「ドローイング音楽家2」.jpg   2002 年
F8号(45.5X37.9cm)
紙に鉛筆・水彩

     これは、音楽を形にしたらどうなるのだろうなどと考えて、また一人で二つの楽器弾けたら
楽しいよねなどと安易な発想で描いちゃいました。
 やっぱり根が文学部(通学卒業が)なんでどうしても、理屈から入っちゃいます。この傾向は最後まで変わらず、卒制の時も、イメージを理屈で説明しがちで、意味ではなく、視覚的効果でと芸大の先生に指摘されていました。この手の自由デッサンならまだしも絶対通らなければならない100号の大作では、なかなか理性は捨てられず、苦労しました。

 「芸術は、爆発だ。」の岡本太郎路線は、究極、先生の指示や卒制の束縛など最初から無視しなければならない訳で、教えてもらうの大好きな小市民な自分にはできませんでした。
卒業して2年立ちましたから、ほんと、そろそろ自由な気分で描き始めるべきなんでしょうが…なかなか一度切れたモチベーションは再開するのは難しい。
 
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