼出シノ術        ・寝屋ノ大事        ・不凍大事
                  ・角ノ犬ニモ悪マレヌ事   ・不中矢ハ不放事      ・返問ノ事
            ・忍法行巻
                  ・年王位之事        ・支干王主之事       ・四季王相之事

                  ・月王座之事        ・日王分之事        ・時王順之事
                  ・相剋相生之事       ・相生相剋之事       ・時取之事
                  ・方角変化之事       ・日出入之事        ・河伯大水神之事
                  ・厭日之事         ・厭対日之事        ・破軍星之事
                  ・精神方之事        ・天宮神之事        ・皈亡日之事
                  ・往亡日之事        ・忌遠行事         ・忌夜行事
                  ・道虚日之事        ・天一神之事        ・同箭放日事
                  ・陰陽倶錯事        ・三宿之事
            ・法意巻
                  ・陽幕之事         ・陰幕之事         ・陽忍之事

                  ・陰忍之事         ・忍身持之事        ・忍衣類之事
                  ・同心持之事        ・忍可行秘法之事      ・忍出吉凶知事
                  ・香煙善悪之事       ・忍道踏様之事       ・同路見之事
                  ・森林不審之事       ・昼夜川越之事       ・四足逢吉凶之事
                  ・諸鳥吉凶之事       ・諸虫心付之事       ・死人逢吉凶之事
                  ・同通様之事        ・敵城用意知事       ・敵逢陰所事
            ・陰具之巻

                  ・六膳遣様之事       ・樞鎰遣様之事       ・微塵遣様之事
                  ・手楯拵様之事       ・菱結配様         ・沼浮沓之事
                  ・乱足沓之事        ・巻橋遣様之事       ・結橋之事
                  ・早小屋之事        ・道具持様之事
            ・火之巻

                  ・筒火之事         ・楊枝火之事        ・三重火之事
                  ・籠火之事         ・狼煙之事         ・七里炬之事
                  ・打烽之事         ・水続松之大事       ・切松明之事
                  ・手火矢之事        ・櫓落之事         ・舟崩之事
                  ・自見火之事        ・入死火之事        ・人数崩之事
            ・陰種巻

                  ・貴妙散之事        ・井妙散之事        ・一夢散之事
                  ・未用散之事        ・息合之事         ・兵粮丸之事
                  ・夜討之事
            ・極意天之巻

                  ・前中後之大事       ・神貴之大事        ・空礫之大事
                  ・水中之大事        ・夢枕之大事        ・大軍中通事
                  ・寝屋之大事        ・忍顕大事         ・身陰之大事
                  ・木之葉隠之大事
            ・甲賀伊賀軍法
            ・忍道具之巻
            ・甲賀流砲術
            ・甲賀流田村矢秘術之巻
            ・其の他

         
・伊賀伝
         ・竹之下家伝
            竹之下平学より伝う。
            一部は一全流錬兵伝の中に含み近松彦之進より近松家にも伝う。

            忍之起源は素盞鳴尊と云う。
                  また、一之宮に発し代々服部、大江一族に伝う。
            ・忍之訓伝
            ・其の事を深秘隠密するが故にシノビと云う。

            ・忍之伝目

                  ・風ニ乗ルノ伝       ・雲行之伝         ・蚤虱之伝
                  ・大忍之大事        ・山彦之伝         ・火振火通之大事
                  ・水月之大事        ・三合之大事        ・一離之伝
                  ・正合之秘術        ・内之気外之気訓伝     ・小城之伝
                  ・要之大事         ・面討之伝         ・分切之伝
                  ・松明之占手之大事     ・内之風外之風ト云事    ・心結之大事
                  ・蚊蝿之伝         ・七字之大事
                薀奥口授

                  ・撰ム事          ・闇ノ夜ニ礫打ツ不可事   ・大小ノ心得有ル可事
                  ・多少ノ心得有ル可事    ・疲ラカシノ伝       ・現問ノ術
                  ・火中状ノ伝        ・形ヲ隠ス術        ・切火縄ノ所作
                  ・目隠レノ伝        ・霧之印ノ大事       ・地蔵薬師ノ前後ノ心得
                  ・足搦ノ術         ・腕搦ノ術         ・道ヲ道トスベキ伝
                  ・後途ノ勝ニ名ヲ残ス事   ・勝ノ為ニ名ヲ惜ム事    ・枕ヲトル事
                  ・毒薬反ジテ薬トナル術   ・辞ニ花ヲ咲セル辨     ・散シ書ノ伝
                  ・大事ノ使ノ術       ・声ヲ知ルベノ伝      ・大座ノ伝
            ・伊賀軍法
            ・伊賀流間法水鏡之巻
            ・伊賀忍火之巻
            ・其の他

