あやのが入院中の時も　回復を願って　
みんなが　色紙に　寄せ書きを書いてくれていました

でも　そんな途中に　あやのは旅立ってしまいました
その　色紙が　あやのの元に届いたのは　お通夜の時でした
最後は　担任だった先生の言葉が添えられていました

その他のクラスメイトの言葉は　ほとんどが
頑張って・・という内容のものでした

みんなの願いは　叶わなかったけど・・
でも　　みんなの思いを　
あやのは　ちゃんと受け取ることができました

そして　その色紙を　大切に持って　旅立っていきました・・
今も・・これからも・・　ずっと　忘れずにいるでしょう・・

みんな　本当に　ありがとう・・

　　　　　　　　　　　3-1

アレカラ３ヵ月が過ぎた
あの頃を思い出すと　何もかもが懐かしい・・

昼休みのバレー　下手くそだったけど
みんなで　楽しめたよな・・
みんなで受けた授業　騒がしくして　
先生によく注意されたけど　楽しかった

修学旅行
１組だけ　違う場所・・
でも普段出来ない　体験できたし
みんなと　仲良くなれた

体育祭　初めて　男女で　意見対立した・・
でも！！
それがあったからこそ　３位になれてんな

文化祭
トーマスおったよな・・
劇の内容　ほんま重かった
でも　みんな　乗り切った・・

合唱コン
３年間で一番頑張った・・
正直あんなに　歌ったことはない
優秀賞ホンマ嬉しかったな

卒業式　
これが１組でやる最後の行事
泣いても　笑ってもこれが最後

3月13日・・
初めてみんな揃った
『全員揃って卒業！！」
目標達成できたな・・　全員揃ってよかった
先生泣かすことできた・・
うち等の為に泣いてくれた・・・

この１年間みんなでおれたことは　
大きな宝物

今　別々の道を選んで　お互い進んでいく・・
ここまで成長できたんは　絶対先生のおかげやで
５年後
また　前みたいに笑いあえたらいいなあ・・
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 あやの　

担任の先生が　卒業文集に　書き記した言葉の中に
こんな文章がありました・・

・・人に支えられ　今の自分がここに存在する事を　忘れてはならない
自分があるのは　自分以外の　誰かのおかげ
そう思って　これから生きていって欲しい・・

・・君たちが　成長した三年間　常に意識して言い続けた言葉がある
それは　「生きる」　だ
これから先　何があろうとも　とにかく　「生きる」んだ
辛いときも　悲しいときも　不安なときもある
時には　絶望感を　味わうこともあるだろう
でも　「生きる」んだ　
なぜなら　君たちの後ろには　君たちを支えてきた人々の　思いがあるんだ
君たちの成長を　心から喜んでいる人が　いるんだ
そのことを　忘れないで欲しい
そして　わたし自身も　君たちの思いを背中に背負い　これからも「生きる」

文乃は　この　「生きる」という言葉を　強く受け止めていました
この文章のままの思いを　自分の中で持っていたはずです

・・今　改めて　この言葉を読み返すと　
重く・・深く・・　心の中に入ってくるのです・・

あやのが大事にしていた　中学最後のクラス・・3の1
あやのはこのクラスが大すきでした
もちろん１年生も　２年生も　それぞれに　思い出はあったはず・・！

でも　特に３年生は　悩んで　笑って　泣いて・・
本当にいろいろあったからこそ　きっとあやのも少しは成長して・・
その時過ごした　このクラスのことが　忘れられずにいたと思います
そして　中学３年生という　この素晴らしい時を忘れられずにいました・・　　

今までめいわくたくさんかけて
ホンマごめんな・・・
みんなと過ごした時間は
　ホンマの宝物になりましたぁ～
ケンカしたことも　いっぱいあったケド　
そのコトすべてが
　meにとってかけがえのない
想い出になりました
今までありがと＾＾

あやの

～最後の色紙に書かれていた言葉です～