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猛暑と鉄道レールの湾曲
 レールの規格コードは,E1101~E1104であり,フェライト鋼に分類可能で,北海道から九州まで同一製品ではなく寒暖による遷移温度に対する配慮がなされる。

 鋼管材料の熱膨張量を引用するとき,25℃を基盤に炭素鋼の示す熱膨張量の75℃近辺で0.6mm/m程度である。

 レールの最大長さが25メートルとして連続鋳造等で数メートルから12メートルの範囲も
製造される。

 雰囲気設計温度の設定を100℃としても0.9mm/m程度であるので,25mのレールでは単純に22.5mmが伸びる。

 百葉箱での計測値が41℃としての伸びは4.8mmであるので,実体温度制御を用いないと大きな差が出て湾曲の可能性は存在する。

 伸縮の両方を鑑みた設置設計値と公差の敷き設工事担当と検査員の採取記録によって検証可能である。