義経流陰忍の伝来
               神道軍伝研修所蔵の義経流伝書、〔義経流伝来由緒〕〔義経流忍之者秘事〕〔義経流陰忍伝〕等々により、
              当流忍術の概略を解説する。
               福井藩松平家の義経流忍術は、同名の軍法に付随し義経流陰忍として伝承した。
              流祖を九郎判官義経として、井原番衛門頼文より越前福井藩に伝えられ、それより井原家は代々藩の軍法
              師範として、軍伝・陰忍を教伝した。
              義経流軍伝は、法・配・術の三部に分けて伝授され、陰忍も同じ区分で伝えられたが、修得には長年月を要し、
              たとえ書伝を全て受けても、通篝・融会・貫通の験が無ければ、流儀代々の内には入れられなかったという。
              流祖の義経より井原頼文まで凡そ五百年経過しているが、上記の理由により僅かに九代を数えるのみである。
              また、他流の様に印可と称するものは無く、弟子の家にて伝書を所持する者は一統相続と唱えたという。
         ・義経流代々
              ・検非違使五位尉 九郎大夫判官 源義経公
                    (この間、六名・六十年ばかりあるが代々には入れない。)
              ・岨水末流沙門 三浦靫負助 源胤成 (宝治年中の人)
                    (この間七名・八十年余り、代々には入れない。)
              ・石本行者 永井主税助 源高光 (元徳年中の人)
              ・筑波草庵 三浦河内守 秦行方 (元弘年中の人)
              ・弓削法印 和気十郎左衛門 源仲時 (貞和年中の人)
                    (この間、三名・四十年余り、代々には入れない。)
              ・東海沙門(玉井沙門?) 山名造酒助 橘宗時(持) (文安年中の人)
              ・玉井沙弥(東海沙門?) 赤松九郎 源義高 (明徳年中の人)
                    (この間、三名・七十年ばかり、代々には入れない。)
              ・黒雄法印 佐竹斎宮助 平忠昌 (天文年中の人)
              ・無名野草子 井原番右衛門 源頼文 (慶長年中の生れ)貞享三年七十六歳にて没。
              ・         井原番右衛門 頼章  井原丞助 頼庸(頼文の養子)
              ・         井原源兵衛 頼起
              ・         井原源兵衛 頼智
              ・         井原源助 頼隆
              ・         井原番右衛門 頼仲
義経流陰忍の概略
         ・義経流陰忍伝
            ●法  天之巻
              七用之事
               ・ 先ず忍之者を撰ぶが、縁故を頼るのが最初である。
                次に身体強健で気が充実し、弁舌が巧みであり学問にも優れ、出自も確かで若い者である事が条件である。
               ・ 鍛錬については、常々絶え間なく旧例や故事を語り告げて、邪意を変じ正神に帰する様に、下記の事項を
                教える。
          錬鑑之事
               ・ 因果や因縁の来由について教える。
               ・ 正神や魔鬼の歴々充満について教える。
               ・ 神前で謹んで破血吸牛の誓いを立てさせる。
               ・ 師弟の因縁と厚恩礼儀の源を知らしめる。
               ・ 君臣の盟と敬儀を教える。
               ・ 父子兄弟の分け隔てを教える。
               ・ 夫婦の因果両儀は最も深く、夫婦の道理を告げる。
          忍衆心懸けの条々
               ・ 武士の役の事多しと云へども、忍の役は万人の上の、闕目油断を見付て気を附け、誤りの無きように心を附
                ける役なり。
               ・ 昼、人中を通り歩行候とも、我が心を帯したへ下し、気を強く張り、他の右の拳に目を付け通る可き事。
               ・ 夜は竊盗 強盗類、火事類不慮の事有る可しと、不断心懸けるべき事。
               ・ 平人と違い候上は、天下静まって国に居り候とも、明朝にもふと旅立ち、他国へ行く可しと心得て、万事旅用
                意絶やす間敷き事。
               ・ 金銀類路銭と心得、不断の着物、家の道具以下も、成る程麁相に致し、明日にも軍陣と申す時は、
                上に一重羽織、大小と草鞋、股引、上帯、下帯、死場の晴れ道具を用意仕り、嗜み申す可き事。
               ・ 上戸に生れ付き候とも、可成り程嗜むは扣申す可き候。鬼形の上にても酒にて力弱り人に搦められ,
                義朝の臣下ども酒故に討たれ、皆上戸の騙されて人に搦めとられ候事、ためし多き候事。
               ・ 不断、人中を通り候とも、人の声の高下を聞く時は、軍陣の鬨の声の稽古に致し、人多く集まり候は、
                軍陣の人数積りの手本と仕る可き事。
               ・ 不断、武具仕立て候とも、習いの外を、利方の工夫仕り能きようにと存ず可き事。
               ・ 不断、捕手 太刀打 棒、万事急なる時の稽古仕る可き事。
               ・ 不断、海川を得、他人流れ候とも、飛入り揚げ、又は自身船より落ち候とも、上り候分別仕り、うかと
                仕り間敷き事。
               ・ 毎朝、むく起きに手水つかい、大小を戴き日月を拝み、心の内の慎み祈念仕る可き事。
               ・ 妻子共にもかいがいしき事申し聞かせ、油断仕らずように、不断申し付く可き事。
               ・ 子共の末に、金銀譲るは心入り悪しく成り、親の名を譲るは末代くち申さず候間、兎角張弓の如く
                心を強く、不断持ち習ふ可き事。
               ・ 軍陣不断共謐時は、心を一入れ、強く張り詰め、物人数の上を遠目に見て、油断透間を勘へ、心懸る
                可き事。
            ●法  地之巻
             ・ 水練を営む事             ・ 常に手足の健康を求める
             
