金田式DCアンプはかなりの台数を製作していますが
真空管を使用したAMP(DAC)を製作するのは今回が初めてです。
WE等の入手難の真空管では無かった為
10本ですが購入出来ました。
6111 Raytheon 製です。

ただ購入したショップから急に 6111 が出てしまった為
疑問を抱いたオーナーから電話をもらいました。
一人で40〜50本まとめ買いをされた方が何人かいて
在庫が無くなってしまったそうです。

金田式DCアンプの事を説明しました。  

真空管をデバイスとして使用する為には
ヒ-ター電源が必要です。

左の写真はトロイダルトランスと24VReg ICを使用した
ヒーター用電源です。
ヒ-ターだけで 7、2W 消費しています。


とりあえず半導体DACの電源部を使用して
音出しを行いました。

Bill Evans が非常に良い!

AC電源でも結構良く 「なっている」 のですが
やはりバッテリーでドライブしてみようと
パナソニックのセルを使用した電源を製作しました。

DAC本体と ヒーター電源 バッテリ-電源 を組み合わせた状態です。

アナログ基板は新しく製作していますがケースを含む本体は
使用しなくなった半導体DACを改造しています。


試聴中です。

前回製作した バッテリードライブ半導体DAC と比較すると
半導体DACも悪くありません。
真空管DACは良い意味で
真空管による 「色付け」 を感じます。

しかし真空管DACで
聴く Together Again はすごい
Bill Evans が Tony Bennett  に負けている、、、


2011年11月

Jitter Cleaner の追加  2012年2月

Jitter Cleaner基板 を取り付けた 半導体DAC の
「音質」が思いの他 良くなったので
真空管DAC にも基板を製作し取り付けました。


Jitter Cleaner用の 3.3V Reg と Jitter Cleaner基板 を
取り付けた状態です。


当初 Jitter Cleaner基板 もバッテリ−ドライブを行いましたが
消費電流がRegと合わせると200mA以上有り
5800mAhのバッテリ−がCDを5〜6枚聴くだけで 0.2V近く低下します。
バッテリ−を2個ケ−スに入れ交互に使用する事も考えたのですが
さすがに使い勝手が悪い為トランスに変更しました。

左のケ-スには新しく購入した ヒ−タ−用電源トランス
Jitter Cleaner用電源トランス 及び 整流回路 を組み込みました。

Jitter Cleaner取り付け後の音質ですが
非常に 「音」 が静かです。
うるさく無くとても自然に聴こえます。
良い 「基板」 を頒布して頂きました。

金田式AMPフリーク な方は結構多いと思いますが
製作された DAC に取り付ける事をお勧め致します。
初期のDACが蘇ります。 ←ちょっとオーバーかな?


古い録音のCDですが
 helen merrill が益々良いです!

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