◆慶應の通信課程から通学課程への編入について(執筆07年9/1) *BBSでもよくこの手の書き込みがあります。でも、「塾生ガイド」というガイドブックには「通信課程入学後1年間で32単位以上を、優秀な成績(つまり評価「A」を指すのでしょう)で修得することなど(詳細は省略、学部ごとに違うそうです。) >> こうした単位以外に成績優秀で、かつ夜間スクーリングや夏期スクーリングに出席不可能な方、その他、卒論指導を受けていることというのがあります。 これはわかりやすく言えば、慶應通信の科目をかなり修得しており、卒論のテーマもはっきりしている人ということなので、普通入学(高卒)の方なら3・4年目ぐらい、学士入学者なら2・3年目ということです。 実質、かなり困難な条件ですよ。 慶應通信のレポート、テストの難易度はかなり高いですから。 >> >> 試験も難易度が高いそうです。普通に「入学試験」を受けた方が通りやすいそうですよ。 また、その条件となる通信課程での「優」評価を得ることは、慶應の場合、並大抵ではありません。受験用の偏差値学力とは次元の違う思考力、文章力を要求されますから。 >> *こうした編入試験は、通学課程の方用のものと考えた方がよいかと思います。 通信課程のレポートの難易度は、科目によっては非常に高く、単位認定試験も事実上範囲なしで出題されますから、評価「A」は一つ取るのも並大抵ではありません。 (僕もテキスト科目28個中7個で、25%。スクーリング科目10科目中3個で30%の勝率です。 これは4年間掛けてのの数値です。1年間の短期決戦の数値ではありません。 無論、正規の被雇用者として働きながらですから、これでもよく頑張った方ですが。) 重ねて書きますが、入試を受けて、通学課程に進む方が楽だと思います。 但し、慶應を通信課程でも卒業して塾員になられたら、再度、通学課程に編入するのは比較的楽だという噂は聞いたことがありますが。 ◆慶應の卒業試験(口頭試問)について(07年10月7日) 以下の文は、07年9月21日前後に書いたものです。 >>今日、というか、正確には昨日21日ですが、無事、卒業試験(口頭試問)が終わりました。 ゼミの先生が予告されていた通りに、卒論に関する質問が副査の方から成される形式でした。 まず最初に、自分の卒論の概略を卒論の中身を知らない副査の方にも分かるように5分ほどで説明して下さい、とゼミの先生から指示されて始まりました。 でも、僕のはとても5分では言えないので、端折っても13分ほど掛かってしまいました。(無論、論文の図像をふんだんに使いました。) その後、「日本的」と判断できる論拠は何ですか、と鋭い突っ込みが成されて、一所懸命にそれに応対していると、ちょうど30分が経過して終わりました。>> >>僕もこの9月に卒業試問を受けますが、 ゼミの担当の教官の話から推測すると、わがゼミでは卒論の内容に関してと、今後の(卒論で行った研究の)方向性、院に行くかとか、どう発展させるかとかいった簡単なものだそうです。 副査の方も厳しくない方を選びますとおしゃられてました。 他の過去の卒業者から聞いた話では、国文学系では、○○○という本を知っているかね?といった質問を、その道の権威の方、ゼミ担当の方の恩師筋が副査として出ばって来て、チクチク虐められたそうです。 ちなみにその方は某難関国立大学を出られたとても優秀な方だったので、その教授がひがんだのかとも僕は思っています。>> ◆慶應の単位取得の始め方について(07年10月7日) 先ずは難易度からいて、外国語(英語)の単位の修得を最優先にすべきかと思います。 また、この外国語の修得が卒論指導の申請条件にもなっていますから、その意味でもぜひ取りかかるべきものです。 ただ英語の学習から離れて何年も経った社会人の方は、まず高校英語の復習から始めなければならないと思いますので、実際に受講しだしてからよりも、その前からの準備が必要でしょうね。 ちなみに僕の場合、初めて受けた科目試験は入学した年の直近の2003年8月に2科目。 