ボイラ熱効率と熱損失 | |||
燃料毎に揮発分(含有率)と灰分(残渣率)の調整がなされる設備のある場合,伝播速度は,4m/sec.~14m/sec.まで例示されている。 化石燃料を使用する場合,揮発分の含有量と灰になる分量によって電熱面積と発熱量等、入出熱法によるボイラー熱効率:燃料消費量(石炭の場合は褐炭),燃料高発熱量,漏洩炭量,漏洩炭発熱量,ボイラから出た蒸気の保有熱量,ボイラへ入って来る蒸気および給水の保有熱量,重油加熱器・SAH・バーナ噴射等に消費される熱量,主蒸気量,再熱器出口再熱蒸気量,再熱器入り口再熱蒸気量,節炭器入口再熱蒸気量,節炭器入口給水量,過熱器スプレ量,再熱器スプレ量,エゼクタ用蒸気量,補助蒸気量,各蒸気量&給水量&各スプレ量に対応する蒸気または水のエンタルピ等ファクタと熱損失法によるボイラ熱効率は以下のファクターで求められる。(basics design) 乾きガス損失,燃料中の水素分の燃焼による水分の蒸発熱損失,燃料中の水分の蒸発熱損失,空気中の湿分による熱損失,燃料の不完全燃焼による熱損失(CO生成による不完全燃焼熱損失,未燃分による熱損失,バーナからの噴射蒸気による熱損失,炉壁からの放射熱による損失,その他損失から求められると文献に記載される。 尚,ボイラ範囲を定義することとその他の考慮の示唆記述もあり,基本設計部門が事業者要求に従い設定する。 PS:超微粉炭化によるガス化用石炭millとバイオマス燃焼用ペレット化,高効率化のバイアス燃焼から高速燃焼への変遷,カーボンニュートラル化促進と吸着技術の確立,原子炉廃炉による永久保存管理と同様CO2吸着媒体を地下(北海道沖)に埋蔵保存するため試験中とされている。 引用文献:力発電必携昭和49年第二版抜粋,第八版は平成28年発行,第七版は平成19年であり,老巧化対象発電設備に適用可能(文献優先)。 |