エピソード(´・-・。)

何時も詩を書いてくれてる今ちゃん、、
その詩を初めてみたのがあやのが中3の時・・。
「大切なあの時間」でした。
もちろん、その当時は題名など覚えていません。

ある日、あやのの部屋にいた時、
「この詩見てみて〜」って何か紙切れを見せてくれたような・・。
それを読んだ後 私は「ここ、ちょっとおかしくない?」なんて あやのに少し言ったら・・「細かいことはいいの・・!」って感じで、「すごくない・・?」って言っていました。
なんだか一生懸命見せてくれてたのです。
時の経過を感じて、ちょっと悲しい詩だな・・って思いました。

そのまま、この詩は忘れていたのですが、
高2の年になったある日、この詩を見る機会があり、あ・・っと思いました。
あやのが見せてくれた詩だ・・と。
あの時のあやのとのやり取りが、ちゃんと記憶に残っていました。
今読むと、なんとも意味深な思いが出てきて、
あの時、なぜあやのは この詩を私に見せたのかな・・って思ってしまいます。
忘れられない詩です・・


今ちゃん曰く・・
「構成ぐちゃぐちゃやけど・・」って言ってますが、すごいよね^^

あやのを感動させてくれたんだから!


3年生になって
靴箱が変わった
教室が変わった
クラスメイトが変わった
君は変わらない
ずっとあの時のまま
中学2年生の3月25日3時51分
僕の目から涙が落ちた時間
君が息をひきとった時間

いつも楽しいわけじゃなかった
いつも分かり合えたわけじゃなかった
いつも笑い合えたわけじゃなかった
けど
君は僕との約束を守らない事はなかった
僕も君との約束を守らない事はなかった

なのに
今日 僕は君との君は僕との約束を守らなかった
3月25日3時00分 君と僕は
『始業式、一緒に行こう。』
そう約束した

今日 いつもの曲がり角で君を待ってたけど
10分たっても君はこなかった
寝坊だと思った 寝坊だと思いたかった
けど
1時間たっても 2時間たっても 3時間たっても
君はこなかった
だから
僕は1人で学校へ行った
遅刻して
先生に怒られた
こんな簡単な約束を守れなかったのは
やっぱり…
これ以上は思い出したくなかった

放課後 君の名前を探した
1組の名簿表にも 2組の名簿表にも 3組の名簿表にも
君の名前はなかった

今 僕は家路を急ぐ
一人は寂しいから
君との日々を楽しい思い出にするために
僕の部屋にあるアルバムを見る
君と僕が赤ん坊の時からある
あのアルバムを見る
涙がでると思うけど 苦しいと思うけど
そうする事で何かが変わるから

そして

将来 僕は君の事を
笑いながら友達に恋人に話す
楽しかった思い出を話す
そうなるように
現実を受け入れて まっすぐ生きるよ
一生懸命生きるよ
命がどれだけ大切か
1人の人間がどれだけ大切か
それをみんなに伝えたい
君が教えてくれた事
それをみんなに伝えたい

今 僕の心はまだ
3月25日3時51分のつらいあの時間でいっぱいだけど
これから
つらいあの時間を
大切なあの時間に
変えていくよ
こうする事が 僕にとっても 君にとっても
一番いいから

大切なあの時間