まず、お話をよく聞き、お仕事や家庭環境など、心理社会学的背景を探ります。その上で、検査を進め、治療に結びつけますが、治療は効果を理解していただき、相談しながらあなたに適切な方法を選びます。
鍼灸治療は、血行の改善、痛みの緩和、筋肉をほぐす、自律神経機能の改善、免疫力の向上・・・などに効果があります。
来院される患者さんの症状は様々です。
『整形的疾患・運動器疾患』
肩こり・腰痛・ヒザ痛・腱鞘炎・関節炎など
『内科・消化器疾患』
便秘・下痢・胃炎・食欲不振など
『産科・婦人科疾患』
冷え性・のぼせ・月経不順・更年期障害など
『神経系疾患』
めまい・不眠・頭痛・神経症・うつ・自律神経失調症・糖尿病後神経痛・座骨神経痛など
『循環器疾患』
高血圧・低血圧・動悸など
『耳鼻科・眼科疾患』
耳鳴り・メニエル病・疲れ目・眼精疲労など
他にも皮膚のかゆみ(アトピー)、歯痛、むくみ、なんとなくダルいという不定愁訴など、様々なお困りの症状について、お気軽にご相談ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
保険診療で行いますので診療案内をご覧になり、一度医師の診察を受けて頂いてから「東洋医学室」で温熱療法、施術を受けて頂きます。
継続して東洋医学室を受診される方は、保険治療で行っていますので、月に一回、医師の診察を受けて頂きます。
症状により治療期間は異なります。顔面神経痛や坐骨神経痛など毎日治療するとよいものや、ギックリ腰の急性期、治療を始めたばかりの患者さんでは、週に2〜3回の治療を行うと効果的です。
慢性化した症状や内科的な疾患では、週に2回程度で継続して治療されることをおすすめします。
45分くらいです。
温熱療法として『磁気加振式温熱治療器』『遠赤外線治療器』で身体を温めてから、鍼灸治療を行っていきます。
『磁気加振式温熱治療器』は、微振動により身体の深部まで温めて血液の循環を良くし、さらに磁気の作用により血液中のイオンを増加させて自律神経の働きを改善します。このように振動・温熱・磁気の3つの作用を同時に身体に与えることが出来るため、腰痛・肩こり・ヒザの痛みなど運動器疾患をはじめ、便秘や下痢、更年期障害、糖尿病などの自律神経系や内分泌系の疾患まで幅広い疾患の治療に用いられます。
鍼灸の施術に当たっては鍼灸師による脈診・施術を行っています。
痛みはほとんどありません。
使用する鍼は直径約0.2mmと肉眼で見えないほど細く、鍼を刺したときの痛みはほとんどありません。
薬と違って、身体の中に成分を入れるのではないため副作用はありません。
副作用ではありませんが、一時的にいろいろな症状(発熱する・汗をよくかく・吐き気・下痢など)が出てくる方もおられます。これを東洋医学では『瞑眩(めいげん)』と言って、これらの反応は身体の老廃物や余計な熱などを排出する機能が高まったもの(好転反応)として、むしろ効果の現れる証拠とされています。
好転反応に伴って、だるさを感じる方もいますが、一日もすると治まり、治療前よりも身体がすっきりしますので、安心してください。
円皮鍼は円形のテープの中央に鍼があり、テープで固定しています。3〜4日程で張り替えるのが理想的ですが一週間に一度来院する患者さんは、そのときに張り替えています。痛みやかゆみがあるときは我慢しないで外して結構です。
治療直後の入浴は、なるべく控えてください。2〜3時間後であれば問題ありません。
円皮鍼を貼ったまま入浴されても構いませんが、貼った部位をタオルなどで強く擦ると、テープがはがれて取れてしまうことがあります。取れてしまったときは鍼を見つけて捨ててください。はがれてしまった円皮鍼をまた貼ることはできません。
ストレスが原因で生じる様々な症状・お悩みの改善に、鍼灸治療はたいへん有効であるといわれています。
更年期障害に伴う自律神経失調症やめまい・動悸・肩こり・腰痛などの不定愁訴の治療法としても、鍼灸は適しています。
うつ病についても、心療内科のドクターと連携し、西洋医学的な診断・治療と東洋医学室での鍼灸・漢方を併用しての治療が効果的であると考えております。
慢性の疾患の場合、1〜2ヶ月ほど継続服用すると何らかの反応が現れます。半年以上服用しても変化がない場合は、漢方の処方と患者さんの体質が合っていない可能性が高いので、処方を変える必要があるでしょう。
漢方薬も薬ですので副作用はあります。まれに、体質によって胃腸症状やアレルギー症状などが出ることがあります。
一方、漢方薬が奏功する前に一過性の症状が出た場合は続けて飲むことをお勧めします。例えば、邪気を身体の中から追い出すために、一時的に吐き気・下痢などの症状が現れる場合があります。東洋医学ではこれを好転反応(身体がよい方へ向かっているしるし)であると考えますので、途中でやめることは避けてください。このような場合は自己判断せずに、必ず受診し医師の指示に従ってください。
これは西洋薬でも漢方薬でもやめてください。東洋医学では同じ病気や症状でも、その原因が違う場合には、生薬の種類や量が異なります。患者さん一人一人の体質や原因に合わせた漢方薬を処方しますので、他の人が飲んで良くなる漢方薬が、自分では悪化することもありますので、このようなことは避けてください。
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