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「基準」と「規準」の用途と差異
 規準は,判断や行動の手本となる規範・規則。

 基準は,物事を比較・判断するときのよりどころとなる標準。

 近代化と進捗によって,標準(目安)に該当する語彙が「基準」で,学術的に誘導差異が生じえない語彙として「規準」を用いる。

 コペルニクスの天動説が転じて地動説になる過程のように,仮定未来説とは,比較できないがニュ-トン力学のように変動しない様を「規準」のファクターに入れてもよい。

 規範・規則以外の法律に用いられる「用語」と「定義」設定のあるものは,語彙によって拘束できない若しくは許容するドキュメントが存在し,曖昧規制がなされる。

 工業系では,「鋼構造設規準」が「規準」を用い,制定部署の日本建築学会が「規準」を踏襲する設計に対し責務を負うことが例示できるが,公式論や破壊論を用いた高度技術を駆使する場合もある。

 新型コロナウイルスに対する「基準」設定で,語彙「基準」を用いて,経済産業省と厚生労働省が野党質疑に用いている様は,言葉の遊びに過ぎず新型コロナウイルスの特定エビデンスが検証公認されていない事実から審議すべきテーマでない。

 エビデンスが確立されると「規準」を用いてもさほど問題は生じえず解釈は「判例」に基づくように旧裁判の結果が重要視される時代錯誤も生じる。

 三権分立の中で,ドキュメントで構築された内容(条文)が変遷すると全ての法令順守のなかで「判例」は過去のもので解釈が変化する要素,判事・検事・弁護士のセルが更新され根本から判決はことなるが,プライオリティーの一番目は「生命」である。