科目は「日本史概説1」でA評価、「史学概論」でC評価でした。 「英語2」は2004年1月に初めて受けてC評価で合格に始まり、2004年4月に「英語3」がC評価でした。 「英語2」は精神的にとても辛い時期でほとんど勉強してませんでしたので、よく取れた方です。 「英語3」も落ちるつもりでどんな問題か知ろうと、初回受験で通りましたから、儲けものでした。 (難しい科目は、レポートさえ受け付けてもらえれば、不合格でも受験できますから、どんどん受けて出題傾向を体得することが大切だと思います。) また、英語はテキスト以外の基礎力アップのための参考書で受験の半年前ぐらいから単語を覚えたり、文法を研究したりしました。 放送英語を除く最後の「英語7」は初回が、この「3」と同じ2004年4月で、以後、2004年7月の2度目もD評価で不合格。3度目の2005年1月にB評価でやっと合格しました。初回受験から10ヶ月後、英語受験開始からちょうど1年掛かったわけです。 僕の気持ちでは、受験期間中、ずっと英語の勉強をどこかで続けているので、気が休まらないプレッシャーを感じてました。 特に2度目の受験際には、書けた!悪くてもC評価合格かという感触だったので、落ちたときはショックでした。かなりシビアで正確な和訳が必要だと感じました。 この外国語受験では、何度もチャレンジしていれば、いずれ合格するとはいうものの、その間、1年かそこら、その時間帯の別科目がレポートが合格していても受験できないわけで、スケジュール的には大きなロスになります。 慶應通信の最大の壁は英語だ!といわれる所以はこの辺りにもあるかなと個人的には思っています。 以下、BBSからの引用です。 >>英語はもしレポート免除でなければ、まずレポートを書くことから。 そして、何よりどの英語科目を取るか考えましょう。 試験の傾向は次の通りです。 英語1は、ひたすら暗記が必要です。 英語2はテキスト覚えただけで一発合格できる、一番やりやすい科目です。 英語3は時事問題等もでますが、それぞれの短編をちゃんと筋の把握ができれば通ります。やや難しいですが。 英語7は僕個人は一番難しかったです。採点シビアで、勉強して合格と思ったのに最初、何度も落ちました。 >> >>ただ英語の勉強法はいろいろやりました。 何せ通学制の大学は大昔に卒業しましたので、すっかり英語とは無縁な生活でしたから。 いろいろやりすぎて、どれがよかったか一口では言えませんが、 【単語/熟語】 『英単語が面白いほど記憶できる法』(池田和弘著)という本のCDを聞きまくりました。 また、『語源とイラストで一気に覚える英単語』シリーズの本を読みながら単語・熟語を覚えました。 【文法】 ほんといろいろやったのですが、効果があったと思われるものを紹介します。 まずは『びっくり英読法』(神戸康弘著)の本を精読。 次に『英語がスラスラわかるようになる魔法の本』(池田和弘著)も精読。 次に大西泰斗さんの著作『ネイティブスピーカーの…』シリーズをやその他の本を勉強中に、英語がすべて合格してしまいました。 無論、これらは直接、英語の科目に役立った訳ではありませんが、 慶應の英語は、放送英語も含めて、ある程度、力がないと、付け焼き刃では全く通らないと思っています。 ですので、僕には一見、こんな回りくどい勉強と、直接テキストで対策を練ることと両面対策が必要でした。 もともと、英語が出来る方はこんな勉強、不必要ですよね。>> ◆慶應のペンマーク入り卒論について(07年10月7日) 慶應のペンマーク入りの卒論にすることができます。 大学近くの印刷屋さんでもできるみたいなんですが、僕は生協に申し込みました。 値段も5・6千円ほどで格安です。 大学に提出する分は、丸善の自作キット(2千円ほど)を使って自分で製本しました。 (工作好きなので、すぐ作ってみたくなるんです。) その製本を慶應の生協に申し込む際は、直接、訪ねてお金を前もって支払っておけば、後は郵送で完成原稿を送れば、郵送で送り返してくれます。 仕上がりは、とてもカッコイイので、ぜひぜひそうした方がよいですよ! |