・ 夜は結帯を身に着けない事       ・ 捕外の要を習わせる事
             ・ 飛具の手馴の事            ・ 陽焔具を知り用いる事
             ・ 諸兵輩に拵様を調練なさしむ事     ・ 教縛之事
             ・ 捕生搦の事を知らしめる事       ・ 軍陣勝負の大抵を教える事
             ・ 八陣の大凡を教える事         ・ 夜討の大体を教える事
             ・ 夜合戦の大凡を教える事        ・ 鐘 太鼓 貝の大凡を教える事
             ・ 人数積りの大要を教える事       ・ 五音の文字を知らしめる事

             ・ 相生相尅を習わせる事 

            ●法  人之巻
             ・心通       ・篝絶        ・空隙
             ・風津       ・糧道        ・水道
             ・色道
             ・押道中      ・対陣        ・味方口
             ・味方より夜討に入行の働き
            ●配  天之巻
             ・陰忍間士の心得。
             ・十号を教える事。    ・諸悪神方を教える事。
             ・一物方を教える事。   ・相生尅の五音を知らしめる事。
             ・毎朝五種の内、雄雌散飯の二種を伝授し勤めしむる事。 

          陰忍法令
                 忍役定制神文前書之事。
               ・ 主君の御為、何事に寄らず疎かに存じ奉り間敷く事。
               ・ 平安の時、又は軍陣中、忍仰せ付けられし砌は、仮令親子兄弟の盟有りと雖も、仰せ含まれし候品々の
                外、当御家の噂、他所他人の前にて、何事に依らず一切申す間敷き事。
               ・ 他国、又は敵方の善悪の噂の儀は、何たりと雖も一族縁者の好み有るを、見付け聞き付け次第、残らず
                此方へ注進仕る可き事。
               ・ 何事に依らず、見聞し申す儀は有り様申し上げ候可き事。仮令、他国の忍、並びに平人等の申し聞きし候
                を偽り候て、自身見聞し候様に申し上げ間敷く候事。仰せ付けられず候て、御断り申さず他所へ罷り越し、
                 又は、當国中に於て、形儀作法に付いて他人の障に成り申す間敷き事。
               ・ 忍の儀に付いて、何事に寄らず仰せ聞かされし利方共は、親子兄弟縁者たりと雖も、毛頭他言仕る間敷き
                事。
               ・ 忍の役習い御座候得ば、何様の身振り仕り候得と仰せ仕り候とも、少しも異儀存じ間敷き候事。
              右この外、其の所 其の比に之随い、様体 條個を書き加える可き也。
            ●配  天之巻
              忍入りの法
             一目          二目          三目
            ・堀河を越える事。                縄橋有り
            ・清水底。                    息袋の事
            ・手松明                     細筒燭 手中
            ・人所怪しむ時の事。               捨松明 油袋入
            ・陰書。                     豆汁   七花   八乳
                                     筒孔   髪中   底中
                                     口中   笠
            ・険阻の上り下り。                上 巻橋
                                     下 縄簾

