スキー場と山岳救助 |
冬季の山岳地域のスキー場で通常ルートを100M程度はずれ滑落して受傷した60歳代と40歳代の親子が自力で通常ルートに戻れない報道があり,GPSでビバーク(雪洞)地点を把握している状況を把握して二次災害を懸念し、見殺しにしたと報道された。 本件,水蒸気が数百倍に急激に膨張して岩石を飛来させた受傷でないので,スキー場の設備不備と冬季の山岳救助であってもスキー場内のビバークで携帯電話での安否確認も正常にしている。 スキー客は山岳スキーでない限りスキーザックを保持していないことは常識的に理解できるので,位置情報が高低差と距離はGPSで確認していることと,天候の常態と積雪情報等の気候による体力の消耗は自ずと把握できる。 ツエルトザックと水分を遮断する装備と雪洞を設置する力量は携帯電話で把握できたことは明らかであり,二次災害を防止としているがサブザイルを200M程度準備すれば生命救助と手足の凍傷切断程度で済んだ事象と考えられる。 八甲田山の訓練は1500M級であるが吹き溜まりでのラッセルであり体力消耗と食事とのバランスで猛吹雪の中絶命者が出ている経験即に基づけば死亡の予測は2000M級の山で2度以上の低温となることでも常識である。 山岳救助と陸上自衛隊も駐屯して訓練をしている中,救助放棄したことで有事の際に生命を投げうって国民を守ると言及している状況は全く飲み込むことはできない。 防衛省(庁)組織と警察及び警視庁組織の実務は現実的にスキー客の生命を救っていないことで自己の命を賭して救出していないことで自衛隊の改憲をしても実態組織の体質がベクトルに反している。 全ての事象が支離滅裂であり整合性と矛盾の糸を解きほぐして整然とさせないと進捗しないし,米国等への資金供与と兵隊の派遣をする生命補完をする改憲をすることでバランスできる。 米国兵士は過去の争いで生命を落としアメリカンスナイパーのドキュメント映画の表現でも精神疲弊を及ぼし死亡する事例が少なくない実態を把握した日本の自衛隊組織の命を賭す覚悟を明確にさせる必要がある。 戦争中の中国・シベリア地区はマイナス40℃は常識として認識することが必要であり今回の生命の放棄判断は理不尽すぎる。 |