            ●配  人之巻
                   守護の法
                ・北辰方
                         子 午 卯 酉     六
                         丑 未 辰 戌     四
                         寅 申 巳 亥     二
                ・生数
                         甲 九    乙 八    丙 七    丁 六
                         戊 五    己 九    庚 八    辛 七
                         壬 六    癸 五
            ●術  天之巻
                 蔵身秘法
                         章光方                月厭方
                         章  正 亥 二 子   順次  月  正 戊 二 酉   逆次
                         當家の呪
            ●術  地之巻
                   忍取の秘方
                         ・甲子旬    青龍を子に起こす。
                         ・甲戌旬    青龍を戌に起こす。
                         ・甲申旬    青龍を申に起こす。
                         ・甲午旬    青龍を午に起こす。
                         ・甲辰旬    青龍を辰に起こす。
                         ・甲寅旬    青龍を寅に起こす。
            ●術  人之巻
                   陰忍術
                         東 春    王 相 死 因 老
                         南 夏    王 相 死 因 老
                         西 秋    王 相 死 因 老
                         北 冬    王 相 死 因 老
    その壱:基本
              ・必勝の理。(天の時、地の利、人の和)
              ・中国兵書と忍術。(兵法七書の用間と忍術)
              ・虚実転換法と忍術。
              ・五情、五欲と忍術。
              ・神貴之大事
    その弐:陰陽忍
              ・遠入
              ・近入
              ・城営忍
              ・家忍
              ・カマリ(夜討、朝駈、焼働き)
    
その参:火術
              ・合図      ・対敵     ・破壊
              ・放火       ・照明     ・焔硝製造
    
その四:水術
              ・泳法      ・潜水法    ・武器用法
              ・渡河海法   ・船戦法
    その五:隠形遁身
               ・天/地/人遁     ・楊枝/扇子隠れ
              ・木葉隠れ       ・霧隠れ
              ・狐/狸隠れ      ・観音/鶉隠れ
    
その六:陰具用法
              ・六具      ・火器     ・刀剣用法(下緒含む)
              ・登器       ・開器     ・薬物用法
              ・水器       ・武器
    
その七:不忘・隠文
              ・記憶法     ・密書作成  ・密書秘匿法
              ・通信法(火、煙、光、音,印等)・密書解読    ・五色米用法
    
その八:変姿、相、言
              ・妖者      ・奪口     ・変装法
              ・声色
    
その九:占術
               ・陰陽道/宿曜道との関連     ・八門遁甲
              ・易            ・雲煙気伝
              ・命/卜/相        ・太占
    
その拾:和漢方
               ・経絡          ・導引    ・活法(整骨含む)
              ・延命薬(健康茶、酒等)      ・治療薬(金創、内傷等)
    
その拾壱:薬方
               ・対敵薬(毒薬、眠薬等)
               ・保身薬(兵糧丸、水渇丸等)
    
その拾弐:忍具製作法
               ・材料
               ・作製法

  その他 
    
その壱:忍術と幻術
                ・忍術と幻術の違い     ・法術と忍術の違い
               ・幻術の内容         ・法術の内容
    
その弐:忍術と宗教
                ・忍術と神道          ・忍術と修験道
              ・忍術と密教          ・忍術の神/仏様
              ・忍者の宗教
    
その参:忍術と科学
               ・忍術の迷信
               ・忍術の科学性
               ・忍術と諸科学
    
その四:現代の忍術
               ・観光と忍術/忍者
               ・武道と忍術
               ・世界での忍術/忍者に対する認識
               ・伝統の忍術の現代性
               ・軍事/治安維持